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逗子
 私が海岸に着いたのと同じくらいの時間にやってきた女性が、一眼レフに大きなレンズを付けて撮影している。白いレンズだからキヤノンか。ミノルタやソニーも白い望遠レンズを出しているのに、白レンズを見ると、ついついキヤノンだと思ってしまう。αユーザーなのに(ついでに言えば、ミノルタの白いGレンズも持っているのに)。余談だが、キヤノンのは正確には明るいグレーで、αのは白い。
 望遠で海岸を撮るとすれば、海の向こうにある何かである。江の島の向こうに富士山がそびえている。空が暗くなるにつれて、その形が濃くなっていく。
 私も望遠レンズを持ってくれば良かったと一瞬だけ思った。基本的に、コンデジのズームは広角側しか使わない。W1の望遠側は114mmの画角で中望遠クラスだし、F77は単焦点だ。13年前のコンデジと、15年前のコンデジ。適材適所で楽しむのが吉か
 でも、こうしてオーソドックスに海岸と空を撮るのだって楽しい。三浦半島の夕日は大好きだ。
(SONY Cyber-shot W1)
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2017.12.30 Sat l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
逗子
 葉山あたりで夕日を見ていると、犬を連れて海岸に来ている人をよく見かける。逗子も同じように犬を連れての夕日散歩の人がちらほら居た。
 森戸海岸と比べると逗子海岸の砂は少し柔らかい感じがした。
(SONY Cyber-shot F77)
2017.12.29 Fri l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
逗子
 夕日を撮ろうと、数人の人が集まってきた。或いは、夕日を見ながら散歩しようという地元の人。
 もう既にサーファーは撤収したようだ。浜の上をトンビが飛んでいく。
(SONY Cyber-shot F77)
2017.12.28 Thu l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
逗子
 逗子海岸まで戻ってきた。風は少し収まった。期待通り、夕日が海岸を染め始めている。
 逗子の夕日は、三浦市あたりの夕日と比べると色が明るい印象がある。雲が三浦市ほど多く出て来ない印象もある。今日もそんな夕日だ。
(SONY Cyber-shot W1)
2017.12.27 Wed l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
葉山
 風が強いこともあって海岸沿いを歩くのははばかれ、道路を歩く。葉山の海岸通りは道幅が狭く、そこに路線バスも走っているので、すれ違いがなかなか大変そうだ。
 葉山に来たので森戸神社に参拝することにした。先月も来たけれど、森戸の近くまで来たのだから挨拶に参らねばとの思い。
 森戸神社からの海の眺めは、いつもと変わらぬ美しい眺め。冬の葉山の雰囲気は好きだ。夏のような明るさはないが、空が澄んで広く感じる。
 今回は森戸までの散歩ということにして、逗子方面に引き返すことにした。このペースで向かえば、逗子で夕日が見られるだろう。自販機でコーヒーを買って一休みしたあと、来た道を引き返した。
 森戸の集落から逗子寄りは元町と呼ばれている。道幅が特に狭く、そこに商店が並んでいる。洒落た店もあれば、古い店もある。そんな古い店先に、「御自由にお持ち下さい」と松ぼっくりが置かれてあった。
(SONY Cyber-shot W1)
2017.12.25 Mon l 葉山 l コメント (1) トラックバック (0) l top
葉山
 風の強さに体を煽られながら、海岸線を歩く。前髪が目に当たるのでニット帽を被って歩いている。
 葉山なら、もしかしたら風も少し穏やかかもしれない。そんな淡い期待を胸に切通しを抜けて葉山に向かった。
 期待していたほど弱くはないが、逗子海岸よりは少しだけ穏やかか。逗子海岸を背景に、葉山漁港を撮る。
(SONY Cyber-shot W1)
