白河小峰城
 さて、城内に入り石垣の所にある段を上っていく。いわゆる天守である三段櫓は、受付のおばさんによると入館無料とのことなので、ありがたく見学させてもらうことにした。
 靴を脱いで中に入ると、見学コースに沿って城についての解説が展示されている。木造復元なので、なかなか雰囲気があり、江戸時代の気分を味わえるものだった。
 見学後、保守費用の募金箱にお金を入れ、受付のおばさんに挨拶した。神奈川県から鈍行を乗り継いで来たというと歓迎されて、しばらく旅の話で盛り上がる。おばさんも一人旅が好きで色々と出かけているとのことであった。
 まだ電車の時間まで余裕があるので周囲を見学。石垣が随分と立派だけれど、震災で崩れてしまったそうで、現在も補修工事中である。工事のフェンスに城の歴史についての解説が色々と書かれてあるので読みながら歩いた。石垣の補修が終わったら、また訪れたい所である。

 白河駅は駅カフェもあり、駅舎外のトイレもとても洒落た綺麗なもので、観光客へのおもてしを感じる町だった。少し足を延ばすと奥州街道の関所跡もあり、見どころのある町なのである。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 STANDARD PRIME (135判換算47mm F1.9)
2017.02.11 Sat l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top
白河小峰城
 東北本線の電車を乗り継ぎ、やってきたのは白河駅。地元の駅を出発してから四時間くらい経過しているが、新幹線なら東京から一時間くらいの距離である。それでも、東海道本線と東北本線が直通運転をするようになったので、栃木県や福島県に鈍行で行くのは便利になった。
 空は青空で、思ったよりも寒くはない。駅前を左に行くとすぐに線路をくぐる通路があり、そこをくぐっていく。観光客が歩くことを考慮してか、広々とした通路で暗さはない。壁には白河の歴史などが書かれた説明版も掲示されている。
 線路をくぐり終わると、すぐそこは城の入口だ。天守が見えている。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 STANDARD PRIME (135判換算47mm F1.9)
2017.02.06 Mon l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (2) トラックバック (0) l top
鉢形歴史館
 青春18きっぷを使い、友人と一緒に八高線に乗ってやってきたのは、埼玉県の寄居駅。先日、秩父鉄道で通ったところである。今回は寄居駅から徒歩20分ほどの所にある鉢形城に行く。鉢形城は昨年の春に訪問しているが、友人は初めてである。寄居駅に降りること自体も既に数回目な私が案内役になり、冬晴れの空の下を歩き始めた。

 前回は荒川を渡ってすぐの所にある笹曲輪から城址に入った。このルートだとすぐ本丸跡に入ってしまう。つまり城の出入口としては逆なので、今回はまっすぐ歩いて大手口を目指す。道は城の敷地を貫いているので、おのずと三の丸、二の丸を通ることになった。そのまま屋敷跡、復元された門などを見て回る。
 大手口近くの巨大な空堀。そして、八高線の線路が城の敷地を横切り、そこに踏み切りもあること。そんなポイントを案内しながら歩く。
 そして、前回は休館日で入れなかった「鉢形城歴史館」に向かった。入口には冠木門を模した演出がされている。建物は普通の鉄筋である。受付で入館料を支払い、中に入る。資料本も販売しているので帰りに買う事にする。
 館内の入口には城門を模した木の門が建つ。この歴史館の見どころは何といっても、「鉢形城のジオラマ」である。戦国時代の城は天守閣など基本的にない。戦うこと、守ることを目的にしているため、敷地内にある建物は屋敷や櫓である。とても広い鉢形城。どこにどんな建物が建っていたのか?空堀と建物の位置関係はどうなっていたのか?城下町はどこにあったのか?などが、わかりやすく再現されているジオラマである。
 しかも、ジオラマの前にある説明モニターの映像から流れてくる説明に合わせて、該当箇所が光る仕掛けまで備えている。すごいジオラマなのである。私たちは動画を見ながら、そんな仕掛けに感心しながら、鉢形城のスケールの大きさを味わった。
 鉢形城は、その広い空間を冬の景色と色で、不思議な旅情めいた感情を感じさせてくれた。冬枯れの広い原っぱって良いものである。ここが戦国時代は戦場になったことがあるとは信じがたいほど、冬の田舎の風景がのどかに広がっていたのだ。

