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岩
 岩の集落に入る。道は細く、それほど広くない場所に民家が固まっているという感じで、通る車も少なく静かである。
 集落は崖に囲まれていて、海岸を除く三方向に崖がある。その中に、如来寺跡というお寺の跡があるので行ってみた。
 小さな洞窟の中に仏像が並んでいる。地元の方々によって整備されているようで、お寺の跡といっても石像物が色々と残っている。鎌倉時代の歴史を今に伝える貴重なお寺跡。
 しばらく集落の中を歩いたあと、ふたたび海岸に出て漁港を少し見たあと、役場につながる道を歩き始めた。
 如来寺跡について
(SONY Cyber-shot W1)
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2018.01.29 Mon l 真鶴・湯河原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
岩
 岩大橋を撮ることに夢中になっていていたが、海岸の方もじっくり見てみよう。
 浜には小さな島がある。弁天島という名前がついている。浜のすぐそばに島があるという景色はいいものである。辺りは岩の姿も猛々しい断崖で、岩大橋はトンネルでここから海に出ている。
 小さな川が流れる洞窟もあった。少し先で山から出ているようで、うっすらと明るい。
 さて、次は集落を歩いてみよう。
(SONY Cyber-shot W1)
2018.01.27 Sat l 真鶴・湯河原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
岩
 町役場の前の道を歩いているうちに、道は下りになり、やがて海が家と家の間から見えてきた。そんな坂道が、更に急になってきたあたりで右手に海岸が現れた。
 海鮮料理の店が左にあり、そこを更に下ると浜である。トイレを併設した展望台のような施設があるが、現在は展望台は閉鎖されているようだ。とりあえず、砂浜に出た。
 神奈川県の地図で真鶴付近を見る度に行ってみたいなと思っていた景色がある。岩大橋だ。海の上に架かる橋である。浜から眺めると結構大きな橋だ。有料道路の端だからだろうか威圧感すらある。橋の右側は下り勾配になっている。確か、この先はトンネルなので、山の位置が低いのだろうか。
 海の上に架かる橋というと、神奈川県では観音崎大橋があり、私も歩いたことがあるが、あちらは集落を抜ける道を拡張させるために砂浜の所に橋を掛けたものだから、距離も短く、道路そのものだって幅の狭い道である。しかし、岩大橋は自動車道だからスケールが大きい。仮に歩道があったとしても、あの上を歩く気にはなれない。そんなダイナミックな橋である。
(iPhone5)
2018.01.25 Thu l 真鶴・湯河原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
真鶴
 真鶴は坂の町である。駅のある位置は高台の上で、海に向かって道が下っている。
 町役場の前の道は短いながらも平地で、周辺には家がそれなりにある。坂が多いゆえに、まとまった市街地はないが、この辺りから駅の方向に向かった辺りは町の市街といった感じだ。
 バス停を見ると会社が民間ではなくなっていた。以前は伊豆箱根鉄道のバスが真鶴駅と役場から岩地区を結んでいたが、2008芽より真鶴町コミュニティバスに移管されたようである。運賃は大人200円。
 真鶴町は神奈川県で初めて「過疎地域」に指定された自治体で、昨年秋の人口は七千人ほど。平成の大合併の時、お隣の湯河原町と合併する話が持ち上がったが、合併後の名将から真鶴の名が消えてしまうことなどを理由に町民の多くが反対して実現しなかった。
 もとより、神奈川県は平成の大合併で合併した自治体が少ない県(津久井郡の相模原市編入のみ)。真鶴町という名前を残したいという町民の気持ちと愛着も、この坂道と向こうに見える海の風景を眺めていると理解できる。
