安房口神社
 公園のそばの森は、どうやら私の探している森ではないようなので軽く休憩したあと退散した。近くにバスが折り返している空き地があった。三浦半島はかなり人口の少ない地域にもバスが走っているけれど、吉井にやってくる路線バスはなかった筈である。その折り返し所は「湘南山手」バス停だった。
 湘南山手というニュータウンが現在の吉井の姿なのだ。見渡すと、あたり一帯は分譲住宅だらけで、以前は山の中の一本道といった風景だったものが、今では縦横に細かく道が出来ている。バスは京急久里浜駅から10分くらいから15分くらいおきにやってくる。どのバスも結構乗っている。
 私はなんだか寂しい気持ちになり、もう帰ろうと一旦思ったが、気を取り直して歩き始めた。今の吉井(町名は湘南山手にはならず吉井のままで、番地だけだったものが○丁目が新たに付いている)をじっくり見てみようと思った。トトロの森の今の風景も見なくてはいけない。
 バスの走っている道、つまり湘南山手のメイン道路を下っていくと安房口神社前というバス停に着いた。ここだ!自分の記憶が甦ってきた。森の中の神社である。
 安房口神社はその名が示すように千葉県の安房(房総半島)から運んできた石を祀っている神社だ。鳥居をくぐり、森の中の参道を歩き始めると参拝帰りの男性から挨拶を受けた。犬の散歩をしている人もいる。いずれもラフな格好なので、きっと湘南山手の住人なのだろう。人が増えたので参拝する人が増えたという事なのだ。
 記憶の中の風景からは大きく変わってしまったけれど、トトロの森は健在だった。そして、そこだけはずっと「吉井」なんだなと思った。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E PZ16-50mm F3.5-5.6 OSS)
安房口神社 公式ホームページ
http://kanoujinja.p1.bindsite.jp/pg1003.html
スポンサーサイト
2014.06.22 Sun l 横須賀東部(浦賀久里浜方面) l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/845-4a21d48b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)