2017.12.24 Sun l 葉山 l コメント (1) トラックバック (0) l top
逗子
 今回は二台持ちで歩いている。どちらも古いサイバーショットだ。W1はファインダーが付いていて使いやすく、電源が単三電池なのでエネル-プが使えるのが嬉しい。エネループは、単三六本を使用するペンタックス645向けに六本所有している。
 W1のレンズはサイバーショットにはよく見られる、カールツァイスのバリオテッサーで、135判換算で38-114mmの三倍ズームである。この焦点距離は、私の初代散歩デジカメ「「ミノルタディマージュXi」と同じなので馴染みのある画角なのがまた良い。
 もう一台が、先日記事にしたF77だ。こちらは専用リチウム電池なのでボディは軽い。レンズ部分を回転されて起こすと電源がオンになる仕組み。
 どちらのサイバーショットもセンサーサイズは1/1.8/CCDなので、画質はそう変わらない。写りとしては、F77の方が実際の色に近く、やや逆光に強いという感じ。
 強風に散策を断念した岬を振り返り、ディスタゴンの付いたコンデジで撮ってみる。
(SONY Cyber-shot F77)
2017.12.23 Sat l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
逗子
 横須賀線の逗子駅に降り立った。これから逗子海岸に向かうが、まっすぐに向かわずに、まずは披露山の大崎の回暗線に向かった。
 なぎさ通りを歩き、山が見えてきたところで海岸の方向に折れる。路地みたいな細い道を歩きながら、やがて海岸に出た。
 風がとても強い。駅に降りた時点で感じていたが、強風である。冬の逗子は風が強い日が多い印象がある。そういう日だから、海にはサーファーが何人も居た。
 道路に出て、海岸線を歩いてみようかと考えていたが、あまりの強風で歩くのが大変だ。風で体が飛ばされそうな恐怖感がある。引き返すことにした。
 道路から見下ろす海は、波が勢いを増している。さて、予定を変えることにして、どこに行こうか。今回はサイバーショットを二台持っての散歩である。
(SONY Cyber-shot W1)
2017.12.22 Fri l 逗子 l コメント (0) トラックバック (0) l top
IMG_2449_R.jpg
 京セラがヤシカから受け継いだコンタックスブランドで、一眼レフのコンタックスカメラを作っていた時代があった。カールツァイス財団のカメラブランドのひとつである「コンタックス」には、レンジファインダーカメラも存在していたが(そちらの方が知られている)、ヤシカ~京セラは一眼レフを作り続けた。
 バブル期に京セラコンタックスは高級コンパクトカメラ旋風の先鞭をつけるが、その流れで90年代前半にAFレンジファインダーカメラ「コンタックスGシリーズ」を発表した。
 私はこのGシリーズが欲しくて、でも買えずに指をくわえて見て…いや、ヨドバシカメラで度々触って楽しんでいたのだが、なかでもビオゴンと呼ばれる広角レンズ(28mm F2.8)がとても欲しかった。プロが撮影したビオゴンの作品は、いわゆる「ヌケのいい」描写で、海を撮るのが好きな自分は、これで海岸散歩をしたいと思ったものだった。
 コンタックスGシリーズは結局、京セラのカメラ部門撤退によって約十年ほどで幕を閉じることになる。デジタルカメラ化されなかったマウントなので、ミラーレスが世に出る直前はかなりの安値で中古店に並んでいたものである。今はコシナがライカMマウント用のビオゴンを出しており、個人的には、いつか買ってみたいレンズのひとつになっている。

 一眼レフ用のコンタックスの広角レンズは「ディスタゴン」という名のレンズである。ディスタゴンはミノルタからソニーに移管されたAマウントで復活し、ミラーレスのEマウントでも登場した。コシナからも主要各社一眼レフのマウント用のディスタゴンが出ている。
 カールツァイスの広角レンズに対し、ビオゴンでいい印象を持っている自分は、ディスタゴンにも興味はあった。しかし、一眼レフのコンタックスは持っていないし、Aマウントのディスタゴンは24mm F2とあって、ミノルタ24mm F2.8を所有しているからとりあえずいいかと、興味の範囲から外していた。
