留萌本線
 留萌では駅の近くの旅館に泊まった。おばさんの笑顔で迎えられ部屋に入る。今日は風が強いが、今年は夏から風が強い日が多いのだとのこと。気温は思っていたよりは寒くない。それでも5℃は下回っているだろう。
 部屋で一休みしてから夜の留萌に出た。留萌の繁華街、というか飲食店が集まっているエリアは、駅から延びる道と先ほど歩いてきたメイン通り(と言っても片側一車線だが)の間にあり、駅前からだと1lmほど歩く。まずは某有名グルメ情報サイトで調べておいた地元人気の高い居酒屋に行く。もちろん途中の道に良さげな店があれば二軒目候補になる。
 一軒目の店は想像よりも中は広く、しかも金曜日とあって店内は賑わっていた。私たちはL字のカウンターの奥に座り、ヒラメやホッキの刺身に唸り、私の「北海道のアスパラはとても美味い」という声で注文したアスパラフライに舌鼓を打った。店員の対応もとても良く、地元で人気な理由がわかった。
 さて、二軒目に困った。次は庶民系の赤ちょうちん的な居酒屋に入ってみたいが、セレクトできなかった。留萌は港町だけにスナックが目立つ。それはそれで入ってみたい気もするが、二軒目はダメ元で創作居酒屋風な店に入った。しかし、そこはほどよく狭いスナック的な店内で雰囲気もよかった。ラム肉唐揚げと焼いてもらったツボダイが美味だった。魚を食べるときは食べられる部分はすべてきれいに食べるをモットーにしている私たちがツボダイをきれいに平らげたのは言うまでもない。
 翌朝、647の列車で深川に戻る。留萌駅はまだ駅員が現れず、ひっそりとしていたが、ホームに停まっている下りの増毛行きは数名のファンが乗っている。
 駅横に大きな空き地の広がる留萌駅。ここは貨物用の線路の跡だろうか。昔は留萌から日本海に沿って北に向かって羽幌線という路線が走っていた。
 列車はさすがに早朝だけに乗客は少なく10人に満たない。留萌を出ると線路はだんだん山間に入っていき、それと共に地面に雪が積もり始めた。秘境駅として、その手の愛好家に知られる峠下駅のホームは雪に埋もれている。NHKの朝ドラ「すずらん」のロケ地となった恵比島駅も雪に包まれている。
 恵比島を過ぎたあたりからだんだんと平野になっていき、石狩沼田や秩父別(ちっぷべつ)では高校生も数名乗ってきた。このあたりは深川市の都市圏なのだ(といっても人口三万人ほどの規模)。
 北一已(きたいちやん)駅の古い駅舎も味わい深い。ここの待合室にある鏡に刻まれている広告主の電話番号はなんと「三ケタ」だそうだ。何十年前の代物なのかわからないが、次回留萌本線に乗る時は降りてみたい駅である。その北一已を出ると終点深川。一時間二分の旅である。
(RICOH GR) ※この四枚組写真はSplit Photoというソフトで作成。左上は留萌。右上は峠下。左下は秩父別。右下は北一已。留萌以外は車内から撮影。
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2016.11.29 Tue l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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