港町駅
 京急大師線の港町駅が改装されて綺麗になった。改札の横には美空ひばりさんの写真と手形を入れた記念レリーフが置かれる事になった。そのレリーフには「港町十三番地」の歌詞が掲載されている。ここ港町駅の裏には日本コロムビアの工場があった。ひばりさんは日本コロムビアレコード所属の看板歌手だったのだ。歌のタイトルの「港町」は「みなとまち」で、駅名の読みは「みなとちよう」だけれど、それは別にこだわる部分ではない。かつてここにあった工場と、偉大な歌手の記憶をずっと残すためのものなのだから。
 私が写真を撮っていると、レリーフをじっと見つめているおじさんがいた。真ん中のスピーカーの横にあるボタンを押すとひばりさんの歌が流れる仕組みになっているのだけれど、おじさんは通る人々に聴いてほしいとでも言いたい感じでボタンを押し、懐かしそうな表情を浮かべて聴き入っている。
 曲が終わると写真を撮っていた私のそばにやってきて、「歌が流れてくるんだよ」と嬉しそうにつぶやいた。いい音楽はずっとこうやって人々に聴き継がれてほしいと、私は強く願いながらおじさんの笑顔に頷いていた。

(京急は主要駅の電車到着の音楽を、その土地にちなんだ曲にしているけれど、このレリーフ完成にあわせて港町駅は港町十三番地になった)
京急ご当地駅メロディについての解説記事
http://pochi1226.way-nifty.com/driver/2008/11/melody16-c34d.html

(SONY α200 LENS:MINOLTA 50mm F1.4)
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2013.03.22 Fri l 川崎南部・鶴見 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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