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増毛
 この記事の公開日の頃は北海道に行っております。今回は函館~夕張~札幌~小樽~余市~銭函というルートです。
 主目的は石勝線夕張支線に乗ることでして、来年春に廃止が決まっているこの路線に名残り乗車してきます。二日目は夕張に泊まる予定です。
 夕張は旧炭鉱町で廃墟が多い町です。全盛期の人口の一割ほどにまで落ちた現在の人口。以前訪れた時と風景はあまり変わっていなさそうです。前回は旅館に泊まりました。六月だというのに、夜は結構寒く、部屋にはダルマストーブが置かれ、自分で火種をくべて夜を過ごした思い出があります。
 北海道の鉄道は電車より気動車が多く、しかも国鉄時代の車両がまだ結構活躍している。駅舎も国鉄時代のままの所が多い。というより、大半はそうかもしれない。今回訪れる夕張も、そんな雰囲気の路線です(夕張駅は平成に移転された新しい駅)。
 国鉄からの古い気動車は観光客には快適かどうかというと微妙ですが、旅情という点に於いてはJR時代からの車両にはない趣きがあります。
 今回は夕張の駅すべてを訪問する予定です。旅は一期一会といいますが、数カ月後にはなくなってしまう駅たちを(駅舎は保存されるかもしれませんが)、じっくり味わってこようと思います。こういう場所を撮るなら、本当はフィルムカメラの方が良さげなのですが、今回はデジタルとなります。
(写真は廃止前の留萌本戦増毛駅。2016年11月撮影)
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2018.12.01 Sat l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 半月ほどにわたって、九月に行った北東北の旅の記事をアップしました。ブログタイトルからすると県外のネタを記事にするのはどうかという思いもあるのですが、旅を形に残しておきたいと思い、アップしています。
 基本的に、旅の写真の場合は四枚で1セットにして掲載しています。このブログは「ひとつの記事に写真一枚」を基本としているのですが、旅の写真を各所で一枚ずつ掲載していると回数が増えてしまいます。今回で言えば、半月で済まずに一カ月以上かかってしまう事でしょう。
 四枚でひとつにして、更にサイズ縮小しているので画質が落ちてしまいますが、このブログは写真機材の性能を語るブログではないので、その辺りはご了承願いたく思います。旅の雰囲気を伝えるために、出来るだけ高画質にしたいのが本音ではあります。
 さて、次回からは神奈川県の話に戻ります。前回の県内ネタは八月末に行った藤野と牧野でしたので、もう随分間が開いてしまった気がします。実際、牧野に行った時は夏全開な天気でした。まだまだ暑いですが、もう秋ですよね。
 次回以降の記事に使用した機材は、写真にあるソニーNEX-6です。マウントアダプターを使ってペンタックスDA 40mm F2.8 XSを付けています。
 このレンズ、ペンタックスK-01を買った時に付いてきたレンズです(新品のレンズセット)。K-01は黄色を買いました。とても薄くて軽いレンズで、プラスチック感に溢れています。パンケーキレンズより薄いので、ビスケットレンズなどという人もいるくらいです。こうしてマウントアダプターを介して装着していても、結構出っ張らないですね。
 見た目は安っぽいレンズで、しかもフォーカシングすると真ん中のレンズ部が繰り出すため、豚の鼻のようだなどとマニアから揶揄されております。でも、そこが良いと思っています。
 マウントアダプターはヘリコイドが付いていて、絞りリングのない事が標準仕様であるDAレンズでも絞りを変えることが出来ます。クリック感がないので、カメラを動かすとヘリコイドも動いて、絞りが変わってしまうのが難点で、撮影の際にはヘリコイドを指で押さえて撮る必要があります。
 安いアダプターにしたからか、無限遠が今一つ出ていないように感じられ、遠景向きではないアダプターかもしれません。無限遠のマークから気持ち少しずらして撮影すると解像感が多少よくなるようです。
 この度の撮影で困ったのが、「センサーにゴミが付いていた」こと。前回から付いていたようです。絞りを閉じ気味にすると目立つので、結局絞りを少し開けて撮影しました。サービスセンターに持ち込んでセンサークリーニングをしてもらわないと駄目ですね。まあ、撮影散歩自体は楽しかったので、次回以降、お楽しみください。
2018.10.12 Fri l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 先日、三泊四日で北東北に行ってきました。この旅の写真と話は改めて書くとして、同行者との会話で、最近フィルムカメラへの回帰へ心が向いている。
 同行者は八月の旅にフィルムカメラのリコーR1sを持っていったそうだ。非常にコンパクトで写りもいいAFカメラだ。このカメラのコンセプトをベースにして後に「GR1」が生まれた。
