小坪
 小坪漁港の横にある駐車場のところに立って今歩いてきた住吉城址の丘を眺める。先ほど見た案内板には、白い建物のあたりが本丸跡であるという風に書いてあった。白い建物に該当するのは、先ほど横を通ってきたマンションと、その近くにある別荘風の家である。
 帰宅後、改めて調べてみたが、マンションのあるあたりは近年まで草の生い茂る空き地で、その頃はまだ古城の城址としての雰囲気も少しは残っていたらしい。逗子と鎌倉の境にあり、逗子マリーナもあり、いわゆるリゾート開発に適した場所と言え、しかも高台にあるこの場所が開発の手を逃れることのほうが難しかったのかもしれない。ましてや、城址といっても江戸時代の城のような権威の象徴としての城のように石垣や屋敷などが並ぶ巨大建築物とは違い、戦国時代の、それも初期のものだから観光に転用できるような痕跡はほとんどないのである。
 伊勢宗瑞(北条早雲)が三浦一族と戦いを行なった場所で、それはのちの北条家の関東進出に大きな意味を持ったものであり、戦国時代の幕開けとなった地と言える住吉城址は、歴史的にはとても重要な意味を持つ場所であることには変わらない。それはこの地がどんなに開発されようが不変なのだからと思いながら、丘を眺めていた。
(iPhone5)
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2015.10.08 Thu l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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