FC2ブログ
田浦
 線路が交差する場所を港の方角とは逆に見てみる。こちらには、かつて貨物用の小型機関車が留置されていたが今はない。
 線路はすっかり錆びて枯草に埋もれつつある。周辺は倉庫と工場ばかりだが、マンションもある。横須賀線もこの辺りまで来ると本数が少なくなり不便だが、駅近という立地はそれなりに魅力がある。
 田浦駅に向かって引き返し始めると、わずかながらも、家路に向かる人とすれ違った。生活感の薄い景色だったが、この地にもちゃんと町は存在している。そんなことをふと思い、静かな駅にゆっくりと足を向けた。
(SONY XPERIA A4)
スポンサーサイト



2021.02.28 Sun l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 廃線跡は道に寄り添い延びている。やがて線路が交差する箇所がある。トンネルに向かう線路と港に向かう線路である。
 そばには味のある錆び方をした巨大倉庫がそびえる。その倉庫は勿論現役だが、廃線のレールとの景色の溶け込み具合がいい感じだ。
 空は曇りだ。曇りだからこそ、錆びの色が鮮やかですらある。ここに貨物列車が走っていた景色も体感してみたかったが、列車が走らない現在のこの地に立って、過ぎた日の想像をするのが楽しい。
(SONY XPERIA A4)
2021.02.26 Fri l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 田浦駅に戻ってきた。北口から東の方向に向かう。駅前は広場はあるが南口のようにバスは発着しておらず、商店は一軒の飲食店があるだけだ。あるのはマンションと倉庫。そんな駅前である。
 倉庫は古い。錆びた壁がいかめしく、そういった古い倉庫がいくつも建ち並んでいる。その脇を通る道路を歩く。歩道は整備され、その歩道の脇に朽ちた線路が現れる。
 ここを初めて訪れたのは15年以上前だが、その頃と比べるとだいぶ線路の遺構は消えた。以前は入れ替え用の小型機関車も見ることが出来たが、もうその姿もない。道路は先で小山に突き当たり、トンネルを抜けるとプロ野球ベイスターズの練習場があるのだが、かつてはトンネル内にも道路に埋まるようにしてレールが延びていた。
 ここに来ると曇りの時が多い。今日もそうだ。だが、曇りが似合う風景でもある。
(SONY XPERIAA4)
2021.02.24 Wed l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 温泉谷戸の更に奥に向かう。予め地図で確認はしていたが、自動車道の高架が交差するあたりで行き止まりとなる。
 実際に現地に来てみると山肌が迫ってきて、谷が萎んでいる。何かの作業所があって、安易に先に行けないようになっていたが、風景としても行き止まりだった。
 周辺は民家が数軒ある。農村のような風景だが、農村という訳でもないようだ。随分と山深い所まで来てしまったような気分だが、三十分と歩かないうちに港に出られる。私は来た道を引き返して田浦の港に行くことにした。
(SONY XPERIA A4)
2021.02.22 Mon l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 谷の幅が狭くなってきた。それとともに家も減り、山奥の風景となっていく。やがて谷が尽き、少し広がった平地に木造の家屋群が現れた。
 この家屋は市営住宅だが、この辺りも横須賀の例にもれず空家が多いそうだ。市がその空家に若い芸術家の入居を促進し、実際に住み始めた人もいるという。
 この市営住宅は戦地からの引き揚げ者を住まわせるために造られたものだそうで、平屋の木造家屋が並ぶ様は昭和の風景と感じさせる。
 この辺りは温泉谷戸と呼ばれている。明治期には温泉宿があったという。関東大震災で地形が変わり湯が枯れ、宿は廃業したが、鉱泉は長く続いていたようである。
 今もここに温泉宿があれば、里山の風景そのものなこの地に癒しを求めて多くの人がやってきたかもしれない。
 市はその後。田浦の小川の流域を「ホタルの里」として手入れしてきたようだが、現在は管理も止まり、看板だけが残されている。田浦の山間は自然溢れる場所だが、これといった開発はされず、だからこそ今もこうして鄙びた風景を見せてくれる。
(SONY XPERIA XZs)
2021.02.20 Sat l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 田浦梅園のある丘の脇を過ぎると、風景はにわかに里山めいてきた。谷がせばまり、家の数も減った。
 斜面に急な階段が延びている。随分と高い階段だ。上には新興住宅街があるらしい。横須賀は坂とトンネルの町である。
 里山風景の中w歩いていく。行き止まりなのは智頭を見ているので予備知識として知っている。今回はこの谷戸を探索するのが目的だ。この辺りは通称「温泉谷戸」という。
(SONY XPERIA A4)
2021.02.18 Thu l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