 手軽でコンパクトなカメラとはいえ、そこはフィルムだ。バシバシ撮るという訳にはいかない。じっくり撮るスタイルとなる。でも、旅先で風景を撮るのであれば(予算が許すのなら)フィルムカメラで撮るという行為は、より旅を楽しくするのではないかと思えた。じっくり風景と向き合える気がする。
 旅の撮影では記録写真も撮るが、そういうものは性能が良くなった今時のスマホを使えばいい。この風景はじっくり撮りたいという時、フィルムカメラを使うのだ。同行者も、おそらくそんな感じでリコーを使ったのだろう。
 じっくり撮るという行為を楽しむのであれば、デジタルでも可能だ。いいレンズ、いいカメラを使って、じっくり楽しみながら撮るのは楽しいものだ。でも、撮影という行為の面白さでは、フィルムカメラ(特にMFカメラ)の方が楽しいと私は思う(あくまで私見)。
 ただ、シチュエーションによっては絶対デジタルという場合もある。動きモノが好例だ。ブツ撮り、ポートレートも、デジタルの使いやすさが如何なく発揮されるシチュエーションだろう。
 要するに、旅という気ままなひとときだからこそ、まったりとフィルムを使うのが楽しいよね。という話なのである。無人駅のホームで遠くに見える山々を写す時。海岸道路を歩きながら岸壁と夕陽を撮る時。そんな時は別に慌てる必要もないし、失敗を恐れるのなら、それに備えて「今時のスマホ」で押さえの一枚を撮っておけばいい。
 同行者はそろそろライカを使ってみたいと言った。我が家に預けたままのニコンF3をもっと使ってあげてくれと思うが(自分が使うか笑)、レンジファインダーカメラを使ってみたいという気持ちはよくわかる。それこそ、デジタルで味わう事が難しい世界だからである。
 デジタルのレンジファインダーカメラあるよというツッコミも聞こえてきそうだが、そんな富豪カメラはとりあえず忘れておく。少し安めの国産機もあるが、あちらは中古で見かけることが少ない。あとは、気分だけレンジファインダーのフジのX100シリーズを使うかだろう(私も同行者も所有している)。
 M型ライカは、これだけデジタルな時代になっても中古相場が高いので、バルナックライカを欲しいと同行者は言った。安いのには理由があるのだと私は説明したが、不便も楽しみたいと同行者は言った。底蓋引き上げ式はオリンパスペンで経験済みだし、巻き上げノブも以前所有していたアイレス35C(私がおすすめして買わせた)で経験済みだ。その同行者なら、バルナックライカを持つ姿は「カメラ女子」していて似合いそうではある。
 そんな同行者の話を聞いていたら、私も欲しくなってきた。と言っても、私の場合はライカマウントのミノルタ機である。
 ライカMマウントでは、ライツミノルタCLというライカが設計してミノルタが生産したMFカメラがあって、以前からこのカメラがすごく欲しいのだ。電池がなくても動き(電池は露出計の作動に使われているだけなので、撮影部品には使用されていない)、小型なボディがいかにも「旅カメラ」だ。写真家の北井一夫さんみたく、このカメラにモノクロフィルムを詰めて、日本の村々を歩いてみたくなる。
 バルナックライカのLマウントなら、キヤノンやミノルタからもカメラとレンズが出ている。キヤノン7というカメラは以前から欲しい一台だ。何度か中古店で触った事があるが、ファインダーが見やすかった。
 ただ、ミノルタファンとしては、Lマウントカメラを買うなら、まずはミノルタ35シリーズ。それも、最終型のミノルタ35Ⅱbだ。このカメラは国産他社のレンジファインダーカメラと異なり、ライカにも似ず、コンタックスにも似てない、オリジナルなテイストと機構を持つカメラだ。巻き上げがレバー式なのはバルナックライカより先進的でさえある。
 要するに、私はライカマウントでミノルタロッコールレンズが使いたいのだ。あと、コシナのレンズ(フォクトレンダー、カールツァイス)も。
 思案を巡らせているうちに、ロッコールレンズで旅写真を撮りたいのなら、現在所有の機材でも出来るではないかと冷静になってきた。そんな訳で、ライカの事は一旦忘れて、冬の旅はミノルタSR-1sに28ミリと50ミリのレンズを持って出掛けてみようかなんて、思っている今日この頃である。
※ 写真は、そのミノルタSR-1sにMCマクロロッコール50mm F2.8を付けた所である。しかも、根元には純正の等倍アダプターを付けている。これで等倍マクロ撮影が出来る(レンズ単体だけだとハーフマクロである)。レンズそのものは、とても綺麗でお気に入りの一本。このレンズをNEX-6にマウントアダプター経由で付けて撮った写真が、当ブログにも掲載されている。興味のある方は、カテゴリー「湘南(藤沢~二宮)」を開き、二宮の吾妻公園に行った時の写真を参照してください。
2018.09.22 Sat l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 フルサイズミラーレスという言葉がカメラ業界で沢山囁かれている昨今、自分でもそのフルサイズミラーレスというものを使い始めて、「ああ、これは便利だ」と感じている今日この頃だ。