 旅人にとっては、この町の静かな坂の風景は心をくすぐる眺めだ。それが過疎地域という現実が作る風景だと思うと、複雑な気持ちにもなるのである。「まなづる」いい響きの地名だ。
(SONY Cyber-shot W1)
2018.01.24 Wed l 真鶴・湯河原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
真鶴
 風がとても強い日だった。空は晴れている。真鶴駅に着くと、髪が乱れる前に帽子を被って歩き始めた。
 今回は岬の方ではなく、岬より北側にある岩という集落を目指す。改札を出た所にあった地図をじっくりと眺め、一応写真に収め、それを頼りに歩き出した。
 しかし、風景はだんだん山あいになっていく。海も町も随分と下にある。道を間違えたようだ。やたらとダンプカーが通るのだが、その度に歩道に風が吹きつける。
 引き返していくうちに、下に下りられる道を見つけた。道と言っても家と家の間を抜ける細い路地である。方角は気にせず、とにかく下ることだけを考えた。そして、道路に出た。町役場の前の道。この道を歩くつもりだった。正しい道に出たのだ。
(SONY Cyber-shot W1)
2018.01.23 Tue l 真鶴・湯河原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
磐越東線
 年始休みを利用して、青春18きっぷの残りを使う旅に出た。行先は、またしても福島県。ただし、今回は常磐線である。
 上野駅から勝田行きに乗り、勝田の一つ手前の水戸から出る高萩行きに乗り換えた。高萩は茨城県北部の町である。降りたことのない駅なので終点まで乗り通した。
 高萩駅で降りると風が強い。空は快晴だが、風のせいか寒い。散策は軽く切り上げ、次の電車を待つ。次はいわき行きだ。待合室の隣のおばさん達が「今日は冬の天気ですね」などと言っている。天気は悪くないが、やはり寒いということなのだろう。
 電車がいわき市内に入ると、風は一段と強くなったような気がした。この辺りは海沿いなので風が強いのだろう。とうとう徐行運転となったが、なんとかいわき駅には到着した。しかし、そこから先は強風のため不通となっていた。バスで代行しているようだ。
 用事があって来た訳ではないので、私はここでルートを変えることにした。予定ではこの先の富岡まで開通している常磐線の旅をするつもりだったが、それは別な機会にする。
 駅の案内を見ると、磐越東線の次の列車が20分後くらいにある。こちらは山間を走るので強風の心配はなさそうだ。やってきたディーゼルカーに乗り込む。いわき駅の跨線橋を車内から見ると、サッカー福島県リーグのいわきFCの応援のぼりが風に激しく揺れている。いわきFCはJリーグを目指して精力的な活動を行なっているクラブである。いつか試合を観に行ってみたいと思っている。
 磐越東線は晴れた空の下、冬の農村風景の中を走っていく。やがて阿武隈川が近づき、渓谷を行く路線となるのだが、山が近づいてくるにつれ、地面に雪が現れ、やがて粉雪がちらつき出した。
 粉雪だった筈の雪は、風景が渓谷そのものとなると、本格的な雪と変わっていった。主要な駅で乗り込んでくる乗客は皆、寒そうな表情を浮かべている。外は真冬であった。
 終点の郡山が近づけば、つまり平地に行けば落ち着くかと思われたが、雪はどんどん強くなっていく。数日前にも訪れた郡山駅は雪に包まれていた。
 雪に対する準備をしてこなかった私は途中下車はせず、栃木県方面の電車の終点である新白河駅まで乗り通した。ここは東北新幹線との接続駅である。駅構内は東京に向かう観光客で混んでいた。駅員が「本日の東北新幹線の指定席は全列車完売となっています」と告げている。
 既にのどかなムードはない。高萩駅あたりの晴れた空もない。雪の降り積もる東北本線のホームに戻り、東京方面に帰るのだった。
(FUJIFILM X100)
