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江差
 私がよく拝見させていただいているブログで、ブロガーさんが「旅カメラ」をテーマに記事を書いていた。これはなかなか興味深いテーマなので、自分もその事について色々と考えてみた。

 私は旅が好きで、あちこちに出かけているうちに先日JR線の全線に乗り終えるというアホな事を達成した(厳密に言うと、休止中の三重県にある名松線の家城~伊勢奥津間が復旧する事になったので、復旧後にその区間を乗って完全記録となる)。私の旅は鉄道や路線バスに乗っていろんな町や村、そこに付随する観光地を歩いたり、スポーツ観戦をしたり、美味しい食べ物や酒を味わうという旅なので、常に自分の荷物と一緒に移動している。「その日はこの町で長時間滞在」というパターンならコインロッカーに荷物を預けたりもするが、基本は荷物が一緒なので出来るかぎり持ち物は少なくしたい。なのでカメラも軽いものを使う事が多い。
 フィルムカメラの時代は、以前このブログでも取り上げたミノルタマックテレを旅カメラとして愛用していた。ある時期からカメラが趣味になり一眼レフも所有するようになったが、一眼レフを旅に持っていったのは、出発前にマックテレが見つからなくてやむを得ずキヤノンEOS630を持ち出した時と、ミノルタα-SweetⅡを南東北の旅と四国の旅に持っていった事がある程度。あとは「写真を撮る目的」で北海道の函館、小樽、空知、室蘭を回る旅をした時にα-507siを持っていったくらいだ。

 デジタルカメラの時代になってからは専らコンデジが旅カメラで、スナップ用と車窓などを気軽に撮る用の二台体制を基本としている。私は先日、JRの「三連休乗車券」という切符を使って北海道の江差と北東北を旅したが、その旅でメインカメラに選んだのはリコーのキャプリオGX100だった。

 写真家丹野清志さんの著書「レンジファインダーカメラのすすめ」に、「旅に出るライツミノルタCL」というエッセイが載っている。ライツミノルタCLやミノルタCLEはコンパクトなライカマウントのカメラだから、その軽快さが旅で町を撮るリズムに繋がるという話は大いに惹かれた。
 デジタルの時代に当てはめるのなら、CLやCLEのようなカメラはマイクロフォーサーズやNEXという事になるのだろう。EVFが付いているモデルが特に良い。撮影をする瞬間、その風景は自分だけのものになったような気分になれる気がする。或いはレンズ交換をしない前提で行くならフジのX100も良さげだ。城下町、北前船の港町、宿場町などのような古い町に合いそうなカメラは、アナログ感を操作性に残すデジカメは相応しい。

 今回の私の旅は、北前船の港町北海道の江差に泊まり、昭和の町並みの面影の残る漁港町青森県八戸に泊まった。ローカル線での移動になるので、その気分に合っているカメラを所有の中から選んだ結果、GX100になった。外付けとはいえEVFがあり、広角が使えて、高感度はノイズが乗る(これは弱点だけれど、あえてそういう写真をこの町で撮ってみたかった)。
 実際にGX100を使ってみて、このカメラは旅カメラとして楽しく使え、実用度もそれなりにある事もわかった。それと同時に、旅カメラには決定版はない、その場所に合ったカメラを選んで使っていく楽しみが旅カメラの面白さだとも思った。結論は出ていないように思えて、これがデジタル時代の旅カメラスタイルだと思う。それだけ選択の幅が広い時代だとも言えるのだ。

(写真は北海道江差の港。カメラはRICOH Caplio GX100)
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2013.11.10 Sun l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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