
この前足を運んだCP+2014にて、写真家の内田ユキオさんがペンタックスK-3のセミナーで「皆さんは新しいカメラを買った時に必ず撮るものってありますか?」という質問をされていた。毎回同じものを撮っている訳ではないので写りの比較テストにはならないけれど、自分の場合はまずは鶴見線沿線で撮る事が多い。
ソニーNEX-6を手に入れた私は今回も鶴見線沿線にやってきた。京急の花月園前駅で降り、すぐ近くにある鶴見線国道駅まで歩く。このブログにも何度か登場している駅だ。国道15号線を渡り駅に向かう。
空襲の弾丸の跡が壁に残る薄暗いガード下は高感度テストに適した場所だ。早速ISO感度を上げて撮影をする。
何枚か撮っているうちにエフェクト機能も試したくなり、いくつかのモードも試した。モノクロだけでも、通常のカラーモード(クリエイティブスタイルとソニーでは名づけている)に入っている「白黒」の他に、エフェクトモードの中に「ハイコントラストモノクロ」と「リッチトーンモノクロ」というモードが入っている。前者はいわゆる「森山モード」で、これはミラーレスには大抵入っている。後者は三枚のブラケット撮影が行なわれ、それを合成して白飛び黒つぶれを極力なくした写真に仕上げるモード。
国道駅ガード下は暗いので「リッチトーンモノクロ」は便利に感じられたけれど、その暗い雰囲気をうまく再現するのであれば、多少大げさな描写になっても「ハイコントラストモノクロ」のほうが面白く、今回掲載の写真はそれで撮った一枚。
(SONY NEX-6 LENS:SONY E PZ16-50mm F3.5-5.6 OSS)
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