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小田原城
 小田原城の八幡山古郭は山城のテイストである。ひとつの城で、近世(江戸時代)と中世(戦国時代)の遺構が両方残る城跡は実は珍しい。観光向けなのは復元天守や水堀のある近世城郭の方だが、この中世の遺構も歩いていて面白いものだ。
 公園になっている曲輪跡を歩いていくうちに、大きな空堀が現れた。小峯御鐘ノ台大堀切というものだ。
 写真で伝わりにくいのが残念だが、幅も結構あり、自然の地形を生かしつつ、長く掘られてある。やはり、北条家の築城技術は凄いし面白い。そう改めて感じた。
 豊臣軍の襲来を予測して、北条家は小田原城を大改築した。町を土塁や堀で囲んだ「総構え」は後に江戸時代の城の見本となった。いわゆる城下町を堀などで囲む町作りである。
 小田原の場合、山側も防備がしっかりとられている。こうして大きな堀を作ってあったのだ。
 結果、小田原城は戦いに巻き込まれることなく、降伏開城となった訳だが、これだけの防備がとられていたのだから、攻める側も無理に攻撃できなかったのだろう。
 歩いていると、歴史サークルの人々といった男女が堀切を熱心に見学している光景に出会った。街中の近世小田原城城郭に比べると訪問者は少ないが、この八幡山古郭こそ、北条家の色が強く感じられる場所だと思った。
 それは、三島の山中城や、東京の八王子城、埼玉県の鉢形城などにも共通した、北条流の凝った城造りの真骨頂とも言えるものである。
(FUJIFILM X100)
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2018.03.28 Wed l 小田原 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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