女川
 石巻線に乗って女川(おながわ)にやってきた。入江の突き当たりになる終着駅である。ホームに降り立った瞬間、真新しい駅舎に驚いた。三角の形をした大きく綺麗な駅舎がホームの先に建っている。
 女川に来るのは三回目だ。初めて来たときに駅のすぐ近くにある魚市場に行き、そこにある食堂で鯨定食を食べた。その美味しさが忘れられず、2009年に友人と仙台を訪れた際に空いた時間を利用して女川まで来て、再び魚市場を訪れた。
 7年ぶりにやってきた女川の駅前は初めて来た町のような風景になっていた。駅前ロータリーは拡張され、その先に観光客向けに店が並んでいる。7年前、駅の近くに並んでいた昭和レトロな商店たちにかわり、その建物たちは新しい女川の風景になっていた。
 同行者Tさんが調べた結果、海沿いに食堂があるらしいというので、そこを目指して歩く。海はすぐそばなのだけれど、道はまっすぐではない。立入禁止の柵があちこちにあるからだった。
 数百メートル先の海に三十分近くかかってようやく辿り着いた。プレハブの事務所。漁船が岸壁につながれている。食堂は見つけられなかったけれど、Tさんと「なんて綺麗な海の風景なんだ」と立ち尽くした。
 気を取り直して先ほどの観光施設に行く。海鮮ものの店はなく、それが今を意味しているのだと感じながら、一軒の食堂に入る。わかめうどんを運んできたお兄さんの笑顔と、窓から差し込む午後の柔らかい日差しが暖かく店内を包んでいる。そういえば女川に着いてから青空になっていることに気づいた。私達は店を出ると、列車の時間まで駅前の足湯で和むのだった。
(SONY α55 LENS:MINOLTA AF 28mm F2.8)
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2016.01.10 Sun l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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