鉢形歴史館
 青春18きっぷを使い、友人と一緒に八高線に乗ってやってきたのは、埼玉県の寄居駅。先日、秩父鉄道で通ったところである。今回は寄居駅から徒歩20分ほどの所にある鉢形城に行く。鉢形城は昨年の春に訪問しているが、友人は初めてである。寄居駅に降りること自体も既に数回目な私が案内役になり、冬晴れの空の下を歩き始めた。

 前回は荒川を渡ってすぐの所にある笹曲輪から城址に入った。このルートだとすぐ本丸跡に入ってしまう。つまり城の出入口としては逆なので、今回はまっすぐ歩いて大手口を目指す。道は城の敷地を貫いているので、おのずと三の丸、二の丸を通ることになった。そのまま屋敷跡、復元された門などを見て回る。
 大手口近くの巨大な空堀。そして、八高線の線路が城の敷地を横切り、そこに踏み切りもあること。そんなポイントを案内しながら歩く。
 そして、前回は休館日で入れなかった「鉢形城歴史館」に向かった。入口には冠木門を模した演出がされている。建物は普通の鉄筋である。受付で入館料を支払い、中に入る。資料本も販売しているので帰りに買う事にする。
 館内の入口には城門を模した木の門が建つ。この歴史館の見どころは何といっても、「鉢形城のジオラマ」である。戦国時代の城は天守閣など基本的にない。戦うこと、守ることを目的にしているため、敷地内にある建物は屋敷や櫓である。とても広い鉢形城。どこにどんな建物が建っていたのか?空堀と建物の位置関係はどうなっていたのか?城下町はどこにあったのか?などが、わかりやすく再現されているジオラマである。
 しかも、ジオラマの前にある説明モニターの映像から流れてくる説明に合わせて、該当箇所が光る仕掛けまで備えている。すごいジオラマなのである。私たちは動画を見ながら、そんな仕掛けに感心しながら、鉢形城のスケールの大きさを味わった。
 鉢形城は、その広い空間を冬の景色と色で、不思議な旅情めいた感情を感じさせてくれた。冬枯れの広い原っぱって良いものである。ここが戦国時代は戦場になったことがあるとは信じがたいほど、冬の田舎の風景がのどかに広がっていたのだ。

 私たちは少し暑くなった身を、橋の近くにあるコンビニで買った缶ビールで冷やし、八高線で八王子を目指した。途中下車して飲み屋を探す。八王子駅から徒歩10分ほどのところに、地酒の充実した店があったので入り、全国の地酒を味わった。
 鉢形城は関東の覇者である小田原北条家の北武蔵の拠点。八王子は西武蔵の拠点。鉢形城の城主北条氏那、八王子城の城主北条氏照は兄弟である。
(RICOH GR)
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2017.02.04 Sat l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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