 そんなある日、ソニーのコンデジ「サイバーショット」にディスタゴンが付いているカメラがあると知った。F55(200万画素)とF77(400万画素)である。135判換算で37mm相当の単焦点レンズが付いているという。
 私はいろんなメーカーのコンデジを持っていて、ソニーのコンデジも複数所有している。使い勝手は悪くはない(凝った設定はあまり出来ないものが多いが)。サイバーショットにはカールツァイスが付いたものが多い。「あんなのは、なんちゃってツァイスだ」という意見もあるだろうが、一応カールツァイスなのである。コンタックスやハッセルやローライに付いているツァイスとはモノが違うだろうけれど、カールツァイスなのである。
 もっとも、ほとんどのサイバーショットのツァイスは、一眼レフに付いているようなものと違って、T*コーティングではないので、あくまで気分を楽しむものだとは理解している。そういう気分は求めていない人で、でもコンデジで本格的にツァイスしたい人はソニーRXシリーズを買うのが良い。私も、そう遠くないうちに買うかもしれない。

 さて、ディスタゴンである。「ブランド信仰」なんて持っていない私だが、「ネタ」としてディスタゴンの付いたコンデジを持ってみたい。中古で程度のいいF77を手に入れた。五年ほど前のことである(F77自体は2002年に登場した古株だ)。
 F77はレンズ部分が回転する「スイバル式」というカメラだ。ファインダーも一緒に回転するが、もちろん背面液晶でも撮れる。私はニコンE950というスイバル機も持っていて、割と好きなデザインなのであるが、今はこういうカメラは消滅した。おそらく「盗撮防止」が理由かと推測する。レンズを上に向けられるので、ローアングル撮影で面白い写真が撮れるのだが、それを悪用する輩がいたのだろう。
 しかし、使ってみると、それなりに不便な部分も感じることとなる。それは、メディアが「メモリースティック」だからである。PSPなどに使える「DIO」の方ではなく、無印メモステである。DUOよりも長いのが特徴だ。
 なんとか手元に集まったメモステは、4M、16M、32M、64Mだ。4Mバイトなんてフィルム並みの撮影枚数しか撮れない代物は、たしかF77に付いてきたものである。64Mバイトなら少しは撮れるが、それでも400万画素カメラでは心許ない。結局、秋葉原に出かけて、メモステDUOをメモステに変換するアダプターを買った。DUOは別のサイバーショットで使っていた1Gバイトのを持っている。それでも1Gだから少なく思えるが、400万画素だから充分だろう。
 さて、写りだ。センサーは1/1.8 CCD。なかなかのスペックである。CCDなので暗い場所での撮影は苦手だが、昼間、特に晴天時は綺麗に撮れる。CCDの写りはやはり好きだ。CMOSは綺麗だが、なんというか、綺麗すぎるのだ。個人的な意見なので異論は認めるが、リゾート的な美しさを求めるのでなければ、海と海岸を撮るならCCDの方が綺麗に思える。なんというか、リアルな感じに思えるのだ。
 さて、このF77を久々に持ち出してみよう。行先はもちろん「海」のある町である。
2017.12.20 Wed l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
 掲載できる写真のストックがなくなったので、今回は雑記などを。
 泊りがけの旅に持っていくカメラで毎回悩む。撮影を目的にした旅ならば、ある程度目的に沿った選択ができるのだろうが、自分の場合、撮影を目的にして旅に出かけることはほとんどない。
 一眼レフに数本のレンズ、あるいは標準ズームという選択が無難に思えなくもないが、一眼レフを持って行動するのは結構重い。旅の移動は鉄道かバスで、旅先では徒歩での散策が多いからである。車で移動している旅なら、一眼レフに複数の高級レンズのセットだろうが、中判カメラだろうが、積極的に持ち出せることだろうなとは思う。
 日帰りの話だが、以前、北鎌倉にペンタックス645に55mmレンズ(中判だと準広角レンズになる)を付けてスナップに行ったことがある。645はデジタルのではなく、フィルムカメラの初代のだ。持っている人、あるいは、触ったことのある人なら理解していただけると思うが、この中判一眼レフ、重いのである。いや、この手のカメラの中では軽くて使い勝手のいいカメラらしいのだが、私には重い。80年代のカメラだし、フィールドカメラであることを売りにしているから金属ボディだ。散策途中で腰が痛くなったが、撮影はがんばって、フィルムは使い切った。
