阿賀野川
 旅の二日目の朝、とても居心地の良かった旅館を出て見附駅に向かうバスに乗った。百円で乗れる市内循環バスで、前夜に散策をしている時にバス停の位置を確認しておいた。
 天気はあいにく雨。私は新潟市内での所用のあと、夕方雨が激しく降る新潟駅前で今夜と明日の予定を検討した。当初の予定では柏崎に泊まって、三日目の午前中は上越市に移動。春日山城跡を見に行こうと考えていた。私は母が新潟市出身なので子供の頃から学校の長期休み期間になると新潟に長く滞在していた。それで春日山城跡も昔行った事があるのだが、なにしろ行った頃の年齢が歴史に疎い年齢だったので、山でハイキングしたような記憶しかない。上杉謙信が少年期に修行していた林泉寺にも行っているようだけれど記憶にない。
 今回、柏崎に泊まって翌朝柏崎市内にある琵琶島城跡に行き、9時台に春日山に行こうと計画を立てていた。午後はほくほく線で十日町にでも出るつもりで計画した。大人になってからも所用で新潟は数多く訪れている。いつも新潟宿泊では芸がないのでいろんな町に泊まってきたが、柏崎はまだ泊まったことがないので楽しみにしていた。しかし、この雨は明日も続くようだし、今夜雨の中を町歩きするのも難儀だ。
 宿の予約はしていなかった私は結局新潟駅前のホテルに宿泊し、駅の中の店で飲んだ。魚沼の蕎麦が美味しく、佐渡の地酒「真野鶴」がまろやかで芯のある飲み口で大変美味しく、佐渡の少し歯ごたえのあるもずくを肴に楽しんだ。
 翌朝、雨はだんだんと小降りになっていくような天気に変わり、そんな空の下を私は磐越西線(ばんえつさいせん)の会津若松行き快速列車で旅を始めた。
 磐越西線は途中から阿賀野川に沿って走る。新潟市内の河口近くだと河水の幅だけでも1km以上はある川幅を誇る立派な川だけあって、山の中を流れている時でも相当な幅だ。私は磐越西線の車内から見る阿賀野川が大好きなのだ。特に津川あたりの眺めが良いと思っている。
(RICOH Caplio GX100)
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2015.04.30 Thu l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
見附
 長岡駅に着いた。当初の予定では、ここから越後交通のバスに乗って栃尾に行く予定だった。長岡から栃尾までは昔「越後交通栃尾線」という軽便鉄道(レール幅の狭い鉄道)が通じていたそうで、栃尾のバス乗り場には駅跡もあるそうなので見てみたかった。
 栃尾では二時間ほど滞在する予定だった。上杉謙信が少年期を過ごし、元服して名を虎千代から長尾景虎と改名し、初陣を戦った地である栃尾城の城跡を見上げ、新潟県の町ではよく見かける雁木造(がんぎづくり)が残る通りを歩いてみようと考えていた。だが、予定よりも遅れて長岡に着いたので、今からバスに乗っても栃尾に着く頃には日没になるので諦める。
 長岡から新潟行きに乗って三つ目の見附(みつけ)で降りた。今夜の宿は見附の旅館を予約してある。越後交通栃尾線は見附の町を経由して栃尾に向かっていたくらいなので、栃尾から見附は近い。それで見附に宿をとったのだった。
 見附の町はJRの見附駅から2km以上離れた所にあるので、散策を兼ねて日が暮れてきた道を歩く。しばらくは郊外の住宅地という感じの風景だったが、やがて雁木造の歩道が現れ、そして見附の中心部に到着した。
 夜、その中心部の通りを散策した。中心部といっても数百メートル程度の通りなので店も多くはない。一軒の居酒屋に入って夕食にした。栃尾の油揚げを頼んで肴にした。ひたすら静かに夜は更けていく。
(RICOH Caplio GX100)
2015.04.29 Wed l 神奈川県以外 l コメント (2) トラックバック (0) l top
上越線
 青春18きっぷを握りしめ、乗り継ぎを予定通り出来ずにいた私は雨の水上駅に立ち尽くしていた。13時台の列車の次は17時台。上越線の水上~越後湯沢間は極端に本数が少なくなる。
 水上にはここ数年何度か訪れて温泉にも入っている。この雨の中で時間を潰す気分にもなれず、15時20分のバスで新幹線の上毛高原駅を目指した。
 途中から自分しか乗客が居なくなったバスは快調にバス停を通過し、20分で上毛高原駅に着いた。丁寧で親切な運転手さんに見送られ切符売場に着くと、なんと次の下りは15時43分。ここは通過する列車のほうが圧倒的に多い駅なのでこれに乗りたい。慌てて越後湯沢までの切符を買い、小走りで階段を駆け上がるとちょうど列車は到着した。
