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函館
 函館駅に帰ってきた私達は、駅横のホテルにチェックインすると、荷物を置いて外に出た。目指すは谷地頭(やちがしら)温泉である。
 函館駅前から市電に乗る。十字街という停留所で路線は二つに分れる。私達の乗った谷地頭行きは港から遠ざかり、函館山の麓を行く。雪は相変わらず降っており、風も強い。
 谷地頭で降り、徒歩数分の所にある谷地頭温泉に向かった。此処には何度か訪れているが、久しぶりに訪れた谷地頭温泉は建物も駐車場も拡張されていた。入浴料金は銭湯並みなので改良と呼んで差し支えない。
 此処の湯は透明だが、湯の付着したタオルは酸化でやがて茶色に変色するという特色があった。今は湯そのものが薄い茶色となっている。湯温は三段階に分かれて浴槽が用意されていて、体の芯から暖まる。湯上り後、Tさんとロビーで一休みしたあと、停留所に向かった。
 谷地頭の停留所は屋根付の待合室がある。そこで雪を避けながら電車を待つ。乗車後、数分で十字街で下車。
 以前この辺りで何度か食事をしたのだが、街の様相が変わっていた。仕方がないので、函館駅前に向かって歩き始めることにした。寒いのだが、温泉に入った後なのでさほどでもない。
 駅前通りの様相も一変し、歩道の上にあった屋根はなくなり、商店の数も減った感じである。代わって、観光客向けの飲食店が増えた。
 下調べはせずに、店構えで選ぶことにして、通り沿いの店に入った。内装は洋風で、カフェのような店だ。丸テーブルに案内され、まずはビールを注文したが、食事の注文を取りに来てくれない。困り果てているうちに、お通しがやってきた。なんと刺身の盛り合わせである。お値段はおそらく五百円だったと思う。もちろん美味しい。味の確かな店であった。
 もう一軒行こうという事になり、先ほど駅前通り周辺を歩いて店探しをしている時に気になった店に向かった。赤ちょうちんを掲げた居酒屋である。
 カウンターだけの店で、明るい主人が夫婦で営んでいる店だった。先客は一人。主人と会話しているうちに、その常連さんとも会話が始まった。
 会話が盛り上がるうちに、常連さんが私達に地酒を奢ってくれることになり、美味しくいただいた。楽しい気分で店を出ると、雪も海からの冷風も、心地よく感じられたのであった。
(iPhone5)
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2018.12.05 Wed l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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