増毛
 今回からしばらくは先日一泊二日で行ってきた北海道の鉄道旅の話を書きます。

 朝、スカイマークで羽田を立った私は、新千歳空港駅から快速エアポート、札幌駅から特急スーパーカムイで旭川の少し手前にある町である深川駅へとやってきた。深川駅で降りて、今月から発売が開始されている「留萌本線フリーパス」を購入すると、駅名が書かれたネックストラップを貰えた。
 留萌本線は深川~増毛を走るローカル線であるが、12月5日に留萌~増毛が廃止される。そのためか、金曜日であるにも関わらず、それなりにファンの方々の姿を見かける。私と同行のTさんも皆さんと一緒に窓口で並んで切符を買ったのだった。
 ホームに行くと一両増結作業が行われていた。ファンの来訪に備えて二両で運転されているようだ。車内は30人以上乗っているが、ほとんどは地元民ではないと思われる人である。
 列車は深川を出発すると雪に覆われた平野の農地を走る。現れる駅はいずれも簡素な無人駅だ。降りてみたい衝動に駆られるが、留萌まではしばらくは存続するので、それはまたの機会としよう。列車は次第に低めの山地に入っていき、その名もずばりな「峠下」という駅を過ぎる。ここも駅前は人家のないいわゆる秘境駅で魅力的だ。
 沿線で唯一駅員のいる駅である留萌駅を過ぎると、右手には日本海が現れる。今日はあいにくの曇天で、しかも先ほどから雨模様になってきたので海は沈んだ色に染まっている。
 留萌から先も小さな無人駅が続く。私はドアのあるデッキ部に立って後方から駅とそのまわりの風景の動画を撮り始めた。ホームが砂利敷きな駅は北海道では珍しくなく、むしろローカル駅の標準型だが、簡素な板張りのホームを持つ駅もある。そういう駅は長さが一両分にも満たない長さで、先頭のドアの部分に合わせて停車する。ほとんどの駅は乗降がないまま、終点の増毛に着いた。増毛は「ましけ」と読む。駅のすぐ近くが海で港である人口五千人の町だ。
(RICOH GR)




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2016.11.23 Wed l 神奈川県以外 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

No title
北海道に行かれたのですね。
当たり前のことながら、もう雪ですね。
どんな旅だったのか興味津々です。
続き楽しみです。
2016.11.23 Wed l aunt carrot. URL l 編集
No title
コメントありがとうございます。

一泊二日ではありますが、濃い旅をしてきましたのでお楽しみください。しばらくこの北海道の話が続きます。
2016.11.26 Sat l アルファ. URL l 編集

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