京急田浦
 やがて再び国道16号線に戻り、京急田浦駅への方向に少し進むと、細く薄暗いアーケードがある。
 かつて、船越一帯には皆ヶ作という赤線地帯があった。その名残を残すそのアーケードに入ると、あちこちに面影を感じる建物がある。一本の脇道に「飯田屋」という割烹があり、近くには「石川」という表札もあったりする。私には船越生まれの友人がいるが、田浦一帯には「石川」姓が多いのだそうだ。京急田浦駅近くにも、石川を名乗る商店があった。
 煉瓦模様の壁の建物は、かつて赤線の名残なのだそうだが、その手の建物がいくつか残っている。もちろん今は普通の民家であったり、普通の商店だったりする。

 京急田浦。旧赤線と旧軍港。昭和のノスタルジアに包まれた船越の町は、石川梨華の出身町というミーハーな思い入れだけでは語れない懐の深い町に思えた。午後の陽射しに包まれた町と駅の、静かでのどかな情景が更にそんな思いを彩っていく。
スポンサーサイト
2008.10.12 Sun l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/183-aa8254a8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)