田浦
 横須賀港を眺めながらヴェルニー公園を歩く。ベンチに座って海を眺めるには寒い。横須賀駅まで一気に歩いた。
 横須賀線でお隣の田浦駅まで行く。田浦駅はトンネルに挟まれた駅で、煉瓦のトンネルの抗口といい、錆びた側線といい、周囲の静けさといい、首都圏有数のローカル駅だ。
 徒歩で国道16号線に出ると、やがて田浦梅園の方向を示す看板が現れた。国道から横道に逸れ、小川に沿っていく感じだ。その小川と看板を撮影していると、信号待ちをしていたおじさんに声をかけられた。
 おじさんは親切丁寧に梅園までの道を教えてくれる。道はまっすぐではなく、途中で左折し、まっすぐ行って京急の線路をくぐって先の坂の右を上がると女坂。線路の手前で右に行き、線路をくぐった先が男坂。勾配がきついのは男坂である。
 このご時勢に気軽に他人に声をかけてくれる優しさ。横須賀を訪れた人に楽しんで帰ってもらいたいという心意気だろうか。以前、田浦港の貨物線跡を撮影していた時も通りすがりのバイクのおじさんに声をかけられた。
 田浦梅園に行くのは初めてではないが、道の記憶は曖昧だった。実際、ここに来る途中、曲がる道を間違えてもいる。有り難いことだ。私は嬉しい気持ちで梅園に至る細い道を歩き出した。ぽつぽつと商店が並ぶ。観光客を当て込んでの店もあるだろうが、基本的には生活に密着した店ばかりである。
 京急の線路のそばまで来た。山並みが近づき、だいぶ田舎の風景となってきた。横須賀のこういう風景の変化の激しさは好きである。
(SONY XPERIA A4)
2021.02.17 Wed l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
SP20210214102855_R.jpg
 電車に乗っているうちに外は曇りになっていた。汐入駅で降りると風も冷たい。駅近くのショッピングモールに向かう。
 少し暖まって港に出た。今回は買ったばかりのSONY XPERIA A4を持って撮影テストをしてみようという企画だ。ウォークマン的な使用目的で買ったのでカメラとして使う予定はなかったが、ソニーGレンズも付いているし、何より本体背面に「Gレンズ」を誇示するロゴが入っているのが好ましい。どんな写りになるのか試してみたい。
 肝心の音楽プレイヤーとしての出来だけど、サイズが小さいスマホなので携帯性に優れ、音も予想より良かった。電車の中でオルタナティブロックアイドル「ヤなことそっとミュート」の昨年末に発売されたメジャー1stアルバムを聴いてみたが、ボーカルとバックの音の抜けが良くて聴きやすい。このアルバム、二枚組でもう一枚はインディーズ時代の曲をボーカル再録した内容だ。以前iPhoneのプレイヤーでよく聴いてきた曲なので比較してみたが、iPhoneと比べて楽器の音に立体感がある印象だ。サウンド的にギターの音が前に来る人たちではあるが、ベースやドラムの音もクリアーである。
 さて、カメラの話である。今回、予備機として同じくソニーGレンズの付いたスマホであるXPERIA XZsも持ってきた。さっそく港をテスト撮影してみた。写りの傾向に違いはあるだろうか。
 A4は画面が小さい上に日差しの反射を受けやすく構図を取りにくいが、同じ場所で撮り比べてみた。どちらも全自動で、シャッター速度やISO感度もスマホ任せにした。似たような写りだが、色味が少し違うのが面白い。左がXZsで右がA4だ。
(SONY XPERIA XZs SONY XPERIA A4)
2021.02.14 Sun l 横須賀(横須賀中央田浦周辺) l コメント (0) トラックバック (0) l top
image0_R.jpg
 去年、ソニーGレンズの付いたスマホを買った(その記事)。Gレンズとはミノルタが一眼レフαシリーズ用に開発した高画質レンズのことで、何かしらの拘りを込めた設計を持つレンズが揃っていた。
 ミノルタの一眼レフがソニーの一眼レフになって暫くはソニーの中の序列なのか、カールツァイスレンズの下に位置している感のあったGレンズも、今やGマスターレンズというハイグレードバージョンが生まれ、ソニーのレンズにとって「G」マークは輝かしいアイコンとなっている。
 去年買ったGレンズ付きスマホ「XPERIA XZS」は本体に「G」マークが表記されていないのが不満だったが、写りそのものは好みだった。ソニーのスマホカメラは流行りのAI補正による力技とは対極にある写りで、要するに忠実に色を再現しましょうというものだから、フィルムも使っていた(いる)ようなカメラ好きには好ましい。
 さて、我が家にまたGレンズ付きスマホが増えた。前回はカメラ目的の購入だったが、今回は音楽プレイヤーとして買った。つまりウォークマンとして買ったのだ。
 買ったのは「XPERIA A4」という。A4は「エースフォー」と読むらしい。以前、ソニーはXPERIA Aというコンパクトモデルを出していて、その四世代めにあたるスマホということだろう。音楽プレイヤーとして使いたいのでコンパクトモデルにした。
