黒崎
 初声マリーナのヨットハーバーの面影を残す防波堤の脇に、高台に上がる抜け道があった。正確に言うと、高台の付け根を横切って、向こう側の海岸に出るけもの道である。
 その道の手前に、黒崎の鼻について書かれた看板が立っていた。以前、来た時にはなかったものだ。地元の高校生が描いた絵が添えられている。
 その看板を読んでから抜け道に入った。道を歩き始めて一分とかからず、海岸に出た。すぐそこに伸びる岬が黒崎の鼻である。
 ここは、あまり人が来る所ではなかったが、案内看板に書かれてあったように、ドラマのロケなどで使われて有名になってきたらしい。人があまり来ない場所だからこそ、ロケ地になったのだろうが、それがきっかけとなって人が来るようになっては、本末転倒だ。
 もっとも、この日は釣りを楽しむ人が一人いただけだった。このくらいの閑散とした風景が、三浦半島の磯の風景だと思いながら、私は帰路に就いた。
(RICOH GR)
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2017.07.21 Fri l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
初声
 海岸に向かって歩く。左は台地の下にある狭い集落。右は広い空き地。そんな風景が数百メートル続く。
 やがて、台地が道の脇まで迫り、集落がなくなり、海が近づくと、コンクリートで固められた海岸が空き地の向こうに現れる。ここにはヨットハーバーがあった。現役当時の写真は撮っていないが、この先の黒崎の鼻に初めて行った時に、岬の横の向こう側にヨットが見えたことを憶えている。
 再開発の予定はあるようだが、三年前の冬に来た時と風景はほとんど変わっていない。地元としては、何か出来て賑わいが生まれたほうがいいのだろうが、ずっとこのままでもいいような気がした。
 三浦半島は、廃墟も点在じているし、開発のペースは緩やかであるから、数十年と変わらない景色の場所も多い。首都圏の海沿いにこういう広い草原があるのは、それはそれで貴重だと思えるのだ。
 かつてリゾート施設があった地が、キャンプにも海水浴にも使われない孤高の海岸になっているという運命の皮肉を思い、しばらく景色に見とれた。
 夕日が似合う海岸である。
(iPhone5)
2017.07.18 Tue l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
初声
 初声の入り江は真ん中に川が流れていて、以前は橋があり、現在も一応はあるのだが、端の周辺は立ち入り禁止区域になっている。そのため、入り江のほとんどの陸地は空き地になっているのだ。
 元々は観光開発などを目的に入り江の奥を埋め立てたのだが、結局資金的なものなどの事情で、開発が止まったりして現在こうなってしまった。
 入り江の北側は住宅地となっていて、高校もあったりするが、これから行く場所は入り江の南側なので、大きく入り江を回り込んで南側に出る。
 曇り空から日差しが見え隠れしてきて気温が上がってきたので、ホームセンターで少し休憩。ここは近年できたもので、この広大な入り江の空き地にポツンとそびえるランドマークと言っては言い過ぎか。国道に面しているので、割と賑わっていた。
 ホームセンターを過ぎると、いよいよ道の右側は立ち入り禁止の空き地が広がる景色となった。この先の海岸には、かつて「初声マリーナ」というものがあった。その名残りで、空き地の中に道路と街灯が残る。
 経済の浮沈に翻弄された結果の遺構が、草の中に埋もれているj風景は、なんとも言えない黄昏感があった。
(RICOH GR)
2017.07.17 Mon l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
入江
 佃嵐崎を見てきたあと、来たルートを引き返して、再び和田長浜海岸に来た。先ほどの中学生たちが先生の号令のもと、砂浜に集まっている。出発の時間のようだ。駐車場に観光バスが停まっているので、あれに乗って帰るのだろう。
 和田長浜海岸は、その名のとおり長い砂浜が続く海岸なのだが、その先には入り江がある。入り江の奥は埋め立てられているが、現在そこは広大な空き地になっていて、ススキが茂っている。今回はそこを訪れてみようと思う。
 その入り江の手前にやってきた。ここの漁港のコンパクトな感じは、いつ来ても鄙びた味わいがあって好きな眺めだ。
(RICOH GR)
2017.07.16 Sun l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top
和田
 国道を長井方面に向かって歩いて行く。周囲は畑が広がっていて、国道のまわりには家が並ぶ。そんな風景である。
 和田バス停の脇に標語が書かれた看板があった。子供が描いたイラストがなんだかシュールだ。
(RICOH GR)
2017.07.05 Wed l 三浦 l コメント (0) トラックバック (0) l top