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片浦
 春に念願のコニカのデジカメを手に入れた時に東海道線に乗って根府川に行った。ここは根府川という町がある訳ではなく川の名前が駅名になっていて、駅付近は片浦という町なのだと歩いていて知った。
 いつもは駅の南側の根府川の流れているほうにばかり行くので、この日は逆に北側を歩いてみた。すると道案内に「旧片浦中学」という案内板があった。「旧」という文字に廃墟的なものを期待して、ワクワクしながら相模灘を見下ろすミカン畑の小道を歩いた。
 やってきた「旧片浦中学」はちゃんと校門があり、そこには「小田原市立片浦中学校」と書かれてある。校庭に人がいるし、校舎も綺麗だ。ここは「旧」ではく「現」なのではないかと、付近を改めて散策したけれど小学校があっただけで、やはりここが「旧」らしい。
 廃墟的なものを期待してきた自分は少々がっかりしたけれど、とりあえず学校のまわりを一周してみる事にした。学校を囲むようにゆるやかな坂道があり、そこから校舎がよく見えた。それを眺めていると、今にも生徒たちの笑い声が聞こえてきそうで、でもどこか時空が止まっているような眺め。そんな光景を感じとってから、ようやくここが「旧」なのだという実感が湧いてきた。
 帰宅後、ネットで調べていたら、この旧片浦中学校は地元の人々によって整備されて活用されている事がわかった。学校は廃校になったけれど、いつまでも人々が集う場所であり続けてほしいという願いの詰まった空間。廃墟にならなくて良かったと、卒業生ではない自分も嬉しく思うのでした。
(KONICA KD-310Z)
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2013.10.30 Wed l 小田原 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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