2018.01.19 Fri l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 二日目は郡山を七時頃スタートした。同行のTさんが「全国の第三セクター鉄道の完乗」を目標に掲げているとのことで、郡山から先、福島県と宮城県を結ぶ阿武隈急行と、仙台空港鉄道に乗りたいというので、早めの出発にしたのだ。
 早起きしたおかげで、電車の車内から朝の太陽を見ることが出来た。山から昇っていく太陽はとても力強い。北国を照らす太陽の頼もしさを感じる。こういう気持ちは雪の降らない地域に住んでいては感じにくいものだおる。
 宮城県内に入り、名取駅から空港線に乗り換える。電車は真新しい。私は2008年に秋田から三陸を旅した時に乗っている。平成に開業した路線なので全線高架で、広々とした田圃を見渡せる車窓である。「あまり期待しないように」と釘を刺しておいたせいか、Tさんは「思っていたよりは景色がよかった」と感想。ただし、車内はとても混んでいる。年末に出かける人達で大繁盛である。
 駅と空港はきれいな通路で直結している。空港でトイレタイムにして、少し空港ビルを見学。Tさんが焼きたて笹かまぼこセットを買ってきてくれた。お茶のサービス付で、待合用ソファに座って食べる。とても美味しかった。さすが本場だ。
 帰りの仙台行きは更に混んでいた。幼児が泣いていて可哀想になってくるほどの混雑。年末を宮城県の観光地で過ごそうという人達、或いは帰省の人達が大勢いるのだろう。
 仙台駅からは、「全国の私鉄を完乗する」ことを目標にしている私に合せて、地下鉄東西線という近年開業した渡船に乗る。取り立てて書くこともないが、時折電車は地上に出て、その車窓が森林公園のようだったことで「杜の都 仙台」を実感した。あと、乗車の際に買ったICカードのデザインが可愛かった。気になる人は「icsca」で検索を。
 仙台駅の構内で鯖寿司と餅を買い、福島方面に引き返す。阿武隈急行の乗り換え駅である槻木(つきのき)駅は仙台近郊といった感じの綺麗な駅舎と整ったロータリーを持つ駅だった。
 やってきた阿武隈急行福島行き電車は、伊達政宗をイケメンアニメキャラにしたイラストが描かれた車両で、車内放送も声優さんが行なっていた。この辺りは伊達家ゆかりの土地である。
 国鉄時代の終点であった丸森駅を過ぎると車窓は山深くなり、阿武隈川の渓谷美を堪能できるようになる。地面には少し雪も残り、青空の下、鯖寿司と餅を食べながら車窓を堪能していると、Tさんが買ってきた仙台駅の人気スイーツが出てきた。これがまた美味で、頬が落ちそうになる。それを食べながら銀河高原ビールのピルスナーを飲む至福の午後(私は甘いものを食べながら酒を飲める人だ)。
 福島県内に入ると畑が増えてきた。桃や林檎の畑が現れる。福島県は果物の名産地なのだ。福島駅からは東北本線を乗り継いで帰ることになる訳だが、さすがに栃木県に入ると名残惜しい気分になってきた。旅の気分の締めとして、宇都宮で降りた我々は居酒屋に向かうのであった。
(SONY NEX-6 LENS:SONY SEL 16-50mm F3.5-5.6 OSS PZ)
2018.01.17 Wed l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
会津若松
 会津鉄道で会津若松駅に着いた頃には、空はすっかり夜になっていた。
 ここからの流れはその場の勢いで決めることにしている。一旦、駅前に出て店を物色してみようということにしたが、外は風が強く、雪も激しくなってきた。
 会津若松の町の中心部は駅から離れていることは過去に訪問して知っているが、この風雪の中を店を探しながら歩くのは困難だった。ということで、駅前の居酒屋に入る。そこしか選択肢がないような流れだ。
 しかし、入ってみてわかることというものがある。お通しは二つのうちどちらかを選ぶ方式。店員のお姉さんが「あんきも」と言った瞬間、有無を言わずあんきもを選択。お通しでこれとは期待できる。
 同行のTさんが「馬のレバーが食べたい」と顔にハートを浮かべて所望する。我々は馬刺しとレバーを地酒で堪能した。
