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 今や一眼レフよりもミラーレスの方が売れる時代で、APS-Cよりもフルサイズの方が売れる時代で、スモールセンサーなコンデジは完全にスマホにポジションを奪われた時代だ。
 かつて、写るんですがコンデジに駆逐されたように、廉価なカメラの宿命で、手軽で便利な方にコンシューマーの手は伸びていく。
 そういう私も出先にコンデジを持っていく機会は減った。カメラを持っていく時は、出かける目的に撮影が入っている時だけと言ってもいい。
 出かけた場所で「この風景はいいレンズで撮りたい」と感じることがたまにある。そういう時に消極的な動機でスマホを取り出して撮影する訳だが、それでも最近のスマホの画質は昔と比べて良くなった。画像処理エンジンがハイスペックで、それを動かすためのスマホ内蔵のチップもハイスペックになっているからだ。
 もはやレンズなどなんでもいいのではないか。それは善い過ぎだとしても、そう思えるくらいにソフト補正技術は向上している。やりすぎに思えるくらいに補正の強い写真が出来上がる最近のスマホカメラを見てためいきをつきたくなるのだ。
 だから、スマホにだって良いレンズが付いていてほしい。廉価モデルに無理は言わないが、ある程度の値段の機種には付いていてほしい。レンズの力で画質を作っていると思わせてほしい。
 ファーウェイのスマホ上位機種のレンズがライカだったり、ソニーの2020年モデル以降のハイエンドモデルがカールツァイス、それも只ツァイスを名乗るだけのコンデジライクな仕様ではなく、αやRXシリーズと同様にT*コーティングのツァイスレンズを採用していることに惹かれる私がいる。
 今使っているスマホはASUSの廉価モデルで、カメラ画質は今ひとつなのだが、それがゆえにスマホでスナップしたい時のためにわざわざソニーのXPEERIAの五年前のハイエンドモデルも所有している。それでも、この廉価版のASUSでも昔のiPhoneよりも画質はいい。
 最近、10年くらい前のデジカメをYouTubeで振り返ったりしている。技術刷新が急速で楽しかった時代だ。その時代と同じような時期にあるのが、今のスマホカメラなのだろう。今度、Xiaomiから液体レンズを搭載したスマホが発売されるという。もはや「写真を撮ること」を楽しむのであるなら、スマホカメラも無視できない存在になっている。
 そして、新しい時代に触れる度に昔の機械を懐かしく思い、また手に取るのだろう。インスタントカメラが史上最高売上となったり、フィルムのコンパクトカメラの中古相場が高騰しているのが現在である。ソニーのハイエンドスマホの販売価格とコンタックスのコンパクトカメラの中古価格がいい勝負となっている時代なのだ。どちらもカールツァイスT*コーティングレンズ搭載だ。
 今と過去はつながっている。いつの時代も、付加価値と実用性は隣にある。
(ASUS Zenfone Max M1 撮影地:高輪ゲートウェイ駅)
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2021.03.30 Tue l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
三戸
 三戸の広い農地に延びるまっすぐな道を歩きながら、小網代の森の方向に行く。
 小網代の森は小網代湾の奥に広がる森で、干潟もあり、動植物保護の観点から歩ける場所などに制限がある。つまり、自然に包まれた森林である。
 この地を縦断するように計画された鉄道があった。京急である。現在三崎口止まりとなっている路線を、更に南に延ばして小網代の集落近くに駅を造る計画があった。小網代から南西に海に向かっていくと京急グループの油壺マリンパークという水族館がある。観光拠点にと考えたのだろう。
 だが、計画は中止となった。小網代の森を経由するからである。計画されたのは昭和の話で、当時は今ほど自然保護という概念が薄かったのだろう。
 三戸の農地の外れにすすきが生い茂る空地があった。もう景色は小網代の森の起点のような、そんな人里離れたものだ。そこに踏みならされた小径があった。興味本位でその藪じみた小径に入っていくと、やがて舗装された小道に出た。
 道は勾配をつけて小網代の森を見下ろす台地に上がっていく。人里離れた場所である筈だったが、いつしか豪邸じみた家々が点在し始め、家の密集度が高まる頃に国道に出た。
 まだ二時前だが、歩き疲れたので三崎口駅行きのバスに乗ってしまうことにした。国道の辺りも店や病院があるだけで風景は田舎なのだが、人の少ない場所を歩いてきた身には随分と華やかに思われた。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.24 Wed l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
三戸
 三戸の海岸から台地に突き当たる。宿泊施設などがあるが、台地の下の海岸線は漁港関係者しか立ち入れなくなっていた。
 以前、海岸線沿いに歩いた記憶がある。磯になっていて塩の満ちている時は歩行が困難になる箇所があるが、磯の先にエビカ浜という三浦半島の秘境と言われている浜がある。
 エビカ浜に下りてみたいと思った私は、台地に上がることにした。宿泊施設を左に曲がると坂になっていく。道なりに歩くと、やがて台地の上に出る。そこは広大な農地で、先ほど歩いてきた黒崎あたりの景色に似ている。
