初声
 海岸に向かって歩く。左は台地の下にある狭い集落。右は広い空き地。そんな風景が数百メートル続く。
 やがて、台地が道の脇まで迫り、集落がなくなり、海が近づくと、コンクリートで固められた海岸が空き地の向こうに現れる。ここにはヨットハーバーがあった。現役当時の写真は撮っていないが、この先の黒崎の鼻に初めて行った時に、岬の横の向こう側にヨットが見えたことを憶えている。
 再開発の予定はあるようだが、三年前の冬に来た時と風景はほとんど変わっていない。地元としては、何か出来て賑わいが生まれたほうがいいのだろうが、ずっとこのままでもいいような気がした。
 三浦半島は、廃墟も点在じているし、開発のペースは緩やかであるから、数十年と変わらない景色の場所も多い。首都圏の海沿いにこういう広い草原があるのは、それはそれで貴重だと思えるのだ。
 かつてリゾート施設があった地が、キャンプにも海水浴にも使われない孤高の海岸になっているという運命の皮肉を思い、しばらく景色に見とれた。
 夕日が似合う海岸である。
(iPhone5)
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2017.07.18 Tue l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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