 一時間ほどの滞在だったが、すばらしい途中下車となった。宿泊地を会津若松にしなかったことを悔やんだ。Tさんは初訪問だが、私は二回泊まっている上に何度か訪れている町なので今回はパスしてしまったのだ。和洋それぞれ良い店があり、カフェも良いのは経験上知っていて、敢えて宿泊地から外したのは失敗だった。私自身、少し前に戊辰戦争に於ける会津での戦いについて書かれた本を読んで、改めて町歩きをしたいと思っていたのにである。
 Tさんは喜多方ラーメンにも未練があるようである。「只見線の旅でもした時に会津若松に泊まって喜多方にも行こう」と私は再訪を誓った。喜多方も泊まったことがあるが、早朝からあちこちのラーメン屋が開いているという凄い町である。
 我々は磐越西線に乗って郡山に向かい、ホテルに荷物を置いたあと飲みに出かけた。そこはそこで、なかなか良い店だった。帰りに、お姉さんが外まで出てきて「良いお年を」と言ってくれたのは粋を感じて、嬉しい気分にもなった。福島県はいい所である。
(SONY NEX-6 LENS:SONY SEL 16-50mm F3.5-5.6 OSS PZ)
2018.01.16 Tue l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
湯野上温泉
 湯西川温泉駅からは東武鉄道の特急リバティ会津に乗る。この特急は浅草と会津田島を結んでおり、会津田島では会津若松行きの快速と接続している。
 登場してまだ一年と経っていないので、とても綺麗な電車だ。特急券を買わないと乗車できないが、今回の旅で唯一の特急列車なので、まったりとくつろぐ。途中、反対方向から来る列車の待ち合わせで停車した駅は、ホームに雪が高く積もっていた。発車までの間、ホームに出て雪を掴む。さらさらして綺麗だ。空は会津地方になってから晴れになった。
 会津鉄道の会津田島駅で会津若松行きに乗り換え。電車が走れる区間はここまでで、此処から先はディーゼルカーなのである。
 雪の積もる農村を、列車はゆっくりと辿っていく。雪を乗せた針葉樹が並び、その手前には広い畑が白く横たわっている。はるか向こうは白い山々。そんな風景の中を走る。
 湯野上温泉駅で降りた。駅舎の中に囲炉裏があり、テーブルには湯呑とポットと急須と茶葉の缶。いい駅である。お茶を飲んでくつろぐ前に、まずは周辺を散策した。
 駅のすぐそばに小さな旅館が数件並んでいるが、冬季休業なのかひっそりとしている。家もそれほど多くなく、少し歩くと集落は尽きた。川の上の段丘に作られた集落。そんな感じの風景だ。
 駅の脇には足湯があった。湯西川温泉のものより熱く、長く入っていられなかったが、粉雪の舞うローカル駅の足湯は風情があった。
 次の列車の発車時間まで少しあるので、のんびりとお茶を飲む。木造駅舎の温もりの中で飲むお茶は格別である。
(SONY NEX-6 LENS:SONY SEL 16-50mm F3.5-5.6 OSS PZ)
2018.01.13 Sat l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
湯西川温泉駅
 年末休みを利用して福島県と宮城県を旅する。そういう予定を立てた。青春18きっぷの旅である。
 朝、上野駅を出発して、やってきたのは宇都宮駅。ここは駅弁発祥の駅ということで敬意を表して駅弁を購入。切り刻んだこんにゃくなどが入った稲荷寿司を買う。昼食としては自分的にも良いサイズだ。さすが駅弁発祥の地。いろんな人のニーズに応えてくれるのである。
 駅弁を抱えて日光線に乗り換えたが、通勤型電車で、しかも観光客で混んでいる。だんだん山が近づいてきた。山頂は雪が乗っているが、道端にも雪が積もっている。開いたドアから入ってくる冷気がもう山のものである。ちなみに、この辺りの電車のドアは、乗客がボタンで開閉する仕様だ。
 日光駅からは徒歩で東武日光駅に向かう。以前は日光への鉄道アクセスでは東武の圧勝だったらしいが、この日は互角か、少しJRの駅の方が賑わっている感じに思えた。外国人が多かったからだろうか。ここからは青春18きっぷは使えないので、券売機できっぷを買う。