 ※その時の写真を掲載した記事 「東慶寺」 「北鎌倉駅前」
 泊りがけの旅で持っていく一眼レフとしては、所有機の中では、オリンパスE-410はなかなか素敵な一台だ。小さくて軽い。しかも、私の持っているフォーサーズマウントのレンズは、25mmのパンケーキだけなので特に軽いセットになる。このカメラ、カタログでは宮崎あおいさんが小湊鉄道をカメラ旅するという写真に溢れていた。そういう使い方をメーカーも推奨しているのだ。私もいい旅カメラだと思っている。
 だが、フォーサーズなのである。もう新製品は発売されない。しかも、私のE-410は電源が時々入らなくなるという持病があり、旅で使うには難しい。今までは何度か旅に持ち出してきたが、現在はスナップでも持ち出す機会が減った。カメラ自体は大好きなので、フォーサーズの灯が消えたのは残念である。
 となると、軽いコンデジやミラーレスというのが正解なのだろう。事実、そうなることが増えた。夏に和歌山~神戸~京都と回った旅でもリコーGRを持っていた。あの小ささでAPS-Cというのは嬉しいスペックである。広角レンズ自体も好きである。28mmという画角は、フィルムが主流だった時代、私のミノルタαの基本スタイルだった。
 そう、以前α9000で旅に出たことがある。デジタルカメラをまだ一台しか持っていなかった昔の話である。
 行き先は会津だった。喜多方を宿泊地に決め、常磐線のいわき駅から磐越東線、郡山から磐越西線と乗り継いだ。磐越東線の車内で向かいに座る青年にカメラのことを聞かれた。「α9000なんてシブイですね」という訳である。そういう青年は、ペンタックスMZ-5とリコーGR-1だった。軽量な一眼レフに標準ズームを付けて、広角のコンパクトカメラでちょっとしたスナップ。いい組み合わせだと思った。これは現在でも使えるスタイルだ。今ならさしずめ、高性能ミラーレスに標準ズームを付けて、高画質コンデジという感じだろうか。
 その旅でも、α9000には28mmを付けていった。これ一本である。猪苗代湖近くでレンタサイクルを借りて風景撮影をしたが、かさばらなくて扱いやすかった。
 現在のデジタルカメラのラインナップで、α9000を彷彿させるデザインというかイメージのカメラとなると、ソニーα7か、パナソニックG7かG8あたりだろうか。両社ともミノルタ関係者が関わっているからこそのセレクトだ。他社なら、フジのX-Tシリーズなんかもイメージに近い。
 こういう軽快なミラーレスに広角レンズを一本だけ付けて、古い町並みの残る土地を旅したら、とても楽しいと感じる事だろう。シブイかどうかはわからないが、広角単焦点だからこそ切り取れる景色はある筈だ。
2017.12.17 Sun l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
等々力競技場
 サッカーJ1リーグで川崎フロンターレが初優勝した。数字的にはかなり不利な状況であったのにもかかわらず、最終戦で栄冠を勝ち取った。
 今までは準優勝に終わることが多く、優勝への道は近いようで遠かった。その瞬間、いろいろな思い出が甦って、胸が熱くなった。
 15年ほど前、まだJ2で戦っていた頃は、観客は大体三千から四千人といったところで、二万人を収容できる(当時。現在は二万五千人)スタンドは気の毒なくらいに空いていた。
 当時のJ2は今よりも観客が少なかったので、川崎が飛び向けて不人気チームということでもなかったが、大都市にありながらこの数字は、正直物足りなく思うとともに、川崎という街で地域密着をしていく難しさを感じたものだ。川崎市は細長い町で、区ごとの結びつきが弱く、また、新興住宅街である北部と、工業地帯である南部とでは、人の交流もほとんどない。
 そんな川崎市の状況を、そのまま黙って見ているフロンターレではなかった。関係者は様々な工夫を凝らしてスタジアムに娯楽を作り、市内の至るところに応援ペナントを掲示してもらうよう営業した。結果、川崎市内の数多くの商店街に、フロンターレの応援ペナントとポスターを見かけるようになった。
 実はうちの近所にも応援ペナントがなびいている。普通の住宅街にである。横浜市内でマリノスのポスターが掲示されている街も結構見かけるが、フロンターレの数には及ばない。というより、全国的に見ても、ここまで掲示物に力を入れているクラブはそうそうないだろう。