 乗ってしまえば新幹線は速く、17分で国境を越えて越後湯沢に着いた。そう、この地は県境ではなく国境と呼びたい。川端康成の「雪国」の「国境のトンネルを抜けるとそこは雪国だった」の如く、越後湯沢は雪景色で、しかも晴れていた。群馬県と新潟県とで天気が違う事はよくある事である。
 越後湯沢駅には「ぽんしゅ館」という約百銘柄の新潟県の地酒を500円で5回分自由に選んで飲める施設があり、ここに来るといつも寄っているのだけれど、長岡行きの接続が良すぎて断念する。予定が崩れて時間が押しているのだった。
 それでも、上越線の雪景色を堪能しながら鈍行旅を楽しむ。六日町駅のすぐ近くにそびえる坂戸山を見ながら、かつてここにあった坂戸城に想いを馳せ、長岡を目指す。
 今回の写真は越後堀之内駅にて撮影。
(RICOH Caplio GX100)
「ぽんしゅ館」
http://www.ponshukan.com/05_1.htm
2015.04.28 Tue l 神奈川県以外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
北鎌倉
 ペンタックス645は中判一眼レフだけあって重い。一時間も歩いているとしんどくなってきた。今重さを調べてみたら、本体は1320gある。これに電池とレンズの重さが加わる。約2kgといったところ。普段この重さの撮影機材を持ち歩くという経験をほとんどしないので、その重さに不慣れなせいもあるのだろう。
 それでも、大きなファインダーを覗きながら写真を撮るというのは楽しい。自分はフィルムカメラで写真を始めたので、枚数を気にしながらじっくり撮るというリズムは身についている。
 横須賀線の線路を渡って円覚寺の方の道を歩く。このあたりはお寺の境内に線路が通っているという区間で、並木の横を電車が駆け抜けていく様は風情があり、横須賀線の持つ歴史が滲み出ている景色だ。そういう場所を1984年生まれという、カメラとしては少しだけ老兵の域に入りつつあるカメラを持って歩くのはテンションの上がるひととき。
 北鎌倉駅に着く。駅前の喫茶店の扉が開いて、帰る常連客を店の人が外まで見送っている。黄昏の薄日がそんな店先を照らしている。
(PENTAX 645 LENS:smc PENTAX A 55mm F2.8 FILM:Kodak E100VS)
※フジカラーCDにてデジタルデータ化していただきました。
2015.04.26 Sun l 鎌倉 l コメント (0) トラックバック (0) l top
東慶寺
 先日北鎌倉に行った際に撮った写真をこの前掲載しました。その記事の中でも少し書いたけれど、この時はフィルムカメラも持っていっていた。ブローニーフィルムを使う、いわゆる中判一眼レフ「ペンタックス645」である。名前のとおり、6×4.5判の写真を撮れ、三脚が無くとも手持ちでもいける中判一眼レフなのであります。
 このカメラ、55mmのレンズを付けている。数字を見ると標準レンズのように思えるけれど、中判カメラは撮像サイズが大きいので画角は一般的な135フィルムのものとは異なる。135サイズで言えば大体35mmクラスのレンズである。私は35mmが大好きなので、この画角は使いやすい。
 私のペンタックス645に付いているフィルムマガジン(フィルムを装填する部品)は120サイズのものなので、120フィルムを入れている。120フィルムは6×4.5判では15枚撮影する事が出来る。ところが、部屋で電池(単三エネループを使用した)を入れて、あれこれいじっていたら間違えて一枚分シャッターを切ってしまった。残り14枚。大事に撮影する。
 フィルムカメラで撮影するのは久しぶりだけれど、やはりとても楽しい。じっくり考えながら撮る。というと普段デジタルではいい加減に撮っているみたいに聞こえるけれど、そんな事はない。なんというか、リズムが異なる感じがするのだ。やはり撮れる枚数が著しく限られているからだろうか、撮る前にどこでどう撮るかを慎重に考えているような気がする。その分、風景をよりじっくり見ているようにも思える。
 東慶寺の境内には何人か一眼レフを持っている人が居たけれど、ほぼ全員がニコンかキヤノンのデジタルだった。時代がデジタル主流になってからも、観光地で何時間か過ごしていると何人かフィルムカメラを使っている人を見かけたものだけれど、この日は私以外は誰もいなかった。でも、私はフィルムカメラが大好きなのだと改めて思いながらシャッターを切った。カチャンというシャッター音が心地よい。
