曙町
 少しずつ建物の風景も変わりつつある黄金町。以前見かけた古い飲食店も姿を消し建て替えられた。町は再開発の波に飲まれて20世紀の景色を消しつつある。路地に残る古旅館と古アパートもいつまで残っている事だろう。
 黄金町を散策した私達は、国道16号線を渡り、横浜橋商店街に向かった。ここはいつも賑わっている。この日も人通りが多い。商店街を少し入った先で左折して路地に入ると、裏道なのに道路の真ん中に木が植えてある道に出る。ここが永楽町から真金町にまたがる永真遊郭の跡である。跡というだけで今はマンションが並び、これといった建物もなく、かつてここに遊郭があったのだという歴史を噛み締め歩くだけである。
 再び国道に出てみる。このあたりもかつて赤線があったという。今は風俗店が国道と脇道に並んでいて、風情のかけらもない通りである。裏道のほうが古い建物が残っていそうなので歩く道を変える。店先にスタッフが立っていたりするので、トラブル防止のためカメラはバッグにしまいこむ。
 裏道も風俗店が点在していて、収穫は無しかと残念に思いながら歩いていると、一軒のスナックの造りが完全にカフェー建築である事を発見する。木造旅館風の二階を備えたその建物。角はカラータイルがはめこんであり、和風の建物に洋風の窓と、かつての面影をよく残している。写真を何枚か撮り、「この建物を見られたからよし」と私達は曙町をあとにした。周辺には他にもそれらしきレトロ物件はあったが、全体的にはイマドキの風俗街な町という印象の曙町であった。
(RICOH GR DIGITAL)
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2014.11.05 Wed l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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