 と言っても、EマウントのFEレンズ(フルサイズ用レンズ)を持っていないので、性能の神髄にはまだ触れていない。たとえば、画面の隅々までピントが合うAFポイントの広さであるとか、連写(自分は普段この機能は使わないが)だとか、ソニーならではの機能である瞳AF(生身の人間に限らず、写真でもピントが合うそうだ)など。中でも、瞳AFの凄さは味わってみたいとは思う。
 少し前にタムロンがF2.8通しの標準ズームを発売したので、今後サードパーティーのレンズが増えそうなEマウントだ。マウントは仕様を公開しているので開発がしやすいのだとシグマの関係者も公言しており、毎月のように新しいレンズが世に送り出されていくことだろう。
 そんな流れを歓迎しつつ、資金的にレンズの買い増しが容易でない自分は、ソニーから発売されているAF対応マウントアダプターを介して、Aマウントのレンズを楽しんでいる。ミノルタのフィルムカメラ時代のレンズは案外デジタルでも遜色なく使え、しかも我が家にある8~10年前のソニーのデジタル一眼レフで撮るよりも画質が良くなる。
 今時の「開放からパキパキです」というレンズとは異なるが、パキパキにそれほど拘らない自分には、Aマウントレンズの柔らかな諧調は好きである。
 元々、キヤノンで一眼レフを始めた自分が、Aマウントに移った理由もそのあたりにあるし、そういう「始めの動機」を現代のハイテクによって堪能しつつ振り返ることが出来るのは楽しい。
 まだ手持ちのAマウントレンズを全て試した訳ではないので、秋になったら少しずつ使ってみたいと思っている。
(SONY α7Ⅱ LENS:MINOLTA AF 50mm F2.8 MACRO NEW) 撮影地 川崎桜川公園
2018.08.18 Sat l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 私はニコンユーザーと言えるほどニコンを使っている訳ではなく、持っているカメラとレンズ自体も少ないが、ニコンというメーカーは特別なメーカーだと認識している。
 機種によって制約はあるが、昔のMFレンズが付けられるという継続性も好ましく思っている。こういう事実はとても大切である。私がα7Ⅱを買った理由のひとつが、AマウントのレンズをAFで操作できるからである。そんなソニーEマウントは今やキヤノンのレンズもAFで動かせる規格となっているのだが。
 昔のレンズが付くという事は、ニコンの昭和三十年代あるいは四十年代のレンズを、最新のデジタル一眼レフで楽しめるという事である。フィルムの解像度を超える今のデジタルカメラの性能で、昭和レトロなレンズを楽しむのは贅沢な遊びだなと思える。しかも、ニコンの場合はアダプターを介さず直付けできるのだ。
 以前、ニコンのFXフォーマット(135判フルサイズ)のデジタル一眼レフ「D600」を借りてスナップしたことがある。付けていたレンズは確か、Aiニッコールの50mm F1.4だったと思う。世代的にはF3の頃だろうか。余談だが、家にはそのF3があったりする。巻き上げレバーの滑らかさは、さすがプロ用の一桁シリーズと思わせる。
 時代の寵児であるフルサイズデジタルに、昭和のMFレンズを付けて街を撮るという行為は楽しかった。ボディの重さがネックとなるフルサイズも、軽い単焦点レンズをアダプター無しで付ければ、結構身軽なシステムに変貌することもわかった。意外に使い勝手はよかったのだ。
 多分、この頃に金銭的余裕があれば、D600を買って、少し古めのニッコールレンズの単焦点を数本。たとえば、28mm、35mm、50mm、105mmあたりを購入して楽しみ始めたに違いない。我が家にある季刊クラシックカメラ別冊「使うニッコールレンズ」を眺めながら、そんな想像をしている。
 結果、資金のない自分はニコンのFXフォーマットに手を出すことのないまま今を迎えた。時代は大きく動いている。そうこうしているうちに、あの保守的なイメージのニコンでさえも、いわゆるミラーレスでFXフォーマット機を出さなくてはいけない時代となった。
 ニコンのカメラに漂う、とこかぎこちない使いにくさこそ、過去と未来を繋ぐ不変のFマウントゆえの様式だと思っている私は、その様式に慣れないまま、きたるべくニコンミラーレスを想像しているのだ。きっと、ここでもどこか頑なな様式が顔を覗かせてくれると期待している。便利なデジタル社会に於いて、昭和を意識する瞬間というものは存在していていいと思うのだ。
 とたえば、レンズ装着時の回転方向。ニコンはこれからもずっとニコンであり続けてほしい。そんな風に思えるメーカーだ。欧州では珍しくないが、日本の工業メーカーでそう思えるニコンは奇跡の存在かもしれない。
※ 写真は上野で撮影。カメラはニコンD600。
ニコン フルサイズミラーレス開発を正式発表。
2018.07.25 Wed l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top