(PENTAX 645 LENS:smc PENTAX A 55mm F2.8 FILM:Kodak E100VS)
フジカラーCDにてデジタルデータ化していただきました。
2015.04.24 Fri l 鎌倉 l コメント (2) トラックバック (0) l top
小田原
 小田原城のまわり、堀の周辺も桜が咲いていた。写真を撮っている人が多い。最近はデジカメを用意して写真を撮っている人は女性のほうが多いのでは?男性はスマホで済ませている人が多いのでは?と感じるほど、観光地ではカメラ女子が増えた。ミラーレスの普及のおかげか。そのもっと前にも女子高生のチェキブームとかあったので、そういう手軽な写真機需要は常にあるのかもしれない。
 堀に沿って歩きながら駅を目指す。駅前の地下街に北条家グッズを売っている店が出来ていたのに驚きながら、町の歴史を大切にしている事は良い事だと思うのでありました。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
2015.04.23 Thu l 小田原 l コメント (0) トラックバック (0) l top
小田原
 小田原駅にやってきた。ここで途中下車して小田原城に向かう。桜のシーズンに城に行ってみたいと思ったのである。
 駅のすぐ南側は大規模な工事をやっている。何が出来るのだろうか?景観をあまり損ねないものが出来るといいなと思いながら城に向かう。
 だいぶ太陽は傾いてきたけれど、城のまわりは花見をしている人、散策をしている人で賑わっていた。やはり小田原城は小田原の町のシンボル。集いの場。桜がよく似合う。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
2015.04.22 Wed l 小田原 l コメント (4) トラックバック (0) l top
入生田
 強羅駅から登山電車に乗った。帰りもそれなりに混んでいたけれど、行きのようなラッシュ的混雑ではなかったので助かった。
 箱根の景色を堪能しながら箱根湯本駅に着き、ここで小田原行きに乗り換える。ひとつめの入生田(いりうだ)で降りる。これで、過去の訪問とあわせて箱根登山鉄道の駅にすべて下車した。(このブログのカテゴリー「箱根」にすべての駅が掲載されています)
 入生田駅から徒歩20分ほどのところにある長興山紹太寺で桜まつりが開催されており、樹齢約340年と言われるしだれ桜があるそうなので行ってみようかと思ったけれど、時間的に厳しくなってきているので思案の末に断念した。
 しかし、入生田駅の上りホームの脇にもしだれ桜がある。奇麗なピンクの花を咲かせたしだれ桜の横をロマンスカーが走り抜けていく。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
2015.04.19 Sun l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
強羅
 宮城野の町を散歩して、強羅に戻る。先ほど歩いた近道を行くのだが、来る時と違って上りになるので急な階段を上がっていくことになる。
 強羅の駅の裏にある住宅街まで出てきた。もう少し強羅を見てみたいので散策してみることにする。駅から強羅公園のほうは土産物屋や旅館が並んで賑やかなのに対して、駅の西側は家が並ぶエリアだ。そこに「函嶺白百合学園」というミッションスクールがある(小学校、中学校、高等学校)。宮ノ下について書いた記事の中で箱根出身のライター山口由美さんの著書を紹介したけれど、この学校は山口さんの母校で、本の中でもこの学校について書いた話がある。箱根に私立の学校がある事を知らなかった私は大いに驚き、そしてどんな感じの学校なのか見てみたいと思い足を運んでみた。
 少しだけ勾配になっている道に沿って石垣が現れ、その石垣の向こうに校庭があるのだとやがて気づく。小さな門が現れた。そこが函嶺白百合学園だった。ちなみに、函嶺(かんれい)とは箱根を意味する古い別名だそうである。
 春休み期間で静かな校内とはいえ、さすがに門の所から学校を撮影するのは遠慮しつつ、奇麗な校舎を少し眺める。
