長津田
 戦国時代、北條家に仕え外交官として大活躍した家臣に板部岡江雪という人物がいる。伊豆国の田方郡の出身の江雪は文武に優れた人物であり、外交の仕事で上杉家、武田家、織田家といった大家と交渉を行ない、豊臣秀吉との交渉の場にも北条家代表の使者として赴いている。その後、秀吉によって北条家が討伐されると、その才を買われて秀吉の御伽衆となり、さらに家康に見出されて徳川家に仕えた人物である。あの関ヶ原の戦で、勝敗のキーポイントとなった小早川秀秋の内応に活躍してもいる。
 そんな凄い人物である江雪は姓をのちに岡野と変え、江戸時代に子供が長津田と淵野辺の領主になっている。そんな縁もあり、この度長津田地区センターにて歴史展が開かれた。
 館内に入ると、二階に上がる階段から有志が作成した資料が壁に掲示されていた。更に二階に上がると、廊下にずらりと資料が掲示されている。貴重な写真もあり、また長津田の話だけでなく、岡野家と淵野辺、更に徳川家との関係を深く考察した展示だった。
 歴史的にはかなりの大物なのに、これまであまり大きく扱われることのなかった人物が、大河ドラマのおかげでスポットライトを浴びるテレビは功罪混ぜこぜなメディアであるけれど、こういう良い面もあるのだ。長津田の人たちに、地元にそんな凄い人が居たことが少しでも伝わったら良いなと思い、建物をあとにした。
(RICOH GR DIGITAL)
スポンサーサイト
2016.07.16 Sat l 川崎北部・横浜港北 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/1365-b5bbf191
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)