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結城
 土浦から常磐線で友部に出て、水戸線に乗り換えた。目指すは結城である。結城で降りるのは初めてだ。
 左窓に筑波山を眺めながら、午後の暖かな陽に包まれた結城駅に着いた。ロータリーは大きいが駅前から延びる道路は細く、商店街というほど店は多くない。だが、歩いていくうちに店が増えて、かつて結城藩の藩庁が置かれた町としての賑わいの面影が現れてきた。
 私が向かっているのは結城城だ。町はずれの台地にあるようだが、駅からは遠い。推定40分と見込んで歩き始めたが、途中で道を間違えたりしたため、一時間ほどかかって到着。
 城址は公園になっている。城址に辿り着くまでの道がゆるい上りになっており、公園の裏は台地の下の広大な畑である。
 隣接する神社に参拝して、本丸跡の公園を歩いてみるが、特筆するようなこともない。一応説明版はあるが、それ以外に歴史を感じさせる遺構はほとんどないように思えた。
 結城城は室町時代に結城合戦の舞台となり、戦国時代は小田原合戦以降、徳川家康の次男が結城家に養子に入って結城秀康と名乗った。そういう歴史のある地である。
 城址のある台地は住宅地となっており、開発によって遺構の多くは失われたように思えた。しかし、公園の入口に空堀らしき窪地があった。説明板が立っており、やはり空堀だとわかる。その空堀に沿って住宅地を回ってみた。
 竹藪のような林の中に空堀は続いていく。歩いていくうちに公園の入口に戻ってきた。なんてことはない散策だが、城の遺構が見られたので満足だ。
 帰りは別の道を選択した。そこは格子戸の店や、蔵の残る店など、江戸時代の雰囲気が残る道だった。想像していたよりも旅情が感じられる町で、妙に観光地化していないのが、情緒溢れる景色に繋がっているのかもしれない。
 来てよかったと思いながら、夕方の日差しの中を水戸線で小山に向かい、帰路に就いた。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 02 STANDARD ZOOM(135判換算27.5-83mm F2.8-4.5)
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2019.04.21 Sun l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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