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末続
 いわき駅から広野行きに乗って末続(すえつぎ)駅にやってきた。
 駅舎は無人駅だ。上りホームからは海が見える。駅舎のある位置は海とは逆で、駅前の細い道路を歩いて線路下をくぐり、川に沿って歩いていく。
 川は真新しい護岸が施されている。震災後に行なったものだろう。歩いている人はいない。土手の上を歩きながら周囲を眺めるが、畑と家が点在するだけだった。
 海岸へは下りられながった。だが、堤防から浜を眺めることが出来た。海は青く、とても綺麗だ。
 駅に戻って駅舎を眺めた。古い木造駅舎だ。窓口は封鎖されているが、室内には海岸の写真が掲示され、駅ノートも置かれている。私も一言書いてみた。
 次の下り列車まで少し時間があるので、上り列車で一駅戻ってみる。ホーム上から先ほど眺めてきた海を見つめ、とても静かな末続駅を名残り惜しんだ。
訳だ。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME ※135判換算47mm F1.9)
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2020.01.29 Wed l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
いわき
 今年の旅始めは一月三日の群馬県上信電鉄の旅となった。それから二日後、常磐線に乗りに品川駅とやってきた。
 天気は良い。柔らかな日差しが広い畑を包んでいる。水戸でいわき行きに乗り替え、いわき駅とやってきた。いわき駅は福島県浜通り地方の中心地である平(たいら)の町にある。
 次の電車まで少し時間があるので駅を出た。改札の外の東西連絡通路には赤いのぼりが並んでいる。サッカークラブいわきFCの応援のぼりだ。いわきFCは福島県リーグから毎年全勝優勝を重ね、昨年も東北リーグ1部で優勝し、全国地域リーグのチャンピオンを決める大会で全国リーグであるJFL昇格を決めた。JFLの上はJ3、つまりJリーグである。
 地域リーグのサッカークラブでここまで町に飾りつけがある例は、北信越リーグ時代の松本山雅FCくらいだろうか。その松本もJ1を経験するまでになり、スタジアムはほぼ毎試合満員である。いわきもそうなるかもしれない。
 駅の東側は商業施設があり、賑やかな通りである。対して西側は静かな住宅街で、連絡通路の高さそのままの高台となっている。その高台から更に高い丘が見える。平城である。
 丘の麓に案内板があり、それに従い道路を上がっていく。やがて住宅街の中に公園のような敷地が現れた。そこが本丸跡なようだが、入口が閉ざされて中には入れなかった。
 周囲には蔵造りの建物風な美術館もあるが、戸建ての民家が並ぶ空間で、意識していないと城跡という感触はない。それくらいに遺構は少なく思われた。
 いわき駅に戻ってきた。ホームの待合室で電車を待つ。次に乗る電車は常磐線の現時点での東京方の終点である富岡方面に向かう広野行きだ。富岡まで行く電車は少ないので、まずはこの広野行きに乗って海を見に行こうという訳だ。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 01 PRIME ※135判換算47mm F1.9)
2020.01.26 Sun l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
伊豆大川
 稲梓(いなずさ)駅から各駅停車のリゾート21に乗って伊東方面に向かっている。熱川の辺りからまた空は明るくなってきた。それほど寒くなさそうなので、大川温泉の露天風呂に行こうと決めた。
 伊豆大川駅は無人駅だった。斜面に立つ駅で、山側のホームから短い階段を上がると駅舎がある。駅前広場は狭く、足湯がある他は持ち帰り寿司屋があるくらいで店は少ない。土産物屋か食堂だったのだろうか、使われなくなった店舗がひっそりと残っている。
 道はすぐにT字路となり、左折して海に向かって下りていくと、やがて海岸が現れた。並行して国道が通っている。その国道の脇に温泉に来た人向けに小さな駐車場があった。
