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 私は現在デジタル一眼レフに関してはペンタックスKマウントをメインに使っている。K10Dがメインで、スナップ用にK-01という布陣だ。
 次に欲しいKマウント機はK-5Ⅱsあたりだけれど、そういう最新の機種とは違う方向性で欲しい機種があった。それが「*ist D(イスト・ディー)」だった。初めにこの機種が気になったのは、このカメラにM42マウントのレンズを付けて撮っていた人の写真がとても良く、その色合いに惹かれた事が理由だった。夕暮れ時の光をとても柔らかく繊細に写せるカメラという印象を持ったのだ。
 しかし、なんと言ってもこのカメラはペンタックス初のデジタル一眼レフだからもはや古い。ちょうど10年前の機種になる。私は三年くらい前からこのカメラが気になっているのだけれど、中古市場では珍しいカメラになりつつあり縁がないまま時は過ぎた。
 その間、このカメラに対する知識は増えていった。フィルム一眼レフのMZシリーズを思わせる小さいボディながら、プリズムファインダーでピントが合わせやすい事。シャッターやミラーボックスはフィルム一眼レフのパーツ(つまりフルサイズという事だ)を使っているためシャッター音がいまどきのデジイチの軽い音とは違って心地よい金属音である事。M42レンズを付けた時にKシリーズよりも自動露出が安定している事など、いわゆるマニュアル操作派を魅了するカメラであると知ったのだ。
 このカメラが店頭に並んでいた時代は私はまだ一眼レフはフィルム派だったので、基本的には店頭で一通りのカメラを触るカメラ好きでありながら触った事がなかった。デジタル一眼レフに興味がなかったのだ。自分にとって未知の存在であったこのカメラ。ようやく触る事が出来たのは今年の冬、新宿のマップカメラの展示コーナーにあったデモ機であった。想像以上にファインダーが見やすく、シャッター音はかっこ良かった。つまり「撮っていて楽しい気分になる」カメラであった。
 縁というのは不思議なもので、それから一ヶ月も経ったかどうかという頃、ネットオークションでこのカメラのとても良いものを見つけた。箱も付属品も完備である。届いたカメラは底面に少しスリ傷がある程度の美品。総シャッター数も6,000回を少し超えた程度。大当たりがやってきた。

 こうして手元にやってきた*ist Dは、ペンタックスらしさ溢れる使い勝手の良さもあって、実際にも「撮っていて楽しい」カメラだった。ただ、新たな悩みも発生した。この愛すべきクラシックデジカメを活かすための使い道。今のところ有力案は古いKマウントレンズで遊ぶため用かなと思っている。でも、敢えてイマドキのデジタル専用レンズで遊ぶアンバランスも捨てがたいけれど。
 そう遠くない将来、FAリミテッドを付けてみたいなどと妄想する今日この頃である。
(撮影地 鶴見線国道駅:撮影機材 iPhone4)
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2013.05.02 Thu l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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