 12月10日、川崎駅前で優勝記念パレードが実施された。沿道は人で身動きが取れないほどの盛況となり、終了後も駅前はフロンターレグッズを身に付けた男女を多く見かけた。私も、確か10年以上前に、武蔵小杉のオフィシャルショップで購入したイングランド製だというマフラーを巻いて駅前に居た。
 このマフラーを買った頃と違い、今の等々力競技場は毎試合大盛況である。自由席は開始二時間前くらいには行かないと連番の席を確保するのは一苦労なほど。満員続きなスタジアムは、数年後、さらなる改装によって三万五千人収容に生まれ変わる予定である(球技場化はされず、陸上競技場のままなのは残念だが)。
 15年前、閑散としていたスタンドは見違えるような姿になり、チームも強くなった。優勝パレードに歩道がびっしり埋まるほどの大勢の人が集まるまでになった。川崎市にプロスポーツが根付いたことを嬉しく思うのである。
(PENTAX Q LENS:PENTAX 02 STANDARD ZOOM 135判換算27.5-83mm F2.8-4.5)
2017.12.15 Fri l 川崎北部・横浜港北 l コメント (2) トラックバック (0) l top
IMG_2445_R.jpg
 少し前に、いつも見ている写真ブログにて、ブログ主の方がルースターズのアルバム「PASSENGER」について触れていた。
 日本の歴代ロックバンドで一番好きなバンドは?と聞かれれば、私は「ルースターズ」と答える。そんな私にはヒットな話題だった。ルースターズはアルバム毎に音楽の方向を変えながら、多数のアルバムを出してきたバンドで、このアルバムはラストアルバムの前の作品となる。フランス録音で、音は洗練されているが、尖った感じは薄れ、代表作とは言い難い作品だが、表題作は私も大好きな曲である。
 ルースターズは80年代に活動したバンド(平成になっても何度かライブを行なっている)。福岡県出身で、様々なタイプの曲を演ってきたバンドだ。80年代と言えば、多くのロックミュージシャンが世に出て活躍した時代だが、ルースターズは一般には馴染みの薄い存在である。だが、多くのミュージシャンに影響を与えたバンドであり、トリビュートアルバムまで作られたりもした。
 80年代には元気のよかったロックというジャンルも、今は勢いが弱まり、世間からは離れた存在になって久しい。日本では歌謡曲をベースとした歌謡ロックというジャンルがもてはやされ、90年代に活躍した歌謡ロックバンドが今でも固定ファンを従えて大きな会場でライブを行なっているのが目立つが、多くのロックバンドは細々と活動し、インディーズアイドルに楽曲を提供したりして、存在感を示している状況である。
 ルースターズの全盛期を生で体験していない私だが、今こういう時代から80年代の音楽を眺めると、彼ら、彼女らが時代を切り拓こうとした息吹が感じられる。そういう時代であったとも言える。ロックがもっと溢れていた時代。とでも言おうか。80年代という時代が、いろいろ出来た時代だったのだとも言える。

 80年代という時代がカメラにとっても技術の過渡期であり、電子カメラが発展していった時代であるのは歴史が証明している。技術が急激に進歩していく過程において、カメラのデザインも変化していった時代といえる。
 それを象徴するのがプラスチックパーツの多用であり、金属と比べてデザイン上の自由度が利く素材であるため、メーカーの冒険も始まった。たとえば、有名デザイナーによる一眼レフデザインである。
 ニコンのF3がジウジアーロによるデザインであることは知られているが、ミノルタのα8700iのハンスムート、ルイジコラーニによるキヤノンのT90など、時代の空気を表現する先鋭的なデザインが展開された。T90のデザインは、その後EOS-1に継承され、現在のデジタルEOSにも続くデザインとなった事で普遍性も備えるようになったが、それは長年見慣れたからこそであり、やはり「時代のデザイン」だと思える。
 技術の進歩は、同時にデザインの没個性化も生んだようで、1981年に登場したミノルタCLEは、電子制御により絞り優先AEが使えるライカMマウント機という先進的なカメラとして評価された反面、デザインは酷評されたという(※)。
