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 私が持っているM42マウントレンズは2本である。欲しいレンズ色々とあるが、2本買ったところで止まっている。ペンタックスのスーパータクマー55mm F1.8とフジの55mm F2.2である。
 M42レンズの魅力は、いろんなメーカーのレンズがあることだ。いわゆるユニバーサルマウントなので、日本に限らず海外のメーカーもたくさん作っている。集めるのが楽しいマウントといえるかもしれない。
 さて、デジタルでM42レンズを楽しむ方法である。M42レンズはスクリューマウントレンズだかが、ペンタックスがフィルム時代からKマウント一眼レフに付けるアダプターを安価で出している。我が家にあるKマウントデジカメに、このアダプターを介して付けるのがベターだろう。ペンタックスならボディ内手振れ補正も使える。メーターも動くので絞り優先AEで撮れる。
 だが、持っているのはキヤノンEFマウント用のアダプターだけであった。先日、ソニーEマウント用のEFマウントアダプターを買った理由は、このアダプターにキヤノン用のM42アダプターを付けることで、α7ⅡでM42レンズを使う目的もあった。
 そういう訳で、アダプター二枚を重ねてM42レンズを付けてみた。持ち出したのはフジの方である。
 フジのレンズは色乗りがこってりで、それが気に入って買ったものだ。今はなき月刊写真工業の別冊M42マウントレンズ本で、その作例を見て赤と緑の鮮やかさに惹かれた。
 撮影した日は時折小雨が降る日で、ゆっくりと撮影できなかった。そもそも犬の散歩がメインで、撮影はおまけである。そういう感じで落ち着いて撮っていなかったせいか、花の写真は今一つな出来映えだったので、「白黒で撮ったらどんな感じになるだろう」と思って撮った街灯を掲載。フィルムメーカーのカメラのレンズ。私は好きだ。
(SONY α7Ⅱ LENS:FUJINON 55mm F2.2 ※マウントアダプター二枚使用)
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2020.05.26 Tue l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
台南
 二日目の夜は台南にやってきた。台南は台湾でもっとも古くから都市として存在した町で、いわゆる古都である。よって、市内にはお寺や廟がいくつもある。
 台南駅に降り立つと、昔ながらの駅だった。ホームと繋がっている広い改札。一昔前まで日本もこういう駅がたくさんあったが、高架化でだいぶ減った。もっとも、台南駅も新駅舎を建設中であるが、他の台湾の駅と同様に古い駅舎は残すそうである。台湾にはこういう風に、日本統治時代の建物がたくさん現存している。
 台南の町は大きい。駅前から大通りがいくつか延び、その道が更に分岐していく。予約したホテルは思いのほか駅から遠く、歩いて20分以上かかった。しかし、途中の商店街が楽しい。書店があったので入ってみたりした。台湾は参考書やラノベが日本の書店より多く売られている。
 ホテルは繁華街の路地にあった。フロントは女の子二人。一人が日本語が少し出来る。その子に「どこに行くのですか?」と尋ねられ、近くのレトロ通りに行くことを告げると、親切に地図に道を書いて渡してくれた。
 台南の道はとにかく商店が密集している。何百店あるのだろうか? いや、千を超えているかもしれない。そして、店の構えはいずれも古い。勿論、新しい建物もあるのだが、総じて建物が古いのだ。泊まるホテルもそうだった。
 一時間くらい歩いて、そろそろ食事をしようと思った。夜市はあまりない町で、食堂やカフェが多いようだ。なかなか入れる店が見つからない。どの店もさして大きくないせいか、結構混んでいる店が多い。そういう店に気楽に入れるほど、まだ台湾に慣れていない。
 大きな交差点のはずれにポツンと立つ食堂を見つけた。意を決して入ってみると、そこは肉鍋屋だった。牛と豚があることはわかったが、細かい注文に苦戦した。おばさんが一人でやっている店だが、おばさんは日本語はともかく英語も通じなかった。