 東武日光発会津若松行き「AIDUマウントエクスプレス」は一般車の他に特別仕様車を連結している。福島県名物赤べこイメージな赤い車両で、女性乗務員も乗っている。
 この列車、クロスシートなので、ここから駅弁を食べる予定だった。しかも、車内は空いている。鬼怒川の辺りの渓谷風景になったら封を開けようと駅弁を膝に置いた。しかし、二駅めの下今市駅から大量の乗客が乗りこんできた。どうやらSLが走っているらしく、駅が混んでいる。駅弁開封は諦めた。
 列車は鬼怒川の渓谷に入った。空は晴れているが地面は雪景色なので眺めが素敵だ。立ち客が出るほど混んでいた車内も、鬼怒川温泉で大量に降り、新藤原、川治温泉と少しずつ降りて多少は落ち着いた。新藤原からは東武鉄道ではなく野岩鉄道になる。ちなみに、「やがん」と読む。
 野岩鉄道に入ると、俄かに山深くなっていく。駅弁を食べ終わりくつろいでいるうちに、最初の目的地である湯西川温泉駅に着いた。
 この駅はトンネルの中にホームがある。それだけ山に囲まれた場所を鉄道が走っているのだが、駅の外に出てみると、空は曇り、雪が舞い始めている。ここは、鉄道駅に隣接して道の駅がある。そこに足湯があるというので立ち寄った。気温はとても低いのだが、そういう日だけに足湯は気持ちいい。
 湯西川温泉自体は駅から離れている。昔、友人たちを行ったことがあるのだが、その時は駅からバスに乗って行ったものである。一泊二万円という、自分一人なら絶対に泊まらないような料金の宿に泊まったのは良い思い出だ。今日は、足湯だけで先に向かう。
(SONY NEX-6 LENS:SONY SEL 16-50mm F3.5-5.6 OSS PZ)
2018.01.11 Thu l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
安比奈
 西武鉄道安比奈線の路線跡は、農地の中を撮っていった。列車が走らなくなって五十年以上が過ぎているだけに、すでに線路は自然と一体化し始めている。線路の側に木が並ぶ区間では、木の根っこがレールの下にめり込んでいたりする。そんな箇所をいくつか見つけた。
 線路は入間川のところで川沿いに通る線形となっている。途中、川を越える道路の橋によって線路は分断されるが、橋の下をくぐって向こう側に出て探索を続行する。
 道路を抜けてからは、左手に広い農地、右手に土手沿いの藪、そんな風景が続く。レールの下は土が盛ってあるだけのような状態になり、隣の畑の側道との境が曖昧になってくる。
 やがてレールは消え、線路の跡のような道だけとなり、それも尽きた。架線柱のようなものがあることが、ここに鉄道がかつてあった事を伝えるのみだ。この空き地こそ、安比奈駅の跡である。貨物駅だったので、ホームや駅舎などを思わせる遺構はない。
 どのあたりまで探索していいものか、よくわからない風景になってきたが、線路の跡らしき道がわからなくなってきたところで、この廃線跡探訪は終了した。あとは帰るだけである。南大塚駅を出てから二時間近く経っていた。
 南大塚駅と安比奈駅との距離は3.2kmだということは、事前に調べて知っている。帰りはゆっくり撮影したり、立ち止まって景色に見とれたり、道がわからなくて迷いかけたりしないだろうから、一時間もあれば南大塚駅に着くだろう。傾き始めた太陽が、畑と線路を照らしている。廃線跡は黄昏がよく似合う。
(RICOH GR)
2018.01.10 Wed l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 線路は農地の脇を通りながら、やがて小さな森の中に吸い込まれていった。この先に何があるのだろうか。想像を掻き立てられる風景である。
 この森の区間は、NHKの朝ドラ「つばさ」で登場していた風景なのだそうだ。このドラマを見ていないので何ともコメントできないが、映像として映える眺めであり、ノスタルジーを感じる眺めでもある。
 この森の先は再び農地の脇を走る区間になるが、小さな橋梁があり、木の並び横を線路が延びている風景になる。
