FC2ブログ
由利高原鉄道
 二日目、横手から奥羽本線で秋田へ向かった。天気は晴れ。台風が接近しているという予報だが、秋田県は大丈夫そうである。
 秋田駅のコインロッカーに荷物をしまい、蕎麦屋で朝食としたあと、羽越本線で羽後本荘に向かった。秋田に向かう列車は通勤客が多かったが、秋田から出る列車は空いている。
 羽後本荘駅のJR駅舎内に「由利高原鉄道」の切符売場があった。JRと第三セクターの乗り換え駅では駅舎が分離している事が多いが、ここは駅舎もホームも同居している。駅員さんの勧めでフリー切符を購入。
 羽後本荘は昔泊まった事がある町だが、以前と比べても駅周辺から店が消えたように思えた。地方では全国的な現象だろうが、旅人には寂しく思える事である。
 ホームに戻ると、白とオレンジのディーゼルカーが停まっている。車内は木のおもちゃと木の座席とテーブルが備えられた「おもちゃ列車」という車両だ。しかも、これから乗る列車は「おもてなし列車」という愛称が付けられ女性乗務員による観光案内が付く。今日は制服姿の女子高生が社会実習で助手を務めていた。
 由利高原鉄道は「鳥海山ろく線」という路線名が付けられており、その名のとおり鳥海山の近くを走る。線路の周りは田圃がひたすら続く。田園風景をのんびり眺めたい人にお勧めのローカル線である。しかも、どの駅の駅舎も形が異なり、それぞれが古びた味わいを持つ造りなのだ。
 沿線の見どころ、駅の特徴などを乗務員さんが案内し、助手の女子高生がパネルを持つ。車掌はのどか。和んでいるうちに終点の矢島(やしま)に着いた。
 矢島駅は改築で待合室と観光案内スペースが広がっていた。本棚には鉄道漫画が並んでいる。更には、売店も併設されており、おばあさんが店員を務めている。そのおばあさんから水の差し入れをいただいた。
 矢島は城址もあり、武家屋敷もあるそうなので、じっくり歩いてみたかったが、この後の列車の接続がよくないため、40分ほどの折り返しで羽後本荘に戻る。またいつか訪れたい。
 帰りの列車は同じ車両だが、今度は常務員の居ない通常運行だ。祭りの後の寂しさのような静かな空間で、過ぎゆく車窓を眺めた。
(RICOH GR)
スポンサーサイト
2018.09.28 Fri l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/1805-c191a7c7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)