津久井湖
 相模中野から更に橋本方面に歩くと、やがてコンビニなどが現れ始めた。それなりに交通量のある国道沿いなので存在する事自体は不思議ではないけれど、ここまでの歩きでは登場していなかったので、なんだかんだでホッとしてしまう。
 コンビニで飲み物やパンを調達して、私は国道から逸れて左折して三井(みい)の方に行く道に曲がる。ほどなく古びた二人用ホテルが現れ、そのそばに津久井湖が姿を見せる。私はその先に下りていったところにあったボート乗り場の横にある丸太に腰掛け、ここで昼食とすることにした。
 湖面を眺めパンを食べていると私の横におばあさんが座ってきた。挨拶をすると、そのおばあさんはボート乗り場の管理をしている人だとわかった。
 おばあさんから昔の津久井の事を聞く。戦時中の話。ダムが出来る前のこのあたりの風景。山の向こうの高尾山まで半日がかりで登りに行った思い出。おばあさんはずっと津久井で暮らす人だった。
 30分ほどおばあさんと湖面を眺めながら話をして、ボート乗り場をあとにした。最大で深さ45mほどだという湖の風景を川の渓谷の風景に変え、そこに点在する集落を重ね想像してみる。話を聞いたあとだけに、その想像はリアルに再生出来そうな気がした。
(RICOH Caplio GX100)
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2015.05.26 Tue l 旧津久井郡・相模原 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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