 学校から駅に向かう。学校のまわりは観光客でごった返す駅構内とはうって変わって静かな住宅街で、緩い坂道が箱根であることをようやく思い出させてくれる。坂の上のほうに向かって行くと、その先は別荘地帯で、先ほど乗ったケーブルカーは別荘への足にもなっている。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.18 Sat l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
宮城野
 宮城野橋を渡ると交差点が現れた。商店、金融機関、バスの車庫、景色に生活感がある。温泉もある所なのだけれど、観光地という景色ではないのが新鮮に感じられるのは、ここまで観光客で満員の電車に揺られてきたからだろうか。
 表通りを歩いてみたりしたあと、裏道に入ってみた。郵便局もあれば花屋もある。おばあさんが買い物に歩いている。箱根登山鉄道の沿線からほんの少しはずれると、こんな風景があるんだなと嬉しくなる。
 それでも、ちゃんと観光客向けにかカフェもあった。それが裏道にあるところが奥ゆかしい。知っている人が来てくれればいいという温泉町なのだろうなと思うのだった。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.18 Sat l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
宮城野
 強羅駅からは、強羅公園や強羅温泉とは逆側にある方向に歩く。この先、早川を越えた向こう側に宮城野という町があり、地図で見た時に行ってみたいなと思っていた。
 強羅から宮城野まではヘアピンカーブの続く坂道で、道幅も狭く歩道もないので歩きにくい。気を遣いながら歩いていると近道を見つけた。それは、坂の中に作られた階段で、木々に囲まれて薄暗いけれど、前を見ると地元の人らしき女性も一人で歩いているので結構利用されているようだ。
 階段が終わり平坦な道になると建物が見えてきて、やがて先ほどの強羅からの道と合流する。ほどなく道は宮城野橋という橋で早川を越える。その向こうは、宮城野温泉などがある宮城野だ。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.17 Fri l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
早雲山
 早雲山駅前で景色を楽しんでから、さて歩いて強羅まで下りてみようかなと思ったけれど、道路に出て道を見るとその勾配に気持ちが後ろ向きになり駅に戻った。
 ケーブルカーのホームは芦ノ湖観光を終えてロープウェイから乗り継いできた乗客で混んでいる。次の便にしょうかなと思ったけれど、駅員さんの「この次は23分後になります」という声に導かれるようにして混雑する車内に乗り込む。
 ケーブルカーは電車と同様、箱根登山鉄道によって運営されている。強羅から早雲山まで1.2kmという距離だが、両駅の標高差はなんと214m。それだけの勾配をケーブルカーは登り下りしている。面白いのは、この僅かな距離でありながら中間駅の数が多い事で、強羅駅から順に、公園下駅、公園上駅、中強羅駅、上強羅駅、そして早雲山駅となる。線路は単線で、公園上と中強羅の間に行き違いをするために線路が二本になる箇所がある。
 早雲山駅の写真でおわかりいただけるように、ホームも車両も斜めになっている。これはケーブルカーの特徴で、こういう光景はまさに日常では見られない新鮮な眺めだ。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.17 Fri l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
早雲山
 ケーブルカー早雲山駅に着いた。改札では駅員さんが「ロープウェイは一時間待ちとなります」と叫んでいる。早雲山から先は更に山が険しくなるのでロープウェイになる。このロープウェイに乗ると芦ノ湖のほとりに出られるので、ほとんどの乗客はロープウェイに乗り換えるのだけれど、私の持っているフリー切符は電車とケーブルカーの乗り放題切符なので、少し未練を残しつつここで折り返す。フリー切符の区間外だからというよりも、実は芦ノ湖まで行っていると時間が足りないのが理由である。
 駅前に出るとロープウェイに乗る人の長蛇の列が出来ている。駅のまわりは人家はほとんどなく、展望台のような駅前だ。標高の高い所なので風が少し冷たい。ここまで通ってきた山々を眺め、その向こうに海が見える事に喜び、iPhoneでスイングパノラマ撮影する。