(RICOH GR)
2018.01.09 Tue l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 西武鉄道安比奈線は、入間川の砂利を運ぶことを目的として、大正十四年に開業した貨物線である。昭和三十八年に休止となったが、これは事実上の廃止であった。その後、昭和六十二年に安比奈駅跡周辺に電車の車両基地を作る計画が持ち上がり、線路跡は残され続けたが、その計画が消滅したこともあって、遂に昨年正式に廃止という手続きが取られた。
 そんな安比奈線跡だが、廃止という扱いになったため、いよいよ今年から線路の撤去作業に入るという。五十年以上にも放置されてきた線路跡は、年月の割にはかなり線路の痕跡が遺されていた。
 南大塚駅を出てしばらくは住宅地の中を延びている。朽ちかけた架線の倒壊を防ぐために添え木をしている箇所もある、枕木は朽ちつつあり、レールも錆びている。線路内には雑草が生い茂り、住宅地の区間はかなり廃墟化が進行している印象だ。
 やがて線路は農地に出る。風景が開け、畑の中を路盤が延びているのがわかるのだが、並行している道がなく、観察が難しくなった。
 道路を迂回してなんとか再び線路の側にやってきた。このあたりからは線路の脇に道も現れ、観察がしやすくなった。やはり、この辺りの区間も線路はかなり朽ちている。
(RICOH GR)
2018.01.08 Mon l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 東武東上線とJR川越線が合流している川越駅にやってきた。ここから北に少し歩いたところに西武新宿線の本川越駅がある。
 本川越駅はプリンスホテルや駅ビル「PePe」も併設され、なかなか大きな駅である。二つの建物を結ぶフロアは吹き抜けの天井になっていて、そこに駅の改札口がある。
 本川越からは特急小江戸号が西武新宿に向かって走っているが、一般列車はロングシートの通勤型である。西武新宿線は関東の私鉄線には珍しく、地下鉄と乗り入れを行なっていない路線なので、都内方向に向かう登り電車のほとんどが西武新宿行きとなる。
 その電車に乗って一駅めが南大塚駅。住所は川越市になるが、古い町を持つ観光の町という風情は此処にはなく、郊外の駅という眺めだ。
 降りてみれば、これといって特徴のなさそうな駅から、長い年月の間、休止となっていた路線がある。休止といっても実態は廃線同様な状態だった。その路線の名は、西武安比奈線。「あひな」と読む。この路線が南大塚から出ていたのだが、2017年に遂に正式に廃線が決まった。
 今回の旅は、この西武安比奈線の線路跡を辿る旅である。
 南大塚駅の脇から空き地が斜めに広がり、やがて錆びた線路が現れた。駅前なので周囲は住宅地である。
(RICOH GR)
2018.01.07 Sun l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 あけましておめでとうございます。昨年は当ブログを見ていただき、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。
 今年も、神奈川県の風景を色々と写し、語っていきたいと思います。都市、史跡、海、山、神奈川県に溢れる様々な景色には、このブログで紹介していないものが、まだまだたくさんあります。ひとつでも多くの景色を伝えていきたいなと思います。
 神奈川県以外の風景も、旅先での写真をもとに掲載していけたらと思っております。現在、年末に訪問した埼玉県の西武鉄道安比奈線の跡、福島県宮城県の度、正月早々に出かけた茨城県から福島県の旅、というストックがあります。お楽しみに。
 今年も、楽しく綴っていきます。よろしくお願いいたします。 (記事の写真は、東北本線の車内から撮った朝の太陽。福島県二本松市)
2018.01.04 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top