 私たちは少し暑くなった身を、橋の近くにあるコンビニで買った缶ビールで冷やし、八高線で八王子を目指した。途中下車して飲み屋を探す。八王子駅から徒歩10分ほどのところに、地酒の充実した店があったので入り、全国の地酒を味わった。
 鉢形城は関東の覇者である小田原北条家の北武蔵の拠点。八王子は西武蔵の拠点。鉢形城の城主北条氏那、八王子城の城主北条氏照は兄弟である。
(RICOH GR)
2017.02.04 Sat l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top
浄真寺
 城址には色んな形がある。公園になっていたり、学校になっていたりするものが多いけれど、お寺が城址という場所がある。今回は東京都世田谷区の奥沢にある浄真寺に行ってきた。
 東急大井町線の九品仏(くほんぶつ)駅で降りる。手前は自由が丘駅で賑わっているが、こちらは静かな高級住宅街といった風情だ。九品仏駅はホームが短いため先頭車両のドアは開かないとアナウンスがあり、私は慌てて二両目に移動して降りた。島式ホームの端に改札があり、駅を出て南北どちらに向かうにしても踏切を渡らないと行けない造りになっている。
 駅からすぐの所に参道があり、やがて門が現れる。境内は広く、駅名になっている九品仏は本堂の向いにある3つの阿弥陀堂に3体ずつある阿弥陀如来像である。
 この大きなお寺は、かつて奥沢城であった。世田谷城の城主である吉良氏によって築かれた世田谷城の出城であり、大平氏が城主を務めた。境内の周囲には土塁が残り、堀の跡と思われるような小道もある。参拝後、お寺のまわりを歩いてみたが、お寺のある位置が台地の上であることがわかった。急な坂道はないが、昔はもっと勾配があったのかもしれない。
 現在はあくまで城址というより、お寺として周囲の街並みと共に景観が構成されているけれど、かつての景色を想像しながら歩いてた。
浄真寺について
奥沢城
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 STANDARD PRIME ※135換算47mm F1.9)
2016.11.16 Wed l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top
鉢形城
 秩父曲輪から大手口に出る。近くには諏訪神社があり、その横をJR八高線の線路が通っている。鉢形城はとても広い城なので城内に鉄道や道路が通っているのだ。
 巨大な空堀には花がたくさん咲いている。城の外周にあたる所に出て歴史資料館に向かった。ここには鉢形城の復元ジオラマがあるそうである。曲輪の上にどんな建物が建っていたのか?それを想像しながら歩くのが戦国城址の楽しさであるけれど、こうしてシオラマにしてもらえるとイメージが湧きやすい。しかし、入口まで来て本日休館日と知る。毎週月曜日は休みらしい。
 気を取り直して再び大手口のほうに戻り、先ほど歩いてきた区画とは道路を挟んで向こう側となっていた区画を歩く。ここは深沢川という川幅は小さいが渓谷を形成している川が流れており、この深沢川が城の内堀の役目を果たしていた。深沢川の近くには高い土塁もある。先ほど歩いてきた曲輪はいずれも広い芝生になっていて、それだけ多くの戦力を置いておける事が出来たと想像させるものであったが、こちらは天然の川と高い土塁で攻められにくさを築いている訳だ。
 少し先は植物公園のようになっていて、少し城址の雰囲気は損なわれているが、こうして一周してくると鉢形城の規模がよくわかった。ちなみに、笹曲輪に戻ってくるまでの所要時間は約二時間だった。
 戦国時代初期には長尾景春が拠点として、戦国時代中期以降は北条家の西武蔵の拠点として北条氏邦の居城となった鉢形城。現在はとにかく芝生が広い城址だが、あちこち興味深い遺構があり、充分に戦国時代の城の雰囲気を今に伝えていた。歴史資料館に入れなかったこともあり、そう遠くないうちにまた足を運びそうである。
※鉢形城について詳しいサイト
(FUJI FILM X100)
2016.05.24 Tue l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top