(iPhone5)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.16 Thu l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
強羅
 彫刻の森から強羅(ごうら)まではすぐなので、あっという間に到着する。強羅は箱根登山鉄道の終着駅で、ここから先に向かう人はケーブルカーに乗り換える。この先は電車では登れないほど、更に急勾配なのだ。
 強羅駅に来るのは何年ぶりかわからないくらいに久しぶりなので、ホームを見物しながら写真を撮っているとケーブルカーのホームのほうが騒々しい。電車のホームと直角に設置させているケーブルカーのホームに人が溢れている。駅員さんが「ただいまの時間、ケーブルカーのホームは入場制限を行なっています」とアナウンスしている。ホームは狭く、ケーブルカーは2両編成なので、あまり人が殺到すると危険なのである。
 一旦改札を出て、ケーブルカーの改札を通ってホームに入ったのは一本見送ったあとだった。改札の前に並び、誘導によってホームに入る。私のまわりには外国人が多い。今日は電車の車内から色々な国の外国人を多く見かける。
 なんとか座る事は出来た。終点の早雲山までは10分ほどなので座る事に固執はしないけれど、座ったほうが景色がよく見えるので有難い。13時30分、ケーブルカーは急な坂を登り始めた。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.16 Thu l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
彫刻の森
 小涌谷の駅前を少し見たあと、次も隣の駅で降りる。彫刻の森駅はその名の通り、彫刻の森という美術館公園の最寄駅である。
 そういう駅だから、それなりに下車があり、それなりに乗車があった。次は終点の強羅で、その強羅まではそれほど距離はなく歩ける距離だが、フリー切符で旅行している人が多いのだろう。
 私は他の観光客とは違う方向を歩き、線路沿いに向かった。線路に沿って小道があって、そこから走る電車を撮ろうというものである。せっかく箱根登山鉄道に来たのだから撮り鉄をしてみようというわけだ。
 少し待つと電車がやってきた。古いほうの車両が来たので嬉しくなり、一枚でいいところを何枚も続けて撮った。力強く走る登山電車は頼もしく森の中を走り去っていった。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.15 Wed l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
小涌谷
 宮ノ下からの電車も混んでいた。ドアの近くで立って景色を眺める。横に立っていた高校生くらいのカップルの男の子が「もっと秘境みたいな雰囲気なのかと思ったら、都会みたいな混雑なんでびっくりだな」なんて女の子に話している。初めて箱根に来たのだろうけれど、初めてでこれは少しかわいそうに思う。
 それでも窓外の景色は素晴らしい。険しい山々を電車はモーター音を唸らせながら、ゆっくりと確実に登っていく。箱根登山鉄道は日本で唯一の本格的登山鉄道なのである。
 電車は9分かけて次の小涌谷に着いた。降りる人より乗ってくる人が多い。私は乗車前の予定通り、小涌谷で降りた。宮ノ下に比べると規模は小さいが、ここも温泉街がある。駅の前に「小涌谷温泉」と書かれた石塔が建ち、駅舎の横には温泉宿の案内板がある。それでも、雰囲気的には昔ながらの温泉街といったもので、リゾート的な気分を味わいたい訳ではない人にとっては、こういう温泉があるのは喜ばしいことだろうと思う。
 いろんな温泉があって訪れる人の好みに合わせて選べるのが、さすが有名観光地箱根といった感じなのだ。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は一日二回更新しています。
2015.04.15 Wed l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
宮ノ下
 温泉街を歩き、富士屋ホテルの前で写真を撮ったりしながら、再び宮ノ下駅に戻る。電車はあんなに混んでいたのにホームはとても静かで、山の眺めの似合うローカル駅な雰囲気に満ちている。
