田戸台
 真夏を思わせる暑い休日の午前、京急の県立大学駅に降りた。横須賀中央駅の隣にあるこの駅は各駅停車の電車が停まるだけの小さな駅だが、町撮りスナップをする者にとってはなかなか興味深い町である。
 この駅は2004年までは「京急安浦」という駅名だった。安浦はこの辺りの町名だから駅名としては適切な命名だったのだけれど、15年ほど前から始まった海側の埋め立て及び開発で、新しい住民が増えたのを機に改称された。「安浦」は赤線の町として知られていたので、それを負のイメージとしたのかもしれない。埋立地の町名は「平成町」という味気ないものであるから駅名に付けるのは躊躇われたのか、その埋立地に大学が出来た事を受けた駅名になったのだろう。
 15年前から比較すると乗降客数が倍になっているから、駅としては発展著しく、駅舎も2005年に改築されるなど様変わりしてきているけれど、安浦の町の風景はこの10年であまり変わっておらず、県立大学駅は昭和と平成の二つの町の最寄駅といった風情がある。
 今回は、そんな二つの町が並ぶ海側のほうではなく、山側に向かう。改札口は一箇所しかないので、一旦は海側に出たあとガードをくぐる。そこは既に坂道になっていて、小さな切通しのような風景だった。この先に安浦とは別の昭和がある。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E PZ16-50mm F3.5-5.6 OSS)
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2014.06.08 Sun l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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