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磐越東線
 年始休みを利用して、青春18きっぷの残りを使う旅に出た。行先は、またしても福島県。ただし、今回は常磐線である。
 上野駅から勝田行きに乗り、勝田の一つ手前の水戸から出る高萩行きに乗り換えた。高萩は茨城県北部の町である。降りたことのない駅なので終点まで乗り通した。
 高萩駅で降りると風が強い。空は快晴だが、風のせいか寒い。散策は軽く切り上げ、次の電車を待つ。次はいわき行きだ。待合室の隣のおばさん達が「今日は冬の天気ですね」などと言っている。天気は悪くないが、やはり寒いということなのだろう。
 電車がいわき市内に入ると、風は一段と強くなったような気がした。この辺りは海沿いなので風が強いのだろう。とうとう徐行運転となったが、なんとかいわき駅には到着した。しかし、そこから先は強風のため不通となっていた。バスで代行しているようだ。
 用事があって来た訳ではないので、私はここでルートを変えることにした。予定ではこの先の富岡まで開通している常磐線の旅をするつもりだったが、それは別な機会にする。
 駅の案内を見ると、磐越東線の次の列車が20分後くらいにある。こちらは山間を走るので強風の心配はなさそうだ。やってきたディーゼルカーに乗り込む。いわき駅の跨線橋を車内から見ると、サッカー福島県リーグのいわきFCの応援のぼりが風に激しく揺れている。いわきFCはJリーグを目指して精力的な活動を行なっているクラブである。いつか試合を観に行ってみたいと思っている。
 磐越東線は晴れた空の下、冬の農村風景の中を走っていく。やがて阿武隈川が近づき、渓谷を行く路線となるのだが、山が近づいてくるにつれ、地面に雪が現れ、やがて粉雪がちらつき出した。
 粉雪だった筈の雪は、風景が渓谷そのものとなると、本格的な雪と変わっていった。主要な駅で乗り込んでくる乗客は皆、寒そうな表情を浮かべている。外は真冬であった。
 終点の郡山が近づけば、つまり平地に行けば落ち着くかと思われたが、雪はどんどん強くなっていく。数日前にも訪れた郡山駅は雪に包まれていた。
 雪に対する準備をしてこなかった私は途中下車はせず、栃木県方面の電車の終点である新白河駅まで乗り通した。ここは東北新幹線との接続駅である。駅構内は東京に向かう観光客で混んでいた。駅員が「本日の東北新幹線の指定席は全列車完売となっています」と告げている。
 既にのどかなムードはない。高萩駅あたりの晴れた空もない。雪の降り積もる東北本線のホームに戻り、東京方面に帰るのだった。
(FUJIFILM X100)
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2018.01.19 Fri l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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