 エビカ浜に下りられる道は農地のはずれを通る農道から分岐している。私はその道を下りたことがないので、以前にネットで見た行き方を思い出しながら歩いている。
 それと思われる道があった。だが、「関係者以外通行禁止」となっていた。無視する訳にもいかないので、残念ながら通りすぎる。
 その先に、小網代湾の入口に延びる防波堤に下りられる道もある。そこは下りたことがあるのだが、残念なことにそこも通行禁止となっていた。この台地の下の小網代湾側は浜だった三戸海岸側とは異なり、別荘地帯となっている。ほとんど平地のない地面に家が建っているのだ。この道は別荘に行き来する人のためのものだろう。
 台地に延びる農道を更に歩くと、広大な農地に出た。台地から下りた低い平地に造られている。周囲は低い丘で、丘を越えた南は小網代湾で、北は私が先ほど歩いてきた黒崎である。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.21 Sun l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
三戸
 三戸海岸に出た。ここはいつも静かな海岸だが、最近はネットによって少し知名度が上がってしまったようで、週末はそれなりに人が来るようになってしまった。
 今日は週末ではないから人は少ない。地元の人らしき人が散歩している。私はこれから、海岸を見下ろす台地の上に行こうと考えている。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.18 Thu l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
福泉寺
 三戸(みと)の集落に入っていく。海岸に行く道の途中、小路を曲がって突き当たりにある福泉寺に着いた。
 ここは浄土宗のお寺で、本堂の左隣に墓地がある。靴を脱いで本堂に上がると、広い畳敷きの部屋に仏像があった。静かな気持ちで手を合わせる。
 隣の墓地は少し高い位置にあり、屋根付きの休憩用ベンチがある。そこからは三戸海岸が見渡せた。のどかで良い海岸である。
 さて、その海岸を歩いてみることにする。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.17 Wed l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
三戸
 海に続く一本道が海食崖の上に延びている。起伏のない地に道がまっすぐ延びている。
 三戸方面の道に曲がっていく。畑の脇を抜けるとすぐに下りとなり、林と切通しがあり、そこを抜けたら農村が現れた。
 この風景の急激な変化が三浦半島の魅力だ。前回の写真は海のそばの開けた風景だったが、今回の写真の場所まで徒歩二分ほどである。今回の写真だけを見ると、どこかの山間の農村のようでさえある。
 横須賀市だとこういう風景の変化は珍しくない。この前XPERIAを持って歩いた田浦もそうだった。だが、高い山が少なく、標高の低い三浦氏でも風景は歩く距離でどんどん変わっていく。
 神奈川県は風景の多彩さが魅力だと思っているし、だからこそ、このようなブログを立ち上げている訳だが、三浦半島はその最たる例だと改めて思う。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.10 Wed l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
三浦
 黒崎の鼻に通じる道を歩く。戦中に飛行場として整備された経緯があり、その名残りは海に向かうまっすぐな道にとどめている。
 海岸の手前で崖となって下る地形だが、こうして遠くに視線を移すと青い海が見える。今回向かうのはその方向ではない。
 途中、左に曲がる道がある。他の横道は畑の中を行く半ば農道のような道だが、この道だけは集落に通じる道だ。私はその道へ曲り、その先にある三戸(みと)を目指した
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.08 Mon l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
三浦
 毎年、この時期になると京急の三浦海岸駅と三崎口駅の間の沿道に河津桜が咲く。それを見に行こうと思いながら、なかなか出掛けられないうちに二月も下旬となってしまった。
 電車は意外と混んでいた。河津桜に向かう人達かと思いきや、三浦海岸で降りた人よりも降りなかった人の方が多かった。
 まずは車内から観察してみた。見ごろは過ぎているようだった。
 三崎口で降りた私は、第二候補にしていた場所に向かう。駅を出てバス乗り場を過ぎ、駅前を横切る国道を右に行く。すぐに信号があるのでそれを渡り、方角としては北に向かうと、左に折れる道が現れる。そこを曲がると三戸方面だ。民宿の案内看板も掲げられている。
 まっすぐに延びる道の両側は畑だ。キャベツが緑の葉を並べている。道の先は行き止まりで、その先に黒崎の鼻という岬がある。都心から電車で一時間ほどで、このような広大な風景に接することができるのは、案外知られていない。
 空は青く、風は強いがいい天気だ。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME(135判換算47mm F1.9)
2021.03.07 Sun l 三浦 l コメント (2) トラックバック (0) l top