パシフィコ横浜
 CP+の話が続きます。
 今回は、まずソニーブースに足を運び、中井精也さんと魚住誠一さんの講演を聴きました。中井さんの話はニコンブースでの話とあわあせて次回に書くとして、魚住さんの話を。
 魚住さんは「僕がαを選んだ理由」と題して、モデルの三原勇希さんを軽井沢と恵比寿で撮ったフォトを題材に、三原さんを交えてのトークでした。話の内容は「この写真はこういうシチュエーションで撮って…」といった撮影秘話が中心で、話の合間にソニーのカールツァイスレンズの素晴らしさを軽く挟むといったものでした。魚住さんは一眼レフのAマウントの85mmプラナー。50mmのプラナーに、ミラーレスのEマウントの55mmのゾナーを使って三原さんを撮ったようです。カメラはフルサイズミラーレスのα7Ⅱで、Aマウントのレンズはアダプターで撮ったようです。
 その魚住さんによる三原さんの写真(ソニー公式サイト)
 魚住さんは、ファッショナブル・ポートレートを目指していて、モデルさんの衣装や小物に何をどんなブランドを選ぶか?なんて話を撮影技術について解説した本に書く方ですから、トークもカメラマニアが喜ぶような話はほとんど出ません。ツァイスは素晴らしいと言いつつ、その素晴らしさを細々と語ったりはしないのでした。これは見る人によっては物足りなく思えたかもしれません。私も期待していた方向と少し違う展開だったので肩透かしをくらったような気分になりました。聴き終わった段階では。
 でも、その後に各社のブースを一通り回っているうちに考え方が変わりました。
 今やデジカメの進化は「もうこのくらいでいいんじゃない?」という領域に達しているのではないか? 超高画素、ペンタックス645ZやニコンD810で撮れる写真の精細さは素晴らしい。超高感度、ソニーα7Sは暗闇をも手持ちのフィールドに変えた。超高速AF、超高速連射は、もっと上がっても良いかなとは思うけれど、キヤノンEOS7D MarkⅡのような性能があれば充分ではないかとも思える。
 各社の展示を見ながら、高性能を誇示する美辞麗句が並びまくる様にそんな事を思ったのでした。勿論、作る側としては常に改良をしていく事で業界が活性化されるのでありましょうから、その流れは正しいのでしょう。
 一通り回って、始めのほうに軽く見たコシナのブースに再度足を運びました。コシナは、安価でクラシカルな写りなフォクトレンダーと高価で画質を追求したカールツァイスと二つのレンズブランドを展開しています。ガラスケースには、それらのレンズがレンズの断面モデルと一緒に展示されていました。ニコン用、キヤノン用、ライカ用、マイクロフォーサーズ用、どのレンズも同じように無差別で並んでいます。その光景には、その商品を飾る言葉は要らなかった。「モノ作り」というものには、素晴らしいキャッチコピーよりも商品そのものが名刺なのだなと、そんな事を思いながら綺麗に並ぶレンズたちを見ていました。
 魚住さんは今回のトークで「先日、αの35mmゾナー一本だけを持ってロシアに取材旅行に行ってきた」と語っていました。なぜ?という事は細かく言わないし、ゾナーに対する薀蓄も無し。メーカーの人は、もっとその辺りを語ってほしかったのかもしれませんが、展示を一回りしてきた自分には、それが正解なんだなと思えたのでした。
 XP+の話、次回も続きます。
スポンサーサイト
2015.02.25 Wed l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://seasonz.blog18.fc2.com/tb.php/1030-42cde6dc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)