みなとみらい
 今回のCP+は入場してまずはソニーブースで鉄道写真家の中井精也さんのトークセミナーを観て、前回書いた魚住誠一さんのトークセミナーも続けて観たあと、各社ブースを急ぎ足で回り、二階のアウトレットコーナーでケンコーの保護フィルターを300円で買い、アマチュア写真家による写真展である御苗場に足を運んだ。
 いつもなら御苗場はゆっくり時間をかけて全員分の展示を拝見させてもらうのですが、時間が足りなくて駆け足で観覧。ステージでは優秀作品の発表が行なわれていて、ペンタックス67で撮ったという受賞者の方が壇上に上がってコメントをされていた。そうえば二年前に、「この作品はきっとフィルムで撮ったに違いない!」と思われた作品があって見入っていたら、作者(カメラ歴長そうな穏やかな紳士でした)の方が現れて「二眼レフで撮りました」と教えてくれた事があった。旅先での何処にでもあるような何気ない風景だった。でも、その風景がとても優しいものに思えたのだった。これは同行者も同じ事を思ったそうで、それを作者さんに伝えたら、とても喜んでくれた事を思い出す。
 御苗場を観てから、閉会間近の今年のCP+最後のセミナーをニコンブースの中井さんのトークセミナーで終えたのでした。
 ソニーブースでの中井さんは「αで撮る日本の鉄道風景」をテーマに、撮影のコツやポイントを作品を使って解説してくださった。その際、ちゃんとαの(それもミラーレスだけでなく一眼レフのほうも)良さを説明するのがサスガです。α99のバリアングル液晶、α77Ⅱの連射機能、α7Sの超高感度、いずれも作例を交えてセールスポイントを解説。
 さて、作品の方はと言うと、NHKのBSプレミアムで月イチで放送されている「てつたび」で撮ってきた写真を紹介していた。この番組で中井さんはニコンとソニーを主に使いながら、人と鉄道を旅情たっぷりに写している。終盤、番組で撮ってきた写真の中から自選による「人と鉄道」の写真ベスト10の発表となった。
 銚子電鉄の女性車掌さんが乗客に笑顔で接している時の横顔。山形鉄道フラワー長井線の女性駅員と駅で飼っているウサギ。ゆりかもめを背景に公園で遊ぶ父子。北条鉄道のパン屋兼駅員の女性駅員が列車が走り去っていく度にホームの先で手を振っているという後姿を撮った写真。そういった作品群の中から一位に選んだのは、北条鉄道を撮っていたら「スイカでも食べれ」と家からスイカを切って持ってきてくれた麦わら帽子の農家のおじさんの「スイカを差し出す笑顔」でした(これはヤラセではなくて、本当に偶然受けた親切なんですよとおっしゃっていました)。
 ニコンブースでは、「日本の鉄道車両のセカンドライフ」と題して東南アジアで活躍する元日本の車両たちをD750で撮った作品を撮影秘話を交えながら楽しく解説されました。
 線路際ぎりぎりまで売り物を並べられた自由市場、そこで日々を暮らす人々。中井さんがカメラを持って歩いているとみんな笑顔で近づいてきて気さくにコミュニケーションを取る事。子供たちは友達を呼んできたり、大人は飲食物をくれたり、カメラを向けると誰もが笑顔。
 そんなのどかで穏やかな南国を、東京の私鉄や地下鉄で走っていたステンレスの電車が赤や黄色に塗り替えられて走っている。そんな風景がとても旅情溢れるものでした。中でも、ミャンマーの町を走る路面鉄道を、三陸鉄道で走っていたリゾート気動車が走っている姿は、まさにセカンドライフと呼べる印象に残る写真でありました。
 こうして、私にとっての今年のCP+はニコンブースで閉会しました。最後にステージに今年のニコントークセミナーに参加された写真家の皆さんが集合して一人ひとり挨拶され、ニコン万歳的なエンディングで幕を閉じたのでした。手元にあるカメラはニコンではなかったので、その模様を撮るのは遠慮しましたが、それがちょっと心残り。
 来年はもう少し日程に余裕を持って訪れて、各社のカメラ体験ブースで日頃使う事のない機材を試したりしてみたいです(自分の手持ちのカードにデータを残して持ち帰れるメーカーも多々あったようです)。そんな反省をしながら、みなとみらい線の駅に向かうのでした。
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2015.02.26 Thu l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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