 困っていると、一組だけいた先客のカップルから瀬年が声を掛けてきた。「日本の方ですか?」驚くほど流暢な日本語だった。
 その人の親切で無事注文は済み、飲み物や小皿は冷蔵庫から勝手に取って後で精算と教わり、飲み物の内容まで教わった。台湾の緑茶や麦茶は甘い。ビールが飲みたいほど暑かったが、台湾の人はあまり酒を飲まないから置いていなかった。
 甘い麦茶を飲みながら、美味しく豚鍋を食べた。一人分にしては量も多く、ご飯も美味しい。先に帰った青年に丁重に礼を述べ、私は一人牛鍋を完食した。おばさんは精算の際、一品ずつ値段を説明してくれた。
 ホテルに帰ってランドリーで洗濯しようと、先ほどのフロントの子に場所を尋ねた。なんと洗濯機は屋上みたいな場所にあった。屋根はあるし、電気も点いているが、およそ宿泊者が訪れる場所ではない。スタッフ用みたいな造りである。
 しばらくすると、その子が様子を見にやってきてくれ、説明をしてくれた。台南の人の親切に温かい気持ちになる夜であった。
(RICOH GR)
2020.05.24 Sun l 海外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 私はミノルタファンで、その写りや操作性に惹かれている。写りに関して言えば、MFカメラ時代のロッコールレンズから続くボケ味がよく色に品がある描写が好きだ。
 そんな私だからEマウント用のミノルタマウントアダプターは当然持っている。久しぶりにそれを付けてみた。
 今回持ち出したのは、ミノルタMCロッコール28mm F3.5である。もう四十年以上前のレンズで、中古で15年ほど前に買ったレンズだ。
 フィルムの一眼レフに付けて使った時は、それほど描写の良さは感じなかった。開放から割とよく写るので面白みに欠けると感じたものだった。
 私が持っているミノルタMFレンズは標準域のものが多く、実は広角はこれしか持っていない。Aマウントではよく28mm F2.8を使っていたが、このレンズは唯一の所有MF広角レンズなのに出番は少なかった。
 しかし、Eマウントアダプターを買ってからはロッコールレンズで一番使っている一本となった。開放からしゃきっとした感じが好ましい。それでいて硬くはない。そこがミノルタらしくて良いのだ。
 そんなレンズのよさを表現してみようと、サボテンを撮影してみた。
(α7Ⅱ LENS:MINOLTA MC ROKKOR 28mm F3.5 ※マウントアダプター使用)
2020.05.20 Wed l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
集集
 三日目は台中から成追線という一区間だけの線に乗り、昼頃に二水駅に到着した。ここからは集集(ジージー)線というローカル線に乗る。
 集集線は台湾南部を走る。列車は走り始めてすぐにバナナ畑の中を走り始めた。町はない。ひたすら畑と農村である。
 終点のチャーチェン駅に着く。ダムの手前にある山間の無人駅で、風が心地いい。短い折り返し時間を利用して無人駅である木造駅舎を見学する。長椅子も壁も茶色の木だ。
 折り返し、集集駅で降りた。こちらも駅舎は木造で、さして広くない駅前広場には昔の蒸気機関車が展示されている。広場にはスタンドマイクで日本の歌謡曲を流暢な日本語で唄うおじさんがいた。
 集集の駅前にも商店街がある。古い建物が覆い。いわゆる老街(ラオジエ)だ。昼時であるのだが開いている店が少なく、通りもすぐに尽きた。一軒の麺屋に入り、メニューから牛肉麺(ニュウロウミン)を選んだ。
 牛肉麺は肉が厚く、八角の匂いが漂う汁も美味しい。麺は平たい麺でこれもコシがあってよい。開け放たれた店に南国の風が吹いてくる。
 集集から帰りの列車は国立美術館のラッピングをされた黄色の車両で、車内も黄色に統一されていた。壁も床も座席もひまわり色である。明るい列車は広大なバナナ畑をのんびり走る。
(RICOH GR)
2020.05.17 Sun l 海外 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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 雨上がりの公園に犬と一緒に出掛けた。今回のレンズはキヤノンのEFマウントの超格安レンズ50mm F1.8Ⅱである。
