R0030128_R.jpg
 ベイサイド・ステーションを出た列車は、東京湾の近くに出る。車窓に広がる海は、日が沈み始めて空も水面も濃いトーンになっている。並行する道路には南国の木が並んでいる。
 次の駅までは少し駅間距離があり、座ることが出来ずにドアのところにもたれていた私は、思う存分に景色を堪能して、写真を撮った。
 東京ディズニーシー・ステーションに到着した。ホームには大勢の帰宅の人。ここまで各駅を降りて来たので、ここでも途中下車をしてみたが、改札の外はすぐにゲートらしく、人混みで落ち着かない。
 ホームに戻ると夕日が沈もうとしていた。綺麗な夕日だが、ほとんどの人は夕日に関心はなく、まだ夢の中をさまよっているようだ。夢の中に足を踏み入れていない私は、夕日にカメラを向け、そして、満員の列車に乗り込んだ。
 混雑する列車の先頭部に立って景色を眺めていたら、京葉線の高架が見えてきた。不思議な空間の不思議な列車の終点であり、起点でもある「リゾートゲートウェイ・ステーション」に帰ってきたのだ。私の不思議なプチ鉄道紀行もここで終わる。これも、一種の「ひとりディズニー」なのだろうかと、感慨にふけながら京葉線に乗り込むと、私の斜め前には、文字通り「ひとりディズニー」をしてきた女の子が、大きな一眼レフカメラの背面液晶で、本日の作品を堪能していた。夢は通勤電車の中にも残像が続いている。
(RICOH GR)
スポンサーサイト
2017.05.02 Tue l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/1518-bfdf8e79
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)