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清水沢
 沼ノ沢から乗った夕張行きが雪の中をひた走り、清水沢に着いた。夕張川の谷に沿って線路は敷かれ、沿線は山の鉄道の眺めだが、清水沢の辺りは少し平地が開け、駅の周りには商店も軒を連ねている。
 かつて此処から私鉄が分岐していた。夕張市の中では夕張本町の次の規模の集落である。もっとも、今は小集落といった佇まいで、駅前も静まりかえっている。
 待合室は広く、端にある空間は売店の跡だろうか。この駅は今世紀に入ってからも駅の窓口に駅員が居た駅だ。今はその窓口の跡には飾り付けがしてあり、地元の人達の愛情が感じられる。夕張支線の駅はどこも、こういうう風に駅の中に飾りが施してある。来年春の廃止後も駅は残してほしいと思う。
 飾り付けを見ていると昔の清水沢の写真があった。炭鉱の全盛期華やかりし頃の賑わいに思いを馳せる。その上には手書きの清水沢の住宅地図が貼ってあり、そこに思い出の付箋を貼っていくコーナーが設置されていた。
 かつては跨線橋のあった駅は、今は撤去された線路を跨ぐように通路が敷かれていた。あらゆるものが簡略化された駅に、昭和の頃に造られた気動車が走行音を雪面に吸収されながら静かに近づいてくる。その列車の光景だけが変わっていないように思われた。
(SONY α55 LENS:SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM)
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2018.12.13 Thu l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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