東山北
 湯河原を出発した私は、夕方はどこに行くか電車の中であれこれ検討していた。当初は伊豆方面に行くことを考えていた。まだ降りたことのない函南(かんなみ)駅で降りて温泉とお寺巡りを計画していたのだが、時間的にのんびり出来ない時間になってきたので、小田原方面に出ることにした。青春18きっぷはこういう時にきまぐれ旅できるのが良い。
 しかし、私の乗った電車は小田原のひとつ手前の早川駅で停まってしまった。トラブル発生である。小田原駅で停まってくれれば小田急で迂回できたのにと残念がりながら、30分以上の足止めを受けて、次の目的地に向かうため国府津(こうづ)駅に降りた。小田原駅からふたつめの駅である。
 国府津からは御殿場瀬に乗り換える。接続はとくてもよく、早川駅での足止めは結局あまり影響のない結果になった。それほどに御殿場線は本数が多くないローカル線なのである。
 そんな御殿場線に乗りながら山の方を目指す。電車は車掌が乗務しないワンマン運転で、無人駅で降りる際には一番前の車両の一番前のドアから降りることになっている。御殿場線は無人駅だらけで、途中駅では松田駅だけがすべてのドアが開いた。私は松田のひとつ先の東山北で降りる。御殿場線の神奈川県内の駅で唯一乗り降りしたことのない駅だから、という理由なので目的地はない。景色はだんだん山の中に入ってきた。
 東山北に着いた。運転士にきっぷを見せて一番前のドアから降りると、そこは豪雨の世界だった。東山北駅のホームは簡素で、屋根も短いものが二個所あるだけである。私が降りた場所からは屋根は離れていた。カメラを懐にしまって屋根までダッシュする。空は明るい。通り雨に違いない。しばらく屋根の下で雨宿りをする。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 STANDARD PRIME 135判換算47mm F1.9)
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2016.09.20 Tue l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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