 案内看板に従い国道の下に設けられた土管トンネルをくぐると、砂浜に立つ海の家のような温泉がある。手前が女性、奥が男性用の浴室で、真ん中に管理人室がある。
 入浴料500円を払って入るが、ちょうどグループ客が出てくるところだというおばさんの勧めに従い、先客が出てくるのを待ってから入った。カーテンで仕切られた脱衣所は狭く、すぐ脇が浴室だ。
 岩風呂は数人入ったら満員なほどの広さだが、空の下、波の音を聞きながら入る温泉は素晴らしい。肌寒さもすぐに慣れ、いい湯加減に暖まってきた。
 垣で仕切られているので立ち上がって側まで来ないと海は見えないが、海岸で温泉に入れるというのは気分が高まる。貸切状態で楽しんだ。
 出てきたあと、管理者のおばさんと少し世間話をした。飲み物の自販とベンチも置かれ、私が座っている間も海岸に行く人が横を通っていった。
 温泉の近くに三嶋神社が建っていたので参拝する。神社の横から駅に向かって上り道を歩く。来た時は西日が海岸を少し照らしていたが、もう夜が近い。
 次の電車まで少しあるので駅舎に佇んでみる。本棚があり文庫本などが置かれてあった。地元利用客用の貸し出し文庫といったところか。
 すっかり日が落ちた頃、熱海行き電車がやってきた。元東急の通勤型電車であるが、クロスシートとロングシートが混在している内装だ。夜になって車窓は楽しめないが、海側のクロスシートに座る。
 空いていた車内も、伊豆高原駅からは中国人の団体が乗り込み少し賑やかになり、師走の夜の町に向かって電車は淡々と走っている。あとは熱海でお土産を買って夕食をするだけだ。日帰りは寂しく、旅を続けたい余韻に包まれながら、電車はいつしか伊豆急線から伊東線を走っていた。
(FUJIFILM X100)
2020.01.22 Wed l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
稲梓
 下田城から駅に帰り、次の目的地に向かうことにした。次の上り列車は特急と各駅停車が連続していた。私が購入した「伊豆満喫きっぷ」は特急踊り子号の自由席に乗れるので、まずは特急で河津に出てみることにする。
 河津駅は伊豆急下田駅から特急だと一駅めだ。春になると河津桜が咲き誇る町である。
 次の目的地は稲梓(いなずさ)という駅だが、駅の周りにはわずかな家があるだけのような場所らしいので、まずは河津の駅前を歩いて時間を費やすことにしたわけだ。
 駅から歩いて数分で海岸に出た。南北を短い岬に挟まれた浜だ。伊豆急の車内からも見えたが、伊豆七島が見える。大島だろうか。
 河津駅に戻って下り列車で一駅。稲梓にやってきた。ここは伊豆急屈指のローカル駅だ。私のほかには、里帰り風な家族が降りた。駅舎を抜けると里に通じる細い坂が左に延び、そこに「おかえりなさい」と書かれた板が立っている。のどかな風景だ。
 駅は無人駅であるようだが、委託管理者がいて掃除を行なっていた。駅に佇み写真を撮っている鉄道ファンが二名。
 小ぶりな駅舎を眺め、構内踏切を渡りホームに出て次の上り列車を待つ。やってきた列車はリゾート21の黒船カラーだった。
 リゾート21は山側はクロスシート、海側が海に向かって窓向きに座席をセットしてあるロングシートとなっている。海側に空いている席を見つけ座る。今通ってきたばかりの河津までの区間を通り、列車は海岸沿いに出た。次に向かうのは温泉である。露天風呂に入るつもりなので、天気と相談しながら降りる駅を考える。候補はふたつあった。
 ひとつは海に面した旅館。もうひとつは海岸の共同浴場。空は熱川と下田の間は曇りだ。伊東や伊豆高原のあたりは晴れだったが、伊豆は広いのである。曇りがちで寒そうなら前者にしようと思いながら、私は海岸を窓越しに眺めた。
(FUJIFILM X100)
2020.01.18 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
下田城
 伊豆急下田駅から町の通りを歩き20分ほど、下田城址にやってきた。入江に面して立つ下田公園がその城址である。
 駐車場の脇に下田城址と書かれた石碑が立っていて、これが入口だ。道はなだらかな登りだが舗装されているので歩きやすい。少し登ると開国広場という所に出た。城の曲輪にも思えたが、そういう訳ではなく後から造った敷地なようである。
