幸ヶ谷公園
 幸ヶ谷公園はその昔、権現山城という城があった場所だそうだ。そのことを伝える案内板もある。室町時代後期に造られたようで、戦国時代の黎明期の武将であり戦国時代の扉を開いた武将でもある伊勢宗瑞(北条早雲)が武蔵国に入り扇谷上杉家を攻めるために、この権現山城の城主であり扇谷上杉家の家臣である上田蔵人政盛と手を組んだ。そのため扇谷上杉家が権現山城に攻めこみ激戦が展開されたという。
 江戸時代になり、海岸部で神奈川台場の建設が行われた際に、この山を切り出し土を運んだために山の地形が大きく変わり、東海道を挟み海に面した山であった権現山は姿を変えてしまい、城があった時代の面影は見るべくもなくなったという。更に明治時代になり、山をくりぬくように鉄道が敷かれた。現在、線路を挟んだ向こう側の高台には本覚寺があるが、この本覚寺のあたりはかつて青木城があり、この権現山城とは地続きであったため関連性があったようである。
 今、ここに花見に来ている人々は、この丘が城址であることはおそらく知らないであろうし、私自身も以前は知らなかった。遺構がほとんど残っていないので、予備知識がないとわからないのは無理もない。
 黄昏の西日に時折照らされながら、桜の花びらはそっと風に揺れていた。地面では宴が少しずつ始まっている。カメラを持って長居をするには場違いな雰囲気に、私は花びらがはらりと落ちる道を下りた。
(KONICA MINOLTA α Sweet DIGITAL LENS:SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM)
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2016.04.17 Sun l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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