滝川
 春のJRダイヤ改正で寝台特急「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」が廃止された。
 トワイライトは北陸を旅している途中に通過していく姿を見た事はあるけれど、結局乗る機会がないまま終わってしまった。日本海側を縦貫する列車は関東住みだと乗るのがなかなか大変で、寝台特急「日本海」、急行「きたぐに」も乗らないまま廃止になった。ちなみに、昼行特急の「白鳥」は廃止直前の二月の週末に乗った。仕事帰りに羽田に直行して青森空港まで飛び青森駅前で一泊。翌日早朝に青森から乗って夜に大阪に着いた。約15時間の旅は景色と天気の変化がとても面白く、思い出に残っている旅である。
 さて、北斗星には一度だけ乗ったことがある。2004年の5月に友人と道南道央を旅した時に行きは北斗星を選択した。乗ったのはB寝台個室で、ディナータイムが終わったあとの食堂車で食事と酒を味わいながら夜行列車の食堂車の旅情を楽しみ、早朝の函館で降りた。
 函館では朝市に向かい、食堂で朝から海鮮丼を食べたりしたあと、夜まで別行動をとり、私は市電に乗って市内の旧蹟を撮ったり、温泉を楽しんだりした。その函館の記憶は鮮明なのだけれど、北斗星の記憶はそれほどでもない。車両そのものはそれまでに乗った事のある他地域の寝台列車と大きな差はないと感じたからだろうか?今となっては、もっと写真などを撮っておけば良かったと思っている。
 そうなのだ。せっかく北斗星に乗ったのにデジカメで撮った写真がないのだ。この時はフィルムのAF一眼レフ「ミノルタα-507si」に、28mm F2.8を一本だけ持って旅をしたのは良いが、デジカメはあくまでサブでメモ的な存在だった。もっとも、フィルムの方でも北斗星の写真は数枚しか撮っていないけれど。
 そんな訳で北斗星の話題なのに掲載した写真は滝川駅に停まる根室本線の鈍行である。この写真を撮ったあと、特急に乗って札幌に向かった。二日目と三日目は札幌に泊まったのだった。この時の旅でデジカメで列車を撮ったのはこの一枚だけである。
 当時と異なり時代はもはやフィルムではなくデジタルで、自分もすっかりそうなってしまった。今同じように北海道の旅をするならば、間違いなくデジタルで撮るだろう。鉄道を取り巻く環境も変わり、この11年の間に次々と夜行列車は廃止されてしまった。夜行で旅をするのが好きな私は、そんな現況を寂しく思っている。デジタルが便利で効率が良いように、鉄道の旅の主軸は新幹線なのだろう。
 JRも新幹線で行きやすい所ばかりをキャンペーンする。それは大衆的には間違ってはいないと思うけれど、せめて時間のある時はゆったりと旅をしたい。そういう時はやっぱりフィルムカメラだろうか。
(MINOLTA DiMAGE Xi)
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2015.03.16 Mon l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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