 吹く風の透き通ったような感触は標高の高い所にやってきた事を感じさせ、箱根に来て良かったと思わせる心地よさである。これで電車が混んでいなければ素晴らしいのになと思いながら、強羅行きを待つ。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
2015.04.14 Tue l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
宮ノ下
 温泉街の道に出る。沿道は店が並び、歩く人もそれなりにいて活気がある。木製の入口の店もあったりするだけあって、宮ノ下はレトロ建築の温泉街を売りにしているようだ。観光客向けの店ももちろんあるけれど、温泉街があるという事はここで生活をしている人もいるという事で、生活用品の店、食料品の店などもある。
 そんな中で豆腐屋を見つけた。山口由美さんの著書「箱根人の箱根案内」によると、箱根は豆腐屋が多いとある。水が綺麗ということもあるのだろう。箱根の人は豆腐が好きなのだそうだ。
 観光地の姿だけでなく、生活もそこに存在している。そんな景色を歩きながら撮る。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
2015.04.14 Tue l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
宮ノ下
 天気のいい平日休みのある日、私は小田原駅にやってきていた。小田急の窓口で箱根登山鉄道のフリー切符を買うのに列を並び、少し混んだ電車に揺られながら箱根湯本駅で乗り継いだ。
 箱根湯本から乗った登山電車は都会のラッシュを思わせる大混雑で、私は終点の強羅まで行くのはやめて途中の宮ノ下で降りた。今回はフリー切符を活かし、まだこのブログで未掲載な駅で降りてみようという趣旨。
 宮ノ下は駅前から坂になっている。線路もそうだったけれど、このあたりの道はずっと急な坂が続く。駅前の狭い道には足湯カフェという店もあり、女性客を意識した店が目立つ。そんな狭い駅前の道を温泉旅館の送迎車が走っていく。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
※ 今回の箱根紀行は写真点数が多めなので、明日以降は一日二回更新いたします。
2015.04.13 Mon l 箱根 l コメント (0) トラックバック (0) l top
浄妙寺
 所用で横浜市金沢区を訪れた際に、朝比奈インターチェンジ近くのバス停から鎌倉駅行きの京急バスに乗った。バスは朝比奈峠を越えて鎌倉市内に入る。このあたりは鎌倉の中でも割と落ち着いて観光が出来る地域で、静かにゆっくりと散策や参拝をしたい人におすすめしたい地域。
※ 道が狭いため休日は渋滞するのが難点だけれど、鎌倉駅から歩ける距離なので歩きがおすすめ。
 私は浄明寺バス停で降りた。これから浄妙寺に向かう。町名とお寺で同じ読みだけれど字が違う。総門へ向かう細い道を歩いていると猫が佇んでいた。この日は日差しも暖かく、昼寝をするには絶好な天気だったのに、猫はじっと歩く人々を見つめている。まるで参拝する人を迎えるかのように。
 浄妙寺は鎌倉五山に数えられる由緒あるお寺で、藤原鎌足が夢のお告げで鎌槍を埋めたという場所が境内にあり、そこが鎌足稲荷神社となっている。この伝承が鎌倉という地名の由来と言われている。
 静かな境内を柔らかい陽が包み、おだやかな気持ちで門を出ると、猫は変わらず佇んでいた。少し猫に声をかけて駅の方にと向かった。
 (HTC EVO 3D)
2015.04.12 Sun l 鎌倉 l コメント (0) トラックバック (0) l top
峠
 峠のバス停までやってきた。既にバスは停まっていたが、その車体は普通の路線バスよりも一回り小さいもので可愛らしく思える。
 集落はそれほど大きくないのに一時間に一本くらいの本数は運転されているのは不思議に思えるけれど、トンネルを抜けて渋沢の町に入ると住宅街になった。乗客は少しずつ増えていき、約10分ほどで渋沢駅南口に到着した。山の農村を歩いてきたので、駅がとても大きく見える。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.09 Thu l 厚木・丹沢・大山 l コメント (0) トラックバック (0) l top
峠
