四日市
 一日目は名鉄線を堪能して、知多半島から三河まで出てきた。西尾付近の広々とした農地と町。西浦や幡豆(はず)といった蒲郡線の沿線では海が見える。真っ赤なボディの名鉄電車は、畑にも海にも映える電車である。
 一泊めの宿は三重県四日市市にした。この日、昼間に名古屋市営地下鉄に乗る際にICカード「manaca」を買ったが、四日市までの移動で使う近鉄電車では、関西圏のICカード「ICOCA」を財布から出してチャージした。二日目以降はこのカードが活躍する予定だ。
 三重県という所は一応は東海地方なのだが、文化的には関西だなと、いつも感じる。大阪方面のぎりぎり通勤圏となる名張市がある伊賀地方は特にそう感じるが、桑名や四日市のあたりも、名古屋圏でありながら、どこか関西の空気のする町に思えるのだ。単に走っている電車が近鉄だからか。或いは平行して走るJRの電車が「関西本線」という名前だからか。ただし、関西本線も名古屋~亀山はJR東海の管轄である。
 青春18きっぷを洩っている私が、名古屋から四日市への移動にJRを使わず、600円ちょっと払って近鉄に乗っているのは、圧倒的な本数の多さもさることながら、駅の場所が全然違うからである。四日市は三重県では一番人口の多い町だが、栄えているのは近鉄四日市駅のほうなのである。泊まるホテルも近鉄駅の西口にある。
 私は慌てて家を出てきたので、ベルトをしないで出発した。少しウェストに余裕のある服だったので、結局ベルトが欲しくなり、急場しのぎで店に入る。近鉄四日市駅は駅ビルもあるような駅なので、買い物は便利だ。八時少し前に着いたので無事買うことが出来た。
 さて、夕食である。普段外食で肉系の料理を自らセレクトして食べることは少ないけれど、朝は駅の店で買った「おむすび」。も昼は駅のコンビニで買ったパンと、旅っぽくない食事事情だったので空腹を覚え、四日市名物トンテキを食べた。シングル(200g)は、写真ではボリュームを感じたが、空腹ゆえに問題なく平らげた。トンテキは濃厚なソースのポークソテーという感じの料理で、なかなかスタミナメニューなのである。
 翌朝、JRに乗る必要性から関西本線の四日市駅まで歩いてみることにした。高架駅である近鉄四日市駅は通勤通学ラッシュ(平日だったのだ)が始まる時間でにぎわっていた。バス乗り場は沿岸部の工業地帯に向かう人で列が出来ている。都会感あふれる駅前である。
 しかし、近鉄の駅から1km以上歩き、JRの駅前にやってくると、そこは広いロータリーに、閑散とした駅舎が待っていた。空も心なしか雲が厚くなってきたように思える。
 それでも、列車が到着すると、それなりに人が降りてきた。利便性では近鉄駅だが、旅のムードではJR駅。そんな四日市なのであった。
私が食べたトンテキの店
(FUJIFILM X100)
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2017.03.30 Thu l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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