抹香町
 渋取川は北条時代の小田原城の外堀のような川であった。当時の小田原は城を中心とした戦国期有数の巨大城郭都市で、川を天然の堀として位置づけていたようである。近くの新玉小学校の横には北条家が築いた土塁の跡が残っていて、そこに小田原空襲の際に米軍機が爆弾を落とした跡が残っているという事を書かれた説明板があった。
 抹香町(まっこうちょう)の中に入っていくと、道は細く路地が交差する。今は静かな住宅街で、予備知識がなければ路地の多い一画だなと思うくらいで通り過ぎそうな町だけれど、意識してよく見ると雰囲気が残る建物が結構ある。改築されている建物でも当時の造りを踏襲したようなデザインで建てられているので、町全体はなんとなく往時の面影を偲べる風景ではある。
 それにしても、想像していたよりも昭和な空気の残る町だ。川崎長太郎が歩いた頃はもっと違う風景だったとして、それでも想像を膨らませることの出来る風景である。
(RICOH Caplio GX100)
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2015.11.03 Tue l 小田原 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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