 現在の下田城址はこのようにペリーの公園といいた趣きだが、もう少し登っていくと城についての説明版があった。
 下田城は北条水軍の城である。豊臣秀吉がいよいよ小田原に攻めてくることが真実味を帯びてきた頃、水軍の拠点城として整備された。町に近い場所にあるが山城である。下田の町を見下ろすことが出来た。
 天正十八年(1590)の小田原合戦において、この城は一万を超える西国の水軍に攻められ、僅か六百人という軍勢で約50日間持ちこたえたという。城将は清水康英。合戦後、清水康英は出家して河津の寺に入ったという。
 大軍を相手に持ちこたえたという堅城だけあって、上がっていくにつれて険しい地形となっていく。頂にある本郭はさして広くないが、周囲に張り巡らされた空堀や堀切が見事だ。三島の山中城にもある障子堀という、堀に土を盛って区画した造りもある。これは堀に落ちた敵兵がたやすく脱出できない構造である。
 案内板も整い、コース上は舗装されていたりするので、ハイキングとして歩きやすく整備されている。これも公園化されたからこそだろう。惣蔵していたより観光客の姿を見かけたのも、それが理由だと思った。下田市内の観光地としてはマイナーな存在ではあるが、下田を訪れた際には是非足を運んでほしい場所である。かつて、この町が戦場となった事を示す貴重な遺構なのである。
(FUJIFILM X100)
2020.01.15 Wed l 神奈川県外の戦国史跡 l コメント (0) トラックバック (0) l top
下田
 下田の町を歩くのは初めてだ。想像していたよりも昭和な佇まいの町だ。細い通りが何本かあり、商店が並んでいる。
 チェーン店ではない大きめの書店もあり、どこか懐かしい風景の下田である。やがて川と入江が見えてくる。そこにそびえる山が城址なのである。今回はここを訪れるのがメインの目的だ。
(FUJIFILM X100)
2020.01.12 Sun l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
伊豆の鉄道車窓
 年末休み初日、青春18きっぷ片手に伊豆日帰り旅をしてきた。日帰りで伊豆を回るという事は行く場所を絞らなくてはならない。伊豆急行線に乗るのが主目的で、それに合わせてプランを考え出発。
 熱海で伊東線に乗り換えた私は、間もなく新型特急にバトンタッチするスーパービュー踊り子号に乗り込んだ。乗るのは伊東までの約20分だが、えきねっとで海側の窓側席の空きをひとつだけ見つけ、そこを押さえた。全車指定席なのだ。
 窓の大きい車両で眺めはいい。網代や宇佐美の海が映える。以前行った宇佐美の温泉は確認できなかった。
 伊東駅で降り、伊豆満喫きっぷ(1900円)を購入する。伊豆急乗り放題の切符である。12/29から1/5までは販売しないのでこの日を選んでやってきた。切符はプリンター印字ではなく印刷ものだった。これは良い記念になる。
 伊東からは普通列車で向かうつもりだったが、この切符は特急踊り子号の自由席に乗れるので、席があれば踊り子号で行く事にした。幸い、やってきた列車は海側に空席があり、無事に席を確保できた。
 特急は主要駅だけ停まり、約1時間ほどで終点の伊豆急下田駅に到着した。下田は初めてなので楽しみである。
 熱川の辺りから空が曇ってきたが、観光客で賑わう駅前に出た私は、町中に向かって歩き出した。
(FUJIFILM X100)
2020.01.11 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
貫前神社
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 最近は近場に撮影に行けていないので、しばらくは伊豆の写真と群馬の写真と福島県浜通りの写真を公開していく流れになると思います。今回の写真は初詣をした群馬県の貫前神社です。富岡市にあります。階段を上がってから下った所にある造りの神社でした。賑わっておりました。
2020.01.08 Wed l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top