陸前高田
 気仙沼駅からは列車ではなくバスに乗る。大船渡線の「気仙沼~盛」は「BRT」という列車に変わるバス運行システムが導入されている、先日、この区間の鉄道による復旧は断念されて今後もBRTによる運行が決定したばかりである。
 前回の気仙沼駅の写真はそのBRTの乗り場を撮ったもので、列車のホームの手前にBRT用の乗り場が駅の中にあり、列車と同じように何番線という表記で案内されている。
 ゆるキャラのイラストがラッピングされたバスに乗って「BRT大船渡線」の旅を始めた。気仙沼からしばらくは線路の跡と思われる道路を走る。大船渡線は単線だから道幅は狭く、途中道路と交差する所には踏切もある。やがて集落から外れた所に出ると国道と思われる道路に入っていく。道は高台を行き、進行方向右手には青々とした湾が広がっている。
 「駅」と称されている各バス停は道路脇に屋根付きの待合室を設けた割と簡素なものだが、中には鉄道時代のホームを利用して作られたバス停もあり、そのホームの跡を見て色々な想いが胸を駆けていく。
 気仙沼から30分ほどで陸前高田の町に入る。海岸の近くは広大な更地になっている。バスはその更地の中の道を高台に向かって左折して登っていく。高台の上にある陸前高田の新しい駅に着いた。車内に数名乗っていた高校生は次の「高田高校前」で降りるのだろう。
 かまぼこ型のBRT陸前高田駅の駅舎は駅員もいる。付近には真新しい市役所や市民ホールもあり、コンビニもあった。まだ店はないが「未来商店街」と名付けられた道になっている。
 空は天気がいいのだが吹く風がとても寒い。「陸カフェ」という店があったが開店時間が10時。今はまだ9時前である。駅の付近を少し歩いていくと昔からの住宅が点在しているが、まだ開いている飲食店はない。コンビニで朝食を買うことにした。コンビニの店員さんの丁寧な対応が暖かい。
 駅に戻り待合室で暖をとることにする。2012年の夏に陸前高田にボランティアに来たことのあるTさんが駅の前で「海のまわりはがれきがなくなっただけで、あの頃と変わってない…」とつぶやいた。
(写真はBRT陸前高田駅前の道、ここから下に下っていくと海岸のほうに出る)
(SONY α55 LENS:MINOLTA AF 28mm F2.8)
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2016.01.14 Thu l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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