 県道はなだらかな峠道といった感じで北に向かっている。やがて右側、道の下に集落が見えてきた。自分の持っている地図ではこの道沿いの先に「峠」という名前の集落があり、それ以外の集落はこのあたりには無い感じに思える。集落を横目に道は下りになり、やがてトンネルになる。その名も峠トンネル、やはり先ほどの集落は峠集落だったようだ。道が改良されてルートが変わり、県道は峠集落を通らないようになったのだった。
 峠集落に入り、バス停を確認する。時刻表を見るとあと20分弱で次のバスの発車時刻だった。運転本数は一時間に一本くらいの間隔で運転されている。
 集落そのものはそれほど広くないけれど、早足で見て回る。トタンの建物が目につく。昔は秦野名物であるタバコの栽培などが行なわれていたというこの集落。なぜ「峠」という名前になったのかはわからないものの、そのシンプルな名前に旅情を誘われやってきたのだった。峠の上にあるからではなく、峠と峠に囲まれた窪地の小さな集落。路線バスの終点に相応しい眺めに思える。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.08 Wed l 厚木・丹沢・大山 l コメント (0) トラックバック (0) l top
渋沢
 左右にヘアピンカーブが続く坂道を上がり、平坦な所に出た。おそらく峠の頂上だろうか。その付近から行政区域は足柄上郡大井町から秦野市になる。秦野市に入ると道が綺麗になり幅も広くなり歩道が付いた。
 なだらかな下り道を歩く。付近には人家はほとんどなく、道の向こうに丹沢の山々がそびえている。
 この辺りはバスも走っていないような自然に囲まれた地域である。歩く人はもちろん、走っている車も少ない。神奈川県にこういう景色があるのだなと踊りきながら歩く。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.07 Tue l 厚木・丹沢・大山 l コメント (0) トラックバック (0) l top
篠窪
 篠窪の集落を歩いていくと富士急湘南バスのバス停が現れた。バスが折り返しできるくらいのスペースがあり、片隅には待合室らしきものがある。もしかすると物置かもしれないけれど、その古びた雰囲気が周囲の眺めと妙にマッチしている。
 バス停の先もしばらく民家が並んでいるが、やがて道は上りになり坂になっていく。坂の上から篠窪の集落を眺めていると、こじんまりとしていて、それがとてものどかで和む風景。その向こうに富士見塚の菜の花も見えている。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.06 Mon l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top
篠窪 
 富士見塚から下り道を歩いていくとすぐに篠窪の集落が見えてきた。坂が終わり集落に入るとすぐに三嶋社という神社があるので参拝する。
 篠窪という集落がある事を知ったのは「丹沢今昔」のおかげで、本の中で篠窪は「かつて、カヤ葺き屋根の農家が並んでいたのどかな里」として紹介されている。今はカヤ葺き屋根はなくなったけれど、のどかな眺めは健在である。
 菜の花の咲く峠と峠の間にある小さな農村。午後のやわらかな日差しがよく似合う。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.05 Sun l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top
篠窪
 先ほどバスで通ってきた道を歩いて引き返す。東名高速道路をくぐり、少し先に「篠窪入口」というバス停がある。そのバス停のすぐ近くに細い道が分岐しているので曲がる。道の入口には「富士見塚ハイキングコース入口」と書かれた立て札が立っている。
 上りになっているその道は行き交う車も少ない峠道で、道の両脇は畑が点在する。立て札には1.1kmと書かれてあった富士見塚には20分ほど登って到着した。
 富士見塚は源頼朝が馬を止めて富士山を眺めたという言い伝えのある場所で、その名の通りの塚が建っている。この塚は、江戸と富士山の往来に使われていた古い街道である矢倉沢往還の一里塚ではないかとも言われている。矢倉沢は去年訪れ、このブログでも紹介した地であるけれど、富士見塚は矢倉沢往還の沿道にあり、この先に矢倉沢がある。
 ちょうど到着すると正午のチャイムがなったので休憩する。自販でお茶を買い、ベンチに座って昼食。涼しい風が心地よい。周辺は菜の花が咲き、眺めの良い所なのだけど、本来ならば見える筈の富士山が雲に隠れて見えない。天気が良ければ、写真の右側に富士山が見えるのだ。でも、大井や松田の町を見下ろす眺めは素晴らしいのでパノラマで撮ってみた。先ほど通ってきた旧大井第一生命館ビルも見える。
