葛西
 先月、縁あって初めてモデル撮影会というものに行ってきた。以前から人物撮影をやってみたいと思っていたし、それに適したレンズも持っている。しかし、なかなか機会がなかった。いわゆる「個撮」と呼ばれる一対一の撮影会は参加料が高く、軽い気持ちで行ける金額ではないし、複数人数で撮るいわゆる「囲み」は思ったような構図で撮るのが難しそうで、要するに積極的に足が向かうきっかけがないまま年月が経った。
 今回、友人のお誘いもあって、「囲み」にカテゴライズされる撮影会に行ってきたのだけれど、想像よりも遥かに平和で、参加していた人達もマナーよく、とても撮影しやすい環境だった。
 今回撮らせていただいた方は撮影モデルをするのは初めてという方で、表情も初々しく、撮った写真を見返してみても商業フォト的な演出っぽさは少なく感じられる写真になったなと思えるものになった。場所が木の多い公園で、しかもその日の天気は午前くもりで午後は晴れという天気だったので、光のつかみ方が難しく勉強になった。
 被写体としての人物撮影というものは、立体的な造形ゆえに影が出来やすく、それをいかに上手く処理するかがポイントになるのだという事が身をもってよくわかった。立体的だからピントを合わせるのも難しい。日頃は中望遠レンズで細かいピント合わせをする機会が少ないので撮り方が雑になるのか、午前中に撮った写真は微妙にピントがずれているものが多かった。これは再生画面拡大を頻繁に行なって確認をしながら撮るのはリズムが悪くなるので、結局は撮る際にしっかり合わせていくしかないのだという結論に至った。「ポートレートはMFが基本」というプロのセオリーを、自らの失敗で実感した。
 公園という場所柄、木々や海を背景に生かしつつ、モデルさんの優しい表情を撮りたいと思いながらシャッターを切っているうちに、気づけば時間になっていた。人を撮るというのはなかなか面白く、撮影技術を磨く上でとてもタメになることも多かった。また機会があれば人を撮ってみたいと思ったでありました。
 写真は、帰りに見かけた猫です。暖かな日差しにまどろんでいました。
(SONY α700 LENS:MINOLTA AF 100mm F2)
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2015.01.03 Sat l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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