黒部峡谷鉄道
 宇奈月を出た列車は渓谷に沿ってゆっくりとした速度で左右にカーブしながら山の奥へ入っていく。車内に設けられたスピーカーからは富山県出身の室井滋さんによる観光案内放送が流れ、車窓に見えるものについての解説を聞くことが出来た。
 トンネルの壁は時に岩肌がむき出しになっていたり、現れる駅のホームがとても小ぶりなものであったり、普通の鉄道とは違った野趣に富んだ風景に驚きながら、約一時間半ほどで終点の欅平駅に着いた。駅は展望台も併設されたちょっとした観光駅の装いがされていて、山のローカル線の終着駅としての風情は今ひとつではあるものの、深く切り立つ谷の角度に圧倒され異世界を感じた。
 小雨に煙る欅平からの折り返しは窓のないこれぞ「トロッコ列車」と呼びたくなる車両で宇奈月に向かう。つい先ほど眺めたばかりの景色でも、窓のない開放感のある車両から眺めるとやはり迫力が違った。幸いというべきか、私が指定券で指示された車両は他に誰も乗っていないので気軽に鉄道旅を楽しんだ。高い鉄橋を渡りながら、「また乗りに来てみたい」と思い渓谷を見つめた。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
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2015.07.11 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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