(iPhone5)
2015.04.04 Sat l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top
大井
 私の乗ったバスは新松田駅から出て足柄上郡大井町に入り新松田駅に戻ってくる循環路線バスだ。松田の町を抜けるとやがて東名高速道路が見えてくる。高速道路はビル並みの高さでそびえ、下から見ると威圧感が凄い。道は神山から坂になり、カーブをしながら高速道路の高さにまで登っていく。
 高速道路をくぐると、前方に巨大なビルが見えてくる。松田町も大井町も建物の高さは低いので、山の麓に突然現れた異郷のようで驚きの光景である。ここが今回最初の目的地「ブルックス大井事業所」だ。バスは建物をぐるっと回って食堂の建物の前のバス停に着いた。新松田駅から約10分。
 私はよく地図を眺めて、面白そうな所を見つけると調べて足を運ぶことがある。ここも以前から地図で眺めていて気になっていた。都心から遥か離れたこの地に「第一生命本社」と書かれた大きな建物が地図に示されている。「第一生命」と言えば大企業であるから、大井町には失礼ながら、ここに本社があるのは不思議に思えた。
 調べてみると、この建物は確かに第一生命が本社機能を置いていたビルで、現在はコーヒーなどの通販を展開しているブルックスホールディングスが所有している事がわかった。
大井第一生命館ビル(Wikipedia)
 このビルは第一生命が東京の公害や交通渋滞対策を考えて日比谷本社の機能の一部を移す目的で作られたもので、昭和42年(1967年)に完成した。三千人を超す関係者が勤務していたというこのビルだが、2011年に移転、2012年にブルックスに売却されたそうである。
 近くで見るとそれなりに古さも感じるものの、まわりの山々に不思議と溶け込んでいるように思えるその威容は、今もなお衰えずといった風格があった。山と畑の中にそびえる巨大ビル。不思議な風景だけれど、どこか厳かでさえある。

猪瀬直樹さんによるこのビルについて書かれたコラム「田園都市づくりの理想、ここに散る」
(Canon Power Shot G2)
2015.04.03 Fri l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top
新松田
 去年、図書館で奥野幸道さんの「丹沢今昔 ー 山と自然に魅せられて」という本を見つけ借りてみた。内容はタイトルの通り各ページに今と昔の写真を並べ、丹沢を歩いて60年という著者による豊富な経験と知識で解説された「歴史書と地誌」としての丹沢本で、神奈川県の地理や歴史について書かれた本に興味を持っている自分にはとても興味深い内容でありました。(本の内容についてはここを)
 その本を読んだ事で今まで知らなかった丹沢の町や史跡に大いに興味が湧き、少しずつ訪ね歩いていこうと決め、その後あらためて本は買い求めた。今回はその本で知った丹沢の町を訪れてみたいと思い、小田急線に乗って新松田駅にやってきた。
 松田町は足柄上郡に属し、小田急線とJR御殿場線が走っている足柄地域を代表する町。駅を降りてJRの松田駅の方に向かって歩くと、昔ながらの駅前旅館もある。
 新松田の駅前は割と狭く、タクシー乗り場と、箱根登山鉄道バスと富士急湘南バスの二社のバス乗り場が、その狭い空間に窮屈そうに並んでいる。私は11時発の富士急湘南バスに乗って最初の目的地に向かった。
(Canon Power Shot G2)
2015.04.02 Thu l 足柄 l コメント (0) トラックバック (0) l top
東慶寺
 東慶寺にやってきた。ここは別名「かけこみ寺」と呼ばれ、江戸時代は幕府公認のもとで女性の離婚請求を受け付けるお寺でありました。
 鎌倉時代に建立された由緒あるお寺で、北条時宗夫人の覚山尼によって開山されたと記録にあるそうだ。境内に入ると参道には花が咲き、女性の参拝者の姿が多い。その理由は違えど、昔も今も女性がやってくるお寺なのであります。北鎌倉は山に囲まれているので自然の中に溶け込んでいる風景も魅力で、のんびりと鎌倉を歩きたい人に良い地域。ゆったりとフィルムカメラを構えるのでありました。
(RICOH GR DIGITAL)
2015.04.01 Wed l 鎌倉 l コメント (0) トラックバック (0) l top