 ハイレゾ再生、ドルビー再生やら、色々と音楽機能が付いているあたりがエクスペリアらしくてよい。さっそくPCから音楽を入れてみたが、なるほど私の安いハイレゾイヤホンでも音がいい。楽器それぞれの音がくっきり聴こえる。ボーカルが前に出過ぎない感じ。
 このXPERIA A4は前回同様に程度のいい中古を専門店通販で見つけて買った。五年以上前のモデル打が綺麗だ。嬉しいことに背面に「G」マークが付いている。写りはどうなのだろうか。比較もしてみたいので、XZsと二台持って、さっそくテスト撮影に出かけた。
(左 XPERIA XZsアイスブルー 右 XPERIA A4ピンク。撮影はiPad)
2021.02.11 Thu l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
岳南電車
 正月休み、余っている青春18きっぷを使って日帰りで富士市を走る岳南(がくなん)電車に乗りに行った。年末の大井川鐡道旅で使ったGX7 markⅡの電池残量がまだ残っているので持っていた。だが、岳南電車の起点である吉原駅に着いて気づいた。「カードを入れ忘れた」と。
 こんな初歩的失敗をしたのは初めてか。いや、前にもあったかもしれない。思い出せないくらいだから、しょっちゅうやってしまうミスではないが、新年早々にアホなことである。
 気を取り直して手持ちのスマホで撮ることにした。昨年台湾に行く前にネット通販で買った台湾メーカーASUSのスマホである。安い機種なのでCPU性能は高くなく、カメラ性能も今一つだが、使い勝手はとてもいいスマホだ。昨年秋からOCNモバイルのSIMを入れてメインスマホとして愛用している。
 吉原駅は賑わっていた。JR駅よりも人が多い。初詣に出かける沿線の人、鉄道ファン、電車好きファミリー、様々な層がやってきている。駅では鉄道グッズの販売も行われていた。
 フリー切符を買って乗車すす。まずは、本吉原で降りた。吉原を出ると電車は製紙工場の脇を走る。巨大なタンクを眺めながら、やがて町に入っていく。本吉原は工場の隣にある駅だった。
 駅のすぐ横にバーミヤンがあったので、そこでラーメンを食べてから旅を再開した。次は終点の額奈江尾(がくなんえのお)だ。この駅は新幹線の高架の脇に駅がある。周囲は町はずれの田園地帯だ。以前訪問した時はここから南に数キロ歩いて東海道本線の東田子ノ蒲駅に出たのだった。
 新幹線が高速で疾走するのを眺め、吉原方面に戻っていく。あと一駅降りてみよう。岳南富士岡駅で降りてみることにした。
 ここは車庫があるようで、構内に電車や機関車、そして貨車も留置されている。そして、富士山の眺めがとても良い。いい駅だ。夕方の傾きかけた陽が駅を優しく照らしているのがまたいい。
 もう少し早い時間に訪れていれば全駅下車もできただろうが、それは次回訪問の楽しみとしておく。日が暮れてくると風が寒くなってきた。吉原駅でコーヒーを買って、富士山を眺めながら飲んで電車を待つ。
(ASUS Zenfone MAX M1)
2021.02.06 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
みなとみらい
 みなとみらい駅からパシフィコ横浜の方に向かう。今年のCP+はオンライン開催が決定した。カメラ業界は今激動の時期を迎えている。
 歴史を紐解くと、過去にも何度か業界再編があった。スプリングカメラと二眼レフの衰退による昭和三十年代の四畳半メーカーの淘汰(中にはそれなりに台数を出していたメーカーもあったが)。カメラの電子化推進による昭和五十年代の勝ち負けの決着。そして、今世紀に入ってからの老舗のデジタルカメラからの撤退。
 もうコンデジは売れなくなった。気軽に撮る需要はスマホが受け持つようになり、そのスマホのカメラ性能はどんどん上がっている。センサーサイズもハイエンドコンデジ並みのスマホが出てきた。
 私もコンデジとスマホを併用している。スマホのカメラを実用のみならず、趣味的に楽しんでもいる。αシリーズの操作性を搭載したソニーの最新スマホを欲しいとも思う。
 だが、カメラでないと撮れない景色、カメラだからこそ楽しめる撮影がある筈。スマホだけでなく、ミラーレスだけでなく、一眼レフもコンデジも続いてほしいジャンルだと切に思いながら、人手の少ないビルをスマホで写している。
(SONY XPERIA XZs)
2021.02.03 Wed l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top
みなとみらい
 こういうご時勢なので、都市部の繁華街を歩く人は減っているのだろうかと思いきや、通勤で乗っている電車はさほど乗客が減った印象のない一月。
 土曜出勤の車内も以前と比べて空いている印象はない。ここが去年の春から初夏とは違う。
 そんなことを考えていたある日、所用でみなとみらいに行ってみた。平日である。ランドマークタワーは随分と空いているし、みなとみらい駅も閑散としていた。平日昼は人の流れに変化があったようだった。
(SONY XPERIA XZs)
2021.02.02 Tue l 横浜港周辺 l コメント (0) トラックバック (0) l top