 実はこの日、注文していたキヤノンEFマウントアダプターが到着した。K&Fコンセプトの商品で、以前買ったミノルタマウントの物より質感はいい。レンズ着脱ボタンが大きくて使いやすいと感じた。私が買ったのは、絞りリングのないタイプなので絞りは常に開放値となる。
 EFレンズはあまり持っていなくて、購入理由として手持ちのEFマウント用のM42マウントアダプターを使って、M42レンズをα7Ⅱに付けてみたかったので、絞りリングがなくても特に問題はない。
 さて、このキヤノンのレンズは実は私が初めて買った一眼レフ用レンズである。ヨドバシカメラで買った。一万円しなかったと記憶している。
 安いだけあり、鏡胴もレンズもプラスチックで安っぽいが、それでいてよく写ることでEOSユーザーには知られたレンズである。持っている人も多いのではないだろうか。
 私はこのレンズを中古で買ったEOS630(初めて買った一眼レフだ。EOSシリーズは初期モデルの方がデザインが好きなので敢えてこのモデルにした)に付けて、街スナップに何度か使ったし、旅カメラの電源が入らなくなって、下北半島への旅に急遽持っていったこともあった。
 だが、当時抱いていた印象は決してポジティブなものではなかった。明るいレンズゆえにボケはキットレンズのズームより断然良いが、どうも写りが硬いいと感じていた。使っていたフィルムはミノルタでも使っていたものだからフィルムの傾向ではない。街の建物を写すにはいいが、旅先の風景を撮るには少し味気ないように感じていたのだ。
 そんなこともあって、結局一眼レフはミノルタαに移行してしまった。デジタル時代になってEOSがポートレートカメラマンに絶大な人気を誇ったことを思うと、どうして写りを硬く感じたのかは謎である。
 デジタルだと写りが変わるのかもしれない。そう思ってもみたが、その後購入したEOS KISS DIGITAL Nには付かなかった。エラーになってしまうのだ。
 そんな訳でずっと眠っていたレンズだったのだが、こうして使ってみるとなかなかいい感じである。開放限定になってしまうので少し甘い感じはするが、それでも汎用単焦点らしく癖のない描写で気に入ってしまった。
 惜しいのは、デジタルEOSで使えないことだが、こうしてα7Ⅱで甦ることが出来たのだからよしとしよう。
(SONY α7Ⅱ LENS:Canon EF50mm F1.8Ⅱ ※マウントアダプター使用)
2020.05.12 Tue l カメラエッセイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
台中
 台湾の旅二日目は午前に台北から新竹に移動して、海線という路線に乗って内湾線というローカル線に乗った。台湾を訪れた目的のひとつが「台湾鉄路局の路線をすべて乗る」なのである。ちなみに、台湾鉄路局とは国鉄のような存在だ。
 夕方、日の暮れてきた頃、台湾の新幹線「高鐵」に乗って台中(タイジョン)にやってきた。この新幹線は日本の700系新幹線をベースにした700T系という車両を使っているので、見た目も内装も日本の新幹線によく似ている。
 ただ、違うのは駅の造りだ。台湾の新幹線駅は天井が高く構内も広く造ってある。鉄道駅というよりも空港に近い。
 台中の新幹線駅は郊外にあって、駅のまわりは空地も多い。すっかり夜になってしまい、在来線のホームに出てみると、その光景は郊外のローカル駅のものだった。在来線の駅名は台中ではなく新烏日(シンウーリー)で、在来線の台中駅は街の中心部にある。
 台中は台湾第三の都市圏なので人が多く、駅も大きかった。巨大なドームを思わせる駅舎のまわりは古い建物の残る市街地である。
 台湾は商店街文化が残っているので、日本と比べて町歩きと店巡りがリンク出来て楽しい。商業ビルが並ぶ表通りを歩いて、ふと裏通りに入ると昔ながらの路地が残されている。古さと新しさの同居というのが台湾の魅力である。
(RICOH GR)
2020.05.10 Sun l 海外 l コメント (0) トラックバック (0) l top