 ミノルタはCLEの四年後、世界初のAF一眼レフシステムであるAマウントを発表し、α7000という大ヒットモデルを世に生むが、このα7000も決してデザインコンシャスなカメラではなかった。α7000に限らず、この時代のAF一眼レフは、前述のデザイナーブランドなカメラを除けば、野暮ったいデザインであり、70年代や60年代のカメラと比べても、かっこいいとは言い難いデザインである。80年代というのは、有名デザイナーによるバブリーさも感じられるカメラもありながら、スタンダードモデルは技術の進歩を優先したかのようなデザイン後回しなカメラも多かったのだ。

 しかし、一周も二周も回ってみると、ミノルタCLEやα7000の角張った主張の弱いデザインも悪くない。今となっては「時代の空気」が感じられ、それ自体が好ましく思えるのだ。時代が変化していく過程で色々とこねくり回されてきたカメラデザインに、多少の辟易した思いがそうさせるのだろう。これは、車のデザインにも同じ思いを抱く。
 音楽も、ロックも、一周も二周も回って、80年代の空気が現代に好まれてくるような時代。そんな時代がやってきたら、それはそれで面白いと思うのだが。
(写真はミノルタα9000)

(※) 「このカメラを復刻せよ」田中長徳著 ミノルタCLEについての開発者インタビューより。
2017.12.13 Wed l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
真名瀬
 森戸神社で参拝したあと、もう少し歩いてみようと、バス停で隣にあたる真名瀬(しんなせ)に出た。
 海面が西日に照らされてきらきらしている。午前中なら青い海が見られる葉山だが、夕方の今は黄昏色だ。風が少し冷たくなってきた。夜はすぐにやってくる。
 真名瀬のバス停も、その次の芝崎のバス停も、屋根付の待合室がある。海からの風が吹きつける場所だからだろうか。バス停でバスを待ち、やがてバスがやってくると、待合室からおばあさんが出てきた。ローカル線の駅から列車に乗るような趣きがそこにあった。
(KONICA KD-410Z)
2017.12.08 Fri l 葉山 l コメント (0) トラックバック (0) l top
森戸
 森戸海岸までやってきた。つまり、森戸川の河口まで来たのだ。
 ここ森戸海岸には、森戸川の河口もあれば、森戸神社もある。いつも、この地を訪れると参拝している神社だ。
 空は少しずつ夕方の空に向かっている。雲がきれいだ。
(KONICA KD-410Z)
2017.12.06 Wed l 葉山 l コメント (1) トラックバック (0) l top
葉山
 長柄交差点に着き、葉山の町へ向かう国道を歩き始めた。森戸川はここから向きを南に変えて、しばらく国道と同じ方向に流れているが、やがて蛇行しながら海へ向きを変えていく。
 このあたりは閑静な住宅街であり、葉山らしい町並みである。綺麗な一軒家が並び、その間を森戸川が流れている。
 亀井戸橋という橋があり、そこにバス停がある。ここを通るバスは朝夕だけだが、逗子駅から、先ほど通ってきた南郷中学校に向かう路線であることが、バス停のポールに書かれた案内でわかる。
 橋の上から逗子方面にカメラを向けると、低い山並みが見える。葉山は海と山の町である。
(KONICA KD-410Z)
2017.12.03 Sun l 葉山 l コメント (0) トラックバック (0) l top
長柄
 南郷上ノ山公園で一休みしたあと、坂を下りて、逗葉新道を歩き始めた。今度は葉山方面である。
 高速道路に通じ、その高速道路と三浦半島の西側とを結ぶ道路である逗葉新道は交通量が多い。ただ、沿道はそれほど人家が多い訳でもない。農村の風景を残す地域だ。
 山が折り重なるようにそびえ、海が割と近い位置であることを忘れさせてくれる。その山そのものも、そんなに険しいものではないことは、先ほど新逗子駅から逗葉新道まで歩いてきたことで体感している。
 やがて、左手に温泉スタンドが見えてきた。ここには足湯もあったのだが、廃業して久しい。温泉スタンドと、その看板だけが何年も変わらず佇んでいる。
(KONICA kD-410Z)
2017.12.01 Fri l 葉山 l コメント (0) トラックバック (0) l top