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銀山
 余市駅から函館本線の上り列車に乗った。函館本線の長万部と小樽の間は「山線」と呼ばれている。函館と札幌の間を走る特急は長万部からは函館本線を外れ、全て「海線」と呼ばれる室蘭本線を経由している。ゆえに、山線はローカル路線である。
 小樽から余市までと比べると、その先は本数が少なくなる。それに合わせるように景色も山深くなっていく。山線の通称どおりである。
 近年、倶知安(くっちゃん)やニセコがリゾート地として観光客、特に外国人に人気が上昇し、訪れる人が増加した。それを裏付けるように私達が乗った列車も混んでいた。端の席に空きを見つけ、なんとか座ることが出来た。
 列車は急勾配で峠越えにかかる。トンネルではなく、登りで峠を越すところに、この路線の古さを感じるのである。峠をかなり登った所に銀山駅が現れた。
 小さな駅舎はもちろん無人駅だ。ベンチに駅ノートが置いてあり、壁にはそこから抜粋した旅人たちの銀山駅の思い出が掲示されている。
 駅前は狭く、細い道が一本延びているだけだ。集落はその下にある。遥か先には山並みが広がり、その雄大さに私達は息を飲んだ。
 頂にある駅で冬である。寒いであろうと、滞在約30分で折り返せる事を理由に訪問したのだが、飽く事なく眺めていられる風景に、時間が惜しくなるのであった。私達は山並みを眺めながらウイスキーを飲み、駅ノートに記入をし、雪を踏み締めてホームに出た。
 跨線橋はない。構内踏切を渡り、下りホームに出た。森に沿うように曲線を描く線路に、小樽行きの白い気動車の姿が現れた。
(SONY α